桜の須磨浦公園と鉢伏山登山

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神戸市の桜の名所である「須磨浦公園」は海沿いの公園での桜が美しいですが、須磨浦遊園がある鉢伏山頂上付近の桜も見事。ロープウェイでの頂上まで登れますが、歩いていて登ると見事な桜や見下ろす美しい須磨浦を眺めらる花見登山が楽しめます。

登山前に楽しむ須磨浦公園の桜

桜の須磨浦公園

山陽電鉄「須磨浦公園駅」は桜が美しい駅。 駅を中心にして東西に3200本もの美しい桜が咲き誇ります。東側は公園となっており、レジャーシートを敷いてのお花見が楽しめる場所。西側は遊歩道になっており、歩きながらの花見や夜のライトアップイベントが催されます。駅の真上に聳えるのが標高248mの鉢伏山で、海から一気に立ち上がる山です。駅舎の上からロープウェイで頂上を目指すことができます。

須磨浦公園の桜

須磨浦公園西側の山陽電鉄の線路にかかる敦盛橋を渡ると、美しい桜のプロムナードが続きます。この先に鉢伏山への 登山道の入口があります。

須磨浦公園海を見下ろすベンチ

坂の上に広場があり、そこには桜の下で須磨浦を見下ろす心地良いベンチがあります。桜と海、足元を走る電車と沖合いにをいく船、そして神戸空港に着陸する飛行機。それはとても美しい春の風景を座りながらにして堪能できる、超絶景のベンチなのです。

敦盛桜

車道沿いに進むと登山道入口がありますが、少し西側に入る歩道をすすみ、桜を堪能しましょう。この先は敦盛桜と名付けられ、夜には美しく幻想的にライトアップされるエリアです。昼間もとても美しいので、登山前に是非歩きたい場所です。

須磨浦公園花見

歩道奥にも桜の下のベンチがあります。先ほどのベンチより海の眺めは狭まりますが、その分桜が近くなっています。桜重視の方はこちらのベンチがオススメです。

桜の須磨浦公園

再び車道に戻り、登山道入口を目指して坂を登って行きます。この道沿いも桜が綺麗で、特に立派な松林とのコラボが絵になります。

須磨浦公園の桜

もうすぐ登山道。山を見上げると、新緑と桜が青空に映えてとても美しく見えます。潮風が運ぶ春の香りはとても心地よく、思いっきり深呼吸したくなります。

春の須磨浦公園

小さな茶屋の前から鉢伏山への登山道に入ります。須磨浦公園は 全長56kmにも及ぶ六甲山全山縦走路のスタート地点。その最初のピークである鉢伏山は、頂上に須磨浦遊園があるため、道はとても整備されていて、幼稚園児が遠足で登るくらいの安全な道です。

須磨浦を眺めながら登る絶景の鉢伏山

見下ろす須磨浦

登山道の途中には桜はありませんが、途中、桜に彩られた須磨浦を見下ろせます。海を見下ろしながら標高を上げていく登山はとても気持ちが良いのです。

鉢伏山花見

ロープウェイの頂上駅に着き、日本一乗り心地が悪い乗り物と称されるカーレーターと平行する階段を登れば、鉢伏山頂です。頂上には桜の広場があり、 数は少ないですがベンチとテーブルも設置されているので、ここでお花見を楽しめます。 須磨浦公園の桜が終わっても、標高が高いので、もうしばらく桜を楽しむことができます。

また、頂上には昭和の香りが漂う「展望閣」があり、その屋上からは360度の絶景を楽しめます。明石海峡大橋はもちろん、天気が良いと遠く関西国際空港まで望めます。展望の無い山頂に代わる一番の眺望なので、是非立ち寄りましょう。

鉢伏山の須磨浦遊園は桜を楽しむ絶景の園地

旗振山頂上からの展望

鉢伏山から稜線が標高253mの旗振山へ続いています。かつては大阪の米相場を大きな旗を降って西国へと伝達していた山で、その眺めは秀逸です。旗振山から六甲山系の主稜線となり、本格的な六甲山縦走が始まります。

旗振山からの鉢伏山

旗振山から西側に下ると、再び須磨浦遊園の施設になります。噴水広場やサイクルモノレールや遊具など、小さな子供連れで遊ぶにはもってこいの場所です。桜が少し早ければ、この付近に広がる梅林の花がまだ残っています。

鉢伏山からはリフトでこちらまで渡ることができます。 写真に写る鉢伏山頂上の展望閣は、現在も稼働する回転展望台。 ジュークボックスやスペースインベーダーなど昭和の香りをプンプン漂わせるアイテムも置かれているので、大人には懐かしく、子供には新鮮な場所です。

来た道を戻らず、このまま西側へ下るとJR塩屋駅へ下山することができます。本来は塩屋駅に下るルートが正式な六甲山全山縦走路です。塩屋はかつて多くの外国人が住んだ町で、今も多くの洋館が点在し、昭和の裏路地が残るノスタルジックな町。電車に乗る前にふらりと散策するのも楽しい場所です。

鉢伏山・旗振山登山コースタイム


須磨浦遊園→鉢伏山 35分
鉢伏山→旗振山 10分
旗振山→塩屋駅 40分

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