女木島【アクセスと島内の見どころ】

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「女木島」は高松市の沖合4kmに浮かぶ瀬戸内海の島で、桃太郎が乗り込んだ鬼ヶ島とされています。島の山の上には鬼の住処であったとされる鬼ヶ島大洞窟があり、多くの観光客が訪れます。また、大洞窟の上部にある鷲ヶ峰展望台は360°瀬戸内海の大展望が望めます。その他にも女木島には美しい海と砂浜、独特な石垣の町並み、そして風景と一体化したアートが多くあり、のんびり散策するだけでも風光明媚な瀬戸内海の景色を楽しめます。

女木島へは瀬戸内海の美しい風景を楽しむプチ船旅

フェリーめおん

女木島へのアクセスであるフェリー乗り場はJR高松駅のすぐ近くにある瀬戸内海の島々への玄関口、高松港にあります。高松港にそびえる巨大ビル、サンポート高松の地下に広い駐車場があるので、車で訪れても駐車場には困りません。繁忙期には島に訪れる人は多く、切符を買うのに行列ができます。切符を購入するのに並んでいる限りは出港を待ってくれましたが、どこかで打ち切られる可能性はあるので乗船する船の時間よりも早めに港に到着しておきましょう。なお往復券を買っておけば、帰りはギリギリまで島に居られます。

めおん甲板

女木島、男木島に向かうのは2021年に就航した新型フェリー「めおん」。自転車やバイクはもちろん、車輌も13台搭載できます。乗船は車輌甲板に入ってから階段で客室デッキに上がります。

海上からの屋島

高松港からフェリー・めおんがゆっくりと出航します。海上から眺める高松市のシンボル、屋島。屋根のような形をしたその姿はまるでテーブルマウンテンを彷彿させます。

せとしるべ

高松を振り返ると突堤の先端には「せとしるべ」が立ちます。夜になると全体が赤く輝く美しい赤灯台で、世界初のガラス製の灯台。瀬戸内海を美しく照らすアートな灯火です。

めおん客室

フェリー「めおん」のメインの客室。旅客定員は280名で島の住人はもちろん、多くの観光客も利用します。コロナ禍中の令和時代に就航した船なので、モバイル用電源や多目的トイレはもちろん可能換気装置・除菌装置の装備、アクリル板の埋め込みなど時代をしっかり反映した設備が装備されています。また車いすの乗降も容易にできるように設計されており、島民の高齢化にも対応しているそうです。

めおん甲板デッキ

客室後部はオープンデッキとなっています。季節が良ければ島々の景色を眺めながらの瀬戸内海クルージングを楽しみたいですね。階段で2階登ればさらに展望が楽しめるデッキがあります。

めおん前方甲板

客室前方部分にもデッキがあります。潮風を受けながら瀬戸内海を進む眺望を楽しめる最前列です。

女木島

穏やかな瀬戸内海を進むと、目指す女木島が近づいてきました。緑豊かな美しい島です。

女木港

女木島の玄関口、女木港が見えてきました。

女木島フェリー

女木港の中に入るとでゆっくりとフェリーは着岸します。

おにの灯台

振り返る高松市。のどかな島のすぐ向こう岸には四国有数の大都会が広がる不思議な眺めです。

女木島の突堤には鬼の灯台があります。まるで金棒を持った巨大な鬼が鬼ヶ島の見張りをしているかのような灯台ですがその姿は愛らしく、島に帰って来た島民、訪れる観光客を優しく出迎えてくれているようです。突堤を歩いて鬼の灯台まで行くこともできます。

女木港

女木島の玄関口である女木港。高松市の対岸にありながら、島の中心にはフェリーターミナル以外の商業施設は何も無い長閑な風景。気軽に瀬戸内海の離島を満喫することができる島です。

フェリーめおん

高松から女木島へ乗船した「めおん」

まるで宮殿を思わせるデザインで、鬼の館や竜宮城を彷彿とさせる美しい船です。

女木港とめおん

乗客を下ろすとめおんはゆっくりと回頭します。高松には戻らす次の島、男木島に向います。瀬戸内海にはたくさんの島があるのでフェリーはひとつの島を行き来するだけでなく、複数の島を結ぶ航路になっています。

瀬戸内海に映える女木島のアート作品

女木島のモアイ像

港につくとまず目につくのがモアイ像。イースター島にあるモアイが何故か女木島にあります。これは高松市のクレーンメーカーが、イースター島の倒れたモアイを立ち上げる修復プロジェクトを行うに当たり、実験・研究に使用したレプリカ。本物を忠実に再現したリアルなモアイ像が瀬戸内海に佇む姿はとても絵になります。

カモメの駐車場

港の東側の防波堤には「カモメの駐車場」というアート作品があります。瀬戸内海の島々を背にしたずらりと並んだカモメのオブジェは絵になるうえに、風が吹くと一斉に向きを変える仕組みがあります。

女木島カモメの駐車場

一直線に島々に向かうように並ぶカモメは美しくまさにアート。女木島は岡山、香川の瀬戸内海の離島で3年ごとに開催される瀬戸内国際芸術祭の会場の島のひとつ。過去に展示されたアート作品のいくつかが今も島に残っています。

20世紀の回想

「20世紀の回想」と名付けられたピアノのオブジェもカモメの駐車場と同じ場所にあります。青銅製のグランドピアノに4本の帆が高々と掲げられた姿は多島美の瀬戸内海にとても映えます。芸術祭開催時期には帆布が張られて、潮風にはためいていたそうです。

女木島20世紀の回想

ピアノはよく見ると船の形をしていて、その後部の足は舵になっています。鍵盤も銅製なので旋律は奏でれませんが、ここに座ってピアノに向き合っていると、潮騒が美しくメロディを奏でているようです。そして何よりも海をバックにピアノの弾ける映えスポットなのです。

女木島散策の基地となる「おにの館」

おにの館

女木港には「おにの館」という施設があります。女木島の石垣の風景になじむように造られた建物で、鬼ヶ島大洞窟行のバスやフェリーのチケット販売、待合室があり、島内散策の基地となっています。

おにの館鬼の間

おにの舘の中にはチケット売り場のほか食堂や小さな土産店もあります。

女木島レンタサイクル

おにの館には島内散策用のレンタサイクルもあります。34台の電動アシスト自転車があり、1日1500円でレンタルができます。大人用しかありませんが、山の上の鬼ヶ島大洞窟まで行くことは可能です。歩けば40〜50分かかる道のりも自転車なら15分ほどでたどり着けます。また、100円でコインロッカーを使うことができます。

瀬戸内海の離島風情を感じる女木島の散策

女木島オーテ

女木港付近の集落には、「オーテ」という石垣が張り巡らされています。オトシと呼ばれる冬の強風から集落を守るためにつくられた女木島独特の風景。高さ3mを越える石垣の中はまるで迷路のようで、散策するだけで遠く離れた異国の島に訪れたかのような旅情を感じられます。

女木島壁画

島内を散策すると、所々にブロック塀に見事な壁画があります。瀬戸内国際芸術祭にあわせて造られたものかどうかはわかりませんが、海外からの観光客も多いイベントに何度も触れていくうちに、素朴な女木島の風景の中に少しずつ見事なアートが溶け込んでいくようです。

女木島住吉神社

島の集落の中にある「住吉神社」は海の神を祀る島の氏神。2年に1度開かれる夏の大祭は、太鼓台ごと海へ飛び込む勇猛さを競う行事で、女木島の伝統的な風物詩となっています。

女木島の風景

鬼ヶ島大洞窟に向かう道で島の集落を抜けると、そこには美しい風景が広がります。広い畑の向こうに島の暮らし。そのさらに向こうには瀬戸内海が広がり、手が届きそうな向こう岸には四国を代表する大都市・高松市の町並みが広がります。

女木円山古墳

島の中腹まで登ると「女木円山古墳」があります。副葬品として純金の耳飾りや太刀などが出土しています。こんな島の中にも古墳時代の遺跡があるのには驚きです。また近くには世界最小のメロンが自生しており、女木島原産の貴重な種だそうです。

女木島の美しい海で海水浴やキャンプを満喫

鬼ヶ島海水浴場

瀬戸内海の島の見どころといえばもちろん海岸。そこかしこにある海岸とそこから眺める多島美は瀬戸内海の離島の醍醐味です。女木島の海岸美の代表が「鬼ヶ島海水浴場」で快水浴場百選にも選ばれています。

女木島弓ヶ浜

鬼ヶ島海水浴場がある美しい砂浜は弓ヶ浜と呼ばれており、その海岸の先端には恋人岬という石積みの突堤があります。瀬戸内海はもちろん、高松のシンボルである屋島、そして映画「世界の中心で愛を叫ぶ」のロケ地となった庵治を一望できる絶景スポット。突き出した突堤はまるで瀬戸内海の中心にいるようで、カップルで訪れたなら愛を叫ばなくても囁きたくなるフォトスポットです。

女木島恋人岬

女木島の海はとても美しく、香川県内でも随一の水質を誇っています。穏やかで青く透明な海に深い緑の島々が浮かぶ瀬戸内海の景色は感動的です。夏には高松からたった20分の場所にありながらもとても気持ちよく泳ぐ魚を観察できる、穴場的な海水浴場となります。

女木島豊玉依姫神社

海岸沿いの松原の中には豊玉依姫神社があります。豊玉依姫は海神(わたつみ)の娘で龍宮に住む女神。瀬戸内海の島の中、海をすぐ目の前にした松原の中に鎮座する神社は、海とともに生きている島の人々に厚く信仰されているようです。

女木島豊玉依姫神社

鳥居の中は松林が美しい境内。砂浜がそのまま神社になったような海の神さまを祀るにはふさわしい風景です。トイレは神社の境内と海水浴場・恋人岬の付け根付近にあります。

鬼ヶ島松原キャンプ場

豊玉依姫神社に隣接する松林には「鬼ヶ島松原キャンプ場」があります。女木港から歩いて5分ほどの場所にあり、料金はたったの200円。設備はトイレと水道、そしてシャワー(海水浴用)のみですが、静かで穴場的なロケーションですが、高松市中心からわずか30分ほどでアクセスできる海を目の前にした奇跡的なキャンプ場です。

女木島鬼ヶ島松原キャンプ場シャワー

シャワー室の裏には流しがあります。最低限の施設ですが、そのロケーションや人の少なさが魅力のキャンプ場です。

鬼ヶ島松原キャンプ場

流しの後ろにはかまどがあります。かまどと言ってもU字ブロックが置いているだけでここで火を炊いてもいいだけの最低限の原始的なスペースです。

雌雄島海運(女木島フェリー)

住所: 香川県高松市サンポート8-1
電話: 087-821-7912
休み: 無休
料金: 大人370円・子供190円
   自転車340円、車3210円(全長4m台)
営業時間: 始発8:00 終発18:10
2時間に1本、1日6便 (女木島まで20分)
交通: JR高松駅より徒歩6分
駐車場: サンポート高松地下駐車場(395台・有料)

【投稿時最終訪問 2022年3月】

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