多摩湖自転車道でお花見サイクリング

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桜が咲出せば、どこにお花見に行こうかとワクワクしますね。色んな桜を見て回りたいというときに便利なのは自転車。自転車で桜を見ながら心地よいサイクリングが楽しめる都内のサイクリングロードが「多摩湖自転車道」です。

多摩湖自転車道とは

西東京市から多摩湖まで一直線に走り抜け、多摩湖を周回する全長21.9kmの歩行者・自転車専用道路。高低差も抑えられており、途中にベンチや公園も点在する整備されたサイクリングロードです。桜はもちろん新緑も楽しめる春のオススメサイクリングコースです。

多摩湖サイクリングロード

多摩湖自転車道は西東京市を起点に多摩湖まで続く10.7キロメートルを快走します。河川敷の自転車道は都内にもありますが、市街地を長距離に渡って進むサイクリングロードはかなりレアです。

桜の中を走り抜けるお花見サイクリング

多摩湖サイクリングロード

一直線に進む自転車道。23区を離れているとはいえ、都内の市街地とは思えない長閑で閑静な風景が続きます。自転車はもちろん、散策やウォーキング、ランニングを楽しむ人もとても多く、都民の憩いの道になっています。
多摩湖自転車道はサイクリングロードとはいえ歩行者優先です。市街地を抜けるため何度も道路の横断があります。大通りの横断はほとんどありませんが、道路手前には柵が設置されており、スピードを落とさないと抜けられません。ロードバイクなどでスピードを出して走れる道では決してありません。

多摩湖サイクリングロード

途中、小学校の横をサイクリングロードが通り抜けます。学校の付近には桜がいっぱいで、特に見ごたえのある場所です。

多摩湖サイクリングロード

サイクリングロード脇には民家もあり、遊具広場も時々あります。地元の人はもちろん、散策にも利用される地域の道でもあります。小さな子供も自転車に乗って親子でサイクリングを楽しめる場所です。

多摩湖サイクリングロード

多摩湖までの間、何ヵ所も桜並木があり、その区間は特に多くの歩行者で賑わいます。サイクリングロードですが歩行者優先になっています。桜を愛でながらゆっくりと進み、時には立ち止まって素敵な風景を楽しみたいですね。

多摩湖サイクリングロード

サイクリングロードの方々にベンチや東屋が設けられています。休憩がてら、プチ花見も楽しめます。コンビニなどで買ったものを桜を見ながら食べると特に美味しく感じますね。ゴミ箱はサイクリングロードにはありませんので、持ち帰りをお願いします。

たけのこ公園

サイクリングロードの途中途中には公園も多くあります。公園によっては桜が美しい所もありますので、お花見をするのもいいですね。特にここ「たけのこ公園」は広場に桜もいっぱい咲いているので、立ち寄るには気持ちがいい所です。

のどかな風景や歴史・カフェも楽しめます

多摩湖サイクリングロード

サイクリングロード沿いには時々大きな畑が広がります。畑で収穫したものを農家さんが道沿いで販売する直売所もいくつかあります。東京も都心を少し離れると、緑あふれる住みやすい場所なのだと改めて思います。土地値段の高さはさておきですが・・・

多摩湖サイクリングロード

東京の町中とは思えない、水路が美しい水を流しています。自転車道沿いにはいくつかのカフェなどのおしゃれなお店や昔ながらのお店も点在します。自転車でふらりと立ち寄ってみるのも面白いですよ。

小平ふるさと村

途中、「小平ふるさと村」があります。古い民間や昔の遊び、食べ物など、江戸時代から近代までの小平の風景を、古民家移築や再現などで甦らせた場所です。日本の原風景を思わせる場所で入場料は無料。是非とも立ち寄りたいですね。
詳細は後日紹介します。

旅情あふれる線路沿いのサイクリング

小平駅

サイクリングロードは一旦小平駅で途切れます。道なりに駅前を通過し、直進すると駐輪場の奥から再びサイクリングロードが続いています。この付近から西武鉄道に沿って、多摩湖まで自転車道は続きます。

多摩湖サイクリングロード

途中、踏切を通過します。桜並木の奥に見える電車の姿は旅情を駆り立ててくれます。

多摩湖サイクリングロード

走行した日は桜の散り始めでしたが、それでも様々な種類の桜や花が、美しい春の風景をこぞって演出してくれています。桜吹雪も美しく、散り始めでも美しい春の風景が楽しめます。

多摩湖サイクリングロード

荻山駅を通過すると、西武多摩湖線にぴったりと沿って、電車と並走する箇所が多くなります。自転車道にも入口を開いている西武鉄道の駅もいくつもあります。もしもの時のエスケープも安心です。

多摩湖サイクリングロード

八坂駅を越え、西武国分寺線の踏切を通過すると、美しい風景が。この場所は長い多摩湖自転車道でも1,2を争う美しさ。線路脇の土手に植えられて続く桜。土手を覆いつくす新緑と一面の紫色の花が春の訪れを感じさせてくれます。

多摩湖サイクリングロード

線路を見上げるとその美しさは格別。青空、桜色、新緑に紫。今まで色を失っていた冬から一斉に景色が鮮やかに彩られ、春の美しさと旅情を感じさせてくれます。

多摩湖サイクリングロード

「東村山中央公園」を線路の向こうに臨みながら自転車で進みます。この付近の緑の深さと解放感はかなりのもの。公園の桜の色もきれいで快適な区間のひとつです。

空堀川

空堀川を横切って自転車道は続きます。ここには浄水場があり、自転車道沿いはもちろん浄水場の敷地にも桜が多いので見ごたえがある場所です。空堀川の水もきれいで、まだ東京都内にいるとはにわかに信じられません。

多摩湖サイクリングロード

武蔵大和駅に近づくと、桜は花がかなり残っていて満開状態。桜を背に走る電車が絵になる場所で、線路の向こうには撮り鉄と思われる方も何人かいらっしゃいました。

多摩湖サイクリングロード

鉄道好きでなくても、満開の桜のなかを通りすぎる電車の風景は素敵に感じます。この踏切の近くにはベンチがあり、地元の方がのんびりとくつろいでいました。春らしい気持ちのよい風景です。

多摩湖サイクリングロード

多摩湖にかなり近づきました。「もう少しだよ」そう言わんばかりに舞い散る桜吹雪の中を自転車で走り抜けるのは爽快。春の素敵な時間を体いっぱい感じます。まるでこの自転車旅のフィナーレのようです。

桜に包まれた多摩湖に到着

狭山公園

武蔵大和駅を越えると「狭山公園」に到着します。多摩湖の堰堤の下に広がる緑豊かな公園で、お花見名所でもあります。時間があれば立ち寄ってみるのもいいかもしれませんね。

多摩湖サイクリングロード

狭山公園の入口からは今までと違い上り坂になります。それでも自転車道はしっかりと続きます。道路沿いの桜に励まされながら、多摩湖目指して少しだけ登ります。

多摩湖

ついに多摩湖に到着!村山貯水池という正式名称の通り、貯水施設が湖面に浮かびとてもきれい。付近には山がなく平坦な丘陵に突如として現れる湖の風景はとても美しく、付近には西武ドームや西武遊園地などのレジャー施設もあります。ここまでの自転車道は、鉄道の廃線跡を利用して作られたそうです。こういう廃線跡地の活用ができると素晴らしいですね。
多摩湖を周回するようにまだ多摩湖自転車道は続きます。緩やかなアップダウンで緑のなかを駆け抜ける快適なサイクリングが楽しめます。一周11.2キロメートル。ここまで自転車で来たならば、是非多摩湖も一周したいですね。

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