松山レインボーハイランドでバーベキュー

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松山市の郊外にある松山市野外活動センター。「レインボーハイランド」という名で親しまれており、キャンプやスポーツ、バーベキューとアウトドアが手軽に楽しめる。今回はレインボーハイランドでバーベキューを楽しみに幼児連れで訪れた。

まずはキャンプオフィスでバーベキューの受付

レインボーハイランドキャンプオフィス
レインボーハイランドキャンプオフィス

駐車場に車を停め、まずは徒歩でキャンプオフィスに向かう。芝生広場の縁にあるログコテージがキャンプオフィス。ここでバーベキューの申し込みをする。料金は施設使用料金1グループ400円と格安。さすが市の施設。持ってくるのは食材とライターと炭(販売あり)のみ。道具は全てそろっている。キャンプオフィスには自販機(ジュース)もあり。シャワー棟も併設していて、キャンプをする際にはとても便利。バーベキューサイトの数は合計30か所。バーベキュー日和の日は全て埋まる事もあるので事前予約をしておく方が安心。キャンプオフィスでバーベキューの網と掃除用の鉄ブラシが渡される。使用後は水洗いせず、ブラシで清掃してから返却する。オフィスの横にリアカーがある。荷物の運搬用に借りていきたい。後で紹介するが、芝生広場の入口まで車を寄せて荷物を下ろすことができる。なお、バーベキューサイトはレインボーハイランドには2か所ある。「バーベキューハウス」10サイト、「バーベキュー広場」20サイトだ。「ハウス」はキャンプオフィス前の広場にある。「広場」はキャンプオフィスより山側に150mほど先になる。「ハウス」は造りは同じだが「広場」のものより施設が新しく広々としており、移動距離も少ないので人気だ。この日はハウスが満席だったので、広場に向かう。

レインボーハイランドトイレ
レインボーハイランドバーベキュー広場

キャンプオフィスより道を登っていくと、そこは気持ち良い常設テント場。ウッディなトイレの前の道の分岐を右に行くと、そこが「バーベキュー広場」だ。バーベキューをする時のトイレもこのトイレを使用する。広くて清潔だが、トイレは和式。広場からも50mほど離れている。

広くて遊具広場も隣接した子供に人気のバーベキュー広場

レインボーハイランドバーベキュー広場

バーベキュー広場。4棟の東屋が広場を取り囲むように作られており、20か所のコンロスペースがある。広場の真ん中には灰捨て用のドラム缶。広場の脇の小屋の前に火ばさみ、バケツ、シャベルが置かれている。バーベキューが終わった後の灰は各自でドラム缶の中に始末する。まだ火がついている状態でも余った炭を捨てられるので、後片付けはとても楽。ただし、炭以外のゴミは全て持ち帰り。昼の部の利用時間は10~15時迄だ。ちなみに、バーベキューハウスの隣接する広場では、多くの人が遊んでいるが、この広場はバーベキューをする人専用。後述するが、大型遊具がこの広場に隣接しているので、ここで遊ぶ子供は少ない。静かにバーベキューを楽しみたいのなら、「ハウス」よりも「広場」を選択したい。

レインボーハイランドバーベキュー広場

バーベキュースペースの様子。コンロを取り囲むように4つの長ベンチが設置されており、10人くらい迄は利用できる。荷物置きのテーブルが東屋の屋根の外に2スペースで1つずつ配されている。屋根には蛍光灯があり、小さな電灯も何か所かある。ただ、暗い時にバーベキューをするのなら、各自で照明を用意した方がよさそうだ。

レインボーハイランドバーベキュー広場
レインボーハイランドバーベキュー広場

コンロはよくあるドラム缶を利用したもの。底に網が置かれており、その上に炭が乗せられるので使い勝手はよい。また、広場内には2か所の調理場兼手洗い場がある。あらかじめ下準備をして食材を持ち込む事がほとんどだが、現地で野菜を切る時などはこの場所が使える。この炊事場に関してはバーベキューハウスよりバーベキュー広場の方が使い勝手が良い。なお、石鹸等の備え付けは洗い場もトイレにもないので、気になる方はハンドソープなどの持参を。

レインボーハイランドバーベキュー

炭をおこしたら借りてきた網を乗せてさっそくバーベキュー開始。秋風吹く自然の中でいただくバーベキューは何とも格別。しかも借り物のコンロなので、メンテナンスの手間が無いのが良い。ビギナーのために、簡単な炭のおこし方の説明が、柱に掲示されている。

美味しいお肉そっちのけ?子供に大人気の充実遊具の数々!

レインボーハイランドバーベキュー広場

バーベキュー広場の隅には大型遊具が設置されている。子どもたちは食べるよりもこちらで遊ぶ方が夢中だ。崖上の道路に向かってアスレチックのように斜面やネットを登っていく遊具。遊具を登って道路に出れば、少し登ったところから長い距離を滑れるローラースライダー。子どもたちは勝手にこの2つの遊具を使って遊んでくれるので、大人だけでお酒片手に談笑という事も可能。

レインボーハイランドローラースライダー

大型遊具を登った上から見下ろすバーベキュー広場。とても自然豊かな場所で、どことなく里山を思わせる環境だ。左側からはローラースライダーが広場へと滑り落ちている。写真左上の色鮮やかな建物は常設テント。

レインボーハイランドローラースライダー

ローラースライダーは距離が長く、所々傾斜もきつくなっていてスリルも楽しめる。子供専用のサイズではないので、大人でも楽しく滑る事ができる。かなりの滑りごたえで、途切れることなく子供が次々にここを滑走していく。

レインボーハイランドアスレチック広場
レインボーハイランドアスレチック広場

ローラースライダーの乗り場からもう少し道を登ると、アスレチック広場がある。おおよそ10種類の遊具が広場にあり、ここも子供には人気の場所だ。

レインボーハイランドからの瀬戸内海

アスレチック広場はレインボーハイランドでも最も高い場所にあり、展望が秀逸。展望台のような遊具もあり、そこからの眺めははびっくりするくらいに美しい。レインボーハイランドを一望でき、その下に広がる瀬戸内海の広がりも楽しめる。

レインボーハイランドからの瀬戸内海

さらに遠くを望めば、松山市内と瀬戸内海に浮かぶ島々迄展望できる。山と海と島。そしてそこに広がる町並み。自分たちの住んでいる場所は、とても自然の恵みに満たされた美しい場所だなぁと実感できる。

移動距離少なく、のんびり肉を焼けるバーベキューハウス

レインボーハイランドバーベキューハウス

今回は利用しなかったが、「バーベキューハウス」も下見してみる。こちらは5棟の東屋があり、東屋1つあたりに2つのバーベキューコンロ。10サイト利用できる。地面はコンクリートで置いているベンチも背もたれがあり、施設的には「バーベキュー広場」よりも充実している。スペースも広めにとられているので、こちらの方が施設的には使い勝手はよい。「広場」と同様に灰を捨てるドラム缶もあり、各スペースにバケツ、シャベル、火ばさみも用意されている。芝生広場に面しているので、ここでも子供たちは自由に遊ぶことができる。ただ、この芝生広場では多くの人が遊ぶので、やや騒々しい。ボールが飛び込んでくるということも気をつけないといけない。そういう面では、ここよりも先ほどの「広場」の方が静かでゆったりとはしている。

レインボーハイランド芝生広場

バーベキューハウスがある広い芝生広場でお弁当を広げたり、ボールを使った遊びもできる。こちらでも大人がバーベキューしながら、子供は勝手に遊ぶ事も可能だ。トイレも芝生広場の中にあるので、「広場」のトイレに比べるとかなり近く使いやすい。

レインボーハイランドバーベキューハウス

バーベキューハウスの反対側には、ベンチが備えられた東屋がある。ここでは当然バーベキューはできないが、お弁当を広げてのピクニックも楽しむ事ができる。

レインボーハイランドレンタサイクル

芝生広場には周回する道路が設けられている。ここで1時間100円のレンタル自転車で走行できる(レンタルは幼児専用)一方通行ではあるが、幼児が自転車を楽しんだり、練習したりできる場所。自転車もきれいな物ばかりで、娘も楽しく遊んでいた。

キャンプやコテージで気軽にアウトドアを楽しめる

レインボーハイランドバーベキューハウス常設テント

芝生広場の上部には、常設テントサイトが広がっている。レインボーハイランドにはフリーサイトとオートキャンプ場、パイオニアキャンプ場(ボーイスカウトなどの団体用)がある。このエリアにあるのは常設テントのみになるが、このテントがなかなか良い。しっかりとしたウッドデッキの上に、太い鉄パイプでテントの骨組みが組まれている。その骨組みに分厚いナイロン生地のテントを張るわけだが、中にはつりさげられたメッシュのインナーの本体が入っている。市営のキャンプ施設の常設テントといえば、隙間だらけのナイロンや帆布の1枚布と言うのが僕の中の定番。しかし、このテントはその中にメッシュのインナーテントがあるのでほとんど普通のテントと変わらない。それに入口部分のナイロンのアウターは庇のようにセットできるので、通気や温度調整も容易。なにより10人が泊まれる大きさで、1泊3000円という料金も嬉しい。付近には芝生広場やアスレチックなどの遊び場も多いので、機会があれば宿泊してみたい。

レインボーハイランドバーベキューハウスロッジ

芝生広場の周回道路にはロッジAが立ち並ぶ。10畳の和室にベッド、テラス、冷蔵庫・風呂・トイレ・テレビが完備されている。定員は10名で5棟あり。料金は1棟12300円。こちらでもいろいろな遊びをすぐ目の前で楽しみながら滞在できるので、家族連れでの宿泊にもってこい。少し離れた所には6畳和室2室と8畳のリビングがあるロッジBが5棟ある。こちらも定員10名で、1棟12300円。設備は同じだ。

レインボーハイランド駐車場
レインボーハイランド駐車場

最後に駐車場の案内。レインボーハイランドに入り少し道を進むと、道脇に車を駐車できるスペースがずっと続く。その先に管理棟があり、管理棟を1周するように左回りの一方通行道路になる。この一方通行道路の中ほどに、道路脇に車を停める駐車スペースが続き、ここが広場の最寄の駐車場となる。この駐車スペースはすぐにいっぱいになるので、満車時は管理棟手前のスペースに車を停める事になる。駐車場の先で一方通行道路が突き当たり、左右の分岐路になる。左に進めば一方通行の道の続きで、管理棟を一周し元の場所に戻れる。右に進むと、芝生広場の入口に着く。ここには4台の身障者用スペースと3台の荷物おろし用の駐車スペースがある。ここで荷物を下ろして借りたリアカーでバーベキューサイトに荷物を運ぶのが一番楽だ。バーベキュー料金400円、自転車レンタル100円。合計500円。たったそれだけの料金で1日中フルに遊び、美味しいバーベキューを楽しめた。リーズナブルに濃密なアウトドアが楽しめる場所。さすがは市営の施設だ。少し市街地から離れた山の上にあるが、アクセスも車があればさほど悪くない。また子供を連れて遊びに来たい。そう思える楽しい場所だった。

松山市野外活動センターレインボーハイランド

場所: 愛媛県松山市菅沢町乙280
電話: 089-977-2400
営業時間: 施設・季節により相違 (予約受付は8:30~19:00)
休業日: 月曜日(7・8月は無休、月曜日が祝日の時はその翌日)
    12月26日~1月4日
交通: 松山自動車道 松山ICより車で50分
料金: 入園無料 (バーベキューは1区画400円)
駐車場: 250台(無料)

【投稿時最終訪問 2013年10月】

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