ふれあい橋【鬼怒川温泉散歩道】

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箱根や熱海と並んで「東京の奥座敷」と呼ばれる鬼怒川温泉。かつては大名や僧侶のみ利用できる温泉でしたが、今は多くの旅館が建ち並ぶ一大温泉地になっています。そんな温泉地の風情と鬼怒川の自然を同時に味わえる、アーティスティックな散策路が「ふれあい橋」です。

レトロや驚きのアートを楽しめるふれあい橋

ふれあい橋入口

鬼怒川の左岸側(東武鉄道線路側)にふれあい橋の入口があります。橋に向かう階段の入口両脇には大正ロマン風の壁画や着物を纏った女性の銅像があり、温泉情緒とレトロな雰囲気を味わえるスポットです。

鬼怒川温泉ふれあい橋

温泉街に立ち並ぶ旅館の間を縫い、鬼怒川にかかるふれあい橋に向かって階段を下りていきます。先ほどの大正ロマン風のアートには風情を感じましたが、実は今降りている階段には恐ろしい秘密があります。それは階段を降り切った後に気づくことが出来ます。

鬼怒川温泉ふれあい橋

階段を下りるとそこはふれあい橋。とても広い幅がありますが歩行者専用となっているのでゆっくりと散策ができる場所です。

鬼怒太アート

ふれあい橋の上で来た道を振り返ると、「えっ」と驚きます。降りてきた階段に巨大な鬼の姿が描かれています。ふれあい橋の最大の魅力である「鬼怒太アート」で、長さ50mほどにもなる大迫力の鬼の階段アート。地元の方々によって描かれた地域を盛り上げる鬼は、恐ろしさよりも親しみを感じます。

鬼怒川や温泉街の眺めを楽しめる散策

鬼怒川温泉

ふれあい橋から上流を眺めると、鬼怒川と巨大な旅館が川岸に建ち並ぶ風景を一望することができます。この旅館の多さが鬼怒川温泉らしい特徴で、残念ながら廃業し廃墟のようになってしまった旅館も多くあるのも鬼怒川温泉の現実です。

竹之沢発電所

ふれあい橋から上流の鬼怒川は、巨大な岩が転がる中を激しく流れる荒々しい雰囲気。川岸には竹之沢発電所があり、岩肌にぽっかりと空いた放水路のトンネルから水が勢いよく流れ出しています。

朝の鬼怒川温泉

鬼怒川の遥か上流に聳える高い山々。その稜線を雲海が越えてこぼれ落ちる滝雲が朝日に照らされてとても美しい温泉街の背景になっています。

鬼怒川

ふれあい橋から下流を眺めると、川幅は狭まり深く削られた谷のようになって鬼怒川が流れていきます。上流の荒々しさとは対照的な落ち着いた雰囲気です。

鬼怒川温泉の風情を感じられる心地よい散歩道

鬼怒川温泉ふれあい橋

付近にはたくさんの温泉旅館が軒を連ねます。近くの旅館から浴衣姿で訪れる宿泊客も多く見られます。風呂上がりの夕方や朝の散策など、浴衣で出かけるととても温泉の風情を感じられます。

鬼怒川温泉ふれあい橋

広い橋には足元に日本地図が描かれていたり欄干も大正レトロ調にイメージされているなど、歩いていると心躍ります。時々イベントも橋の上で開かれる楽しみがたっぷり詰まった場所です。

ふれあい橋

ふれあい橋を渡り終わり、振り返って眺めるその全景。鬼怒川にかかる長くて広い橋。深い山々と重なるように建ち並ぶ温泉旅館の巨躯、そして鬼の階段壁画に囲まれた場所は、鬼怒川温泉の雰囲気を色濃く感じられる散歩道でした。

■ふれあい橋に隣接する温泉旅館

ふれあい橋

場所: 栃木県日光市鬼怒川温泉滝476-4
電話: 0288-76-4111
営業時間: 24時間
休業日: なし
交通: 東武鉄道鬼怒川温泉駅より徒歩約10分
料金: 無料
駐車場: なし

【投稿時最終訪問 2019年7月】

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