白樺湖展望台【白樺湖・蓼科・八ヶ岳を一望】
蓼科高原から美ヶ原までを走り抜けるビーナスライン。ビーナスラインの途中にあり、一大リゾート地となっているのが「白樺湖」だ。人造湖ながら、霧ケ峰や蓼科山をバックに広がる湖の風景は、大自然を楽しませてくれる。そんな白樺湖を、気軽に見下ろすスポットがビーナスラインの途中にある。
白樺湖と蓼科山を一望するビーナスラインの絶景スポット
白樺湖からビーナスラインで霧ケ峰(車山)方面に向かって登っていく。草原に向かって、ぐんぐん標高を上げていくドライブルートはとにかく心地よい。もうすぐ一面の草原風景のなかに飛び込むはずだ。そんな魅惑的なカーブの手前に広いパーキングがある。
パーキングから見下ろす白樺湖。日本百名山のひとつ「蓼科山」に抱きかかえられるように広がる白樺湖。標高2530mの蓼科山と標高1416mの白樺湖が織りなす高原風景は絶景そのもの。高原の風をダイレクトに感じるこの高台から見下ろすこの風景は、感動だ。「諏訪富士」と称される蓼科山の麓には深い森がどこまでも広がり、その森に穴をあけるように水を湛える白樺湖。そんな風景を流れるように飛ぶ雲と同じ高さから見下ろせる。
白樺湖をズーム。建ち並ぶホテル。湖の中に浮かぶ白樺の島。そして湖畔に神秘的に佇む鳥居。湖畔に居たらわからない、白樺湖の魅惑的な風景がここから一望できる。
八ヶ岳や南アルプスの風景も一望!
白樺湖から少し視線を南にやると、今度は見事な山並みが。どこまでも広がる裾野を持つのは八ヶ岳。そしてその裾野の向こうに鎮座する山塊は南アルプス。日本の見事な山岳風景をこのパーキングから展望できる。この日は少し雲がかかっているが、雲が無ければ写真左には南八ヶ岳の荒々しくも美しい山の風貌がはっきりと一望できるはずだ。そして足元の谷間には国道152号線(大門街道)が走る。茅野から白樺湖に向かう車は、この谷間を駆け上ってくる。
パーキングの全貌。かなり広く、相当な台数の車を停めることができる。駐車場というにはあまりにも贅沢な、絶景の展望台。目の前には白樺湖と蓼科山、そして八ヶ岳、南アルプスと続く大パノラマが遮る物なく楽しめる。そして背後には霧ケ峰の草原が広がっている。
「白樺湖展望台」と名乗れそうだが、実はこの展望台には名前がない。このパーキングが「名もなき展望台」である事が不思議なくらいで、ガイドブックに載ったならここにわざわざ向かう人も多いはずだ。当然このパーキングにはトイレはおろか、売店すらない。展望が良い事を知らせる看板もない。それでも車窓から飛び込んでくるこの絶景に引き寄せられ、ドライブの途中から急きょ飛び込んでくる車は後を絶たない。白樺湖から霧ケ峰へ向かうビーナスラインこそ、高原ドライブの真骨頂の区間。その風景を求めてアクセルを踏み出してすぐの所だが、ここだけは霧ケ峰に入る前に立ち寄っておきたい。
白樺湖・霧ヶ峰の観光・宿泊情報
冬はスキーで賑わう霧ヶ峰・白樺湖ですが、夏場の滞在客は少なく、リーズナブルな宿が多いため、宿泊にはもってこいのエリアです。ペンションやオーベルジュが多い車山エリア、温泉ホテルが中心の白樺湖と、宿のタイプも豊富にあります。夏でも涼しい高原で、リゾート気分満点ののんびりとした滞在が楽しむことができます。