実物大・鉄人28号モニュメント【神戸新長田駅】

大阪からJRに乗り、神戸の中心駅である三ノ宮を過ぎてしばらくすると、突然車窓から広場の中心にポーズを決めて立つ巨大ロボットの後ろ姿が飛び込んできます。
しかもその姿は、お台場や横浜で人気となっているガンダムのような精密なものではなく、どこか懐かしいレトロなイメージのロボット。それでいて誰もが後ろ姿からでもその名を知っている超有名なロボット。それが「鉄人28号」の実物大モニュメントです。

町の中に突然現れた巨大な有名ロボット

鉄人28号がある若松公園まではJR新長田駅から線路沿いを明石方面へ徒歩3分。ちょうど鉄人の後に出てきます。

新長田の鉄人28号モニュメントは2009年に若松公園の中に建造されました。鉄全長18mの鉄人28号が実物大で再現されたオブジェは見事！
背後のマンションや足元にいる子供と比べると、その大きさは一目瞭然です。

鉄人28号の作者は横山光輝さん。神戸市須磨区出身で、新長田駅の近くで育ったそうです。「魔法使いサリー」「三国志」「バビル2世」「仮面の忍者赤影」など、昭和に数々の名作を産み出された漫画家です。震災復興と地域活性化のシンボルとして、地元出身の漫画家の作品である、鉄人28号が建造されました。

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真下から見上げる鉄人28号が凄い！

近くから見上げる鉄人は大迫力。特にポーズがビシッと決まっており、今にも動き出しそうです。建築学的なことはわかりませんが、このポーズのバランスをとるのもなかり大変なのだと思います。

鉄人28号の設定は、戦後に完成した太平洋戦争時の最終秘密兵器。ガンダムのように銃器は装備せず、分厚い装甲で敵をなぎ倒すのです。
いかにも昭和といったレトロなデザインですが、昭和時代はもちろん、令和の今でも明らかなオーバーテクノロジー。こうやって見上げる鉄人はとても凛々しく格好よく思えます。

鉄人が立つ一円は鉄人広場となっており、多くの人が真下から巨大鉄人像を見上げています。巨大足を触ったり、抱きついたりもできます。

しかし、こんな巨大なロボットが飛んだり跳ねたりしたら、えらいことになりそう・・・
ちなみに鉄人28号はモビルスーツと違い操縦者が搭乗しないので、ハッチなどは存在しません。操縦者は鉄人の近くで、コントローラーを使ってこの巨大なロボットを操縦するのです。操縦者も命がけだ・・・

真下から見上げるその大きさを改めて感じます。鉄人が背負ったロケットエンジンは下から見るとリそのアルさが伝わってきます。

鉄人の上半身を間近から眺める鉄人テラス

まるで特撮のようなワンシーン！窓越しに巨大な鉄人を眺められるのは、商業施設「東急プラザ新長田」の中にある「鉄人テラス」
2階へ登る階段の途中から、窓の向こうにいる鉄人の姿が見えてくるワクワクする演出です。

鉄人テラスには出ることができ、間近から鉄人28号の勇姿を眺めることかできます。しかも鉄人の上半身を高い場所から見ることができるので、今までとはまた違った鉄人の表情を見ることができます。
実物大で大迫力の昭和の人気ロボット、鉄人28号。駅からもすぐの場所。神戸の観光で、少し時間があれば立ち寄りたいスポットです。