長沢の滝 【ハート穴から流れ落ちる神秘的な滝】

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日本三大カルストの一つ、愛媛と高知にまたがる「四国カルスト」。標高1000mを超える山上に草原が広がるとても気持ちのいい風景だ。

四国の中心にありながら、ゴールデンウィークや夏休みには多くの人が訪れる。そんな賑わう風景の麓に、美しい「長沢の滝」がひっそりとたたずんでいる。近年、恋愛成就のパワースポットとして密かに人気が出てきている。

橋の上で正面から観瀑できる深い緑の中の滝

長沢の滝

「長沢の滝」は高さ約34mほどの滝だが、非常に珍しい滝で高知県の天然記念物にも指定されている。

滝は道路からすぐの所にある。滝の前に橋が架かっていて、とても味わいがある風景。

長沢の滝

見た目は美しい緑に囲まれた普通の滝だ。「長沢の滝」という看板は出ているが、近隣観光スポットではあまりメジャーではない。そのため、訪れる人もとても少なく、静かな場所だ。

滝の落ちる轟音が一面に響いているが、谷間に響く水の音がまた静けさを誘う。

長沢の滝

先ほどの橋の所までやってきた。橋に立てば、間近に滝の姿を感じることができる。滝から登る水しぶきとマイナスイオンが心地よい冷気となり、橋の上に立つだけで、最高の癒しを感じる。

岸壁に開いた穴から流れ落ちる珍しい長沢の滝

長沢の滝

さて、この滝は何が珍しいかというと・・・

よく観察してみると、滝の落ち口が岩に開いた穴になっている。下から見ると、どうみても穴から水が出ている。穴はどこに通じているのか?洞窟になっているのか?はたまた、岩が削られたのだろうか?

滝の下から見上げているだけでは、一体どうなっているのか想像がつかない。この穴を見ていると、冒険心をどうしても煽られる。滝の上の方に続く遊歩道があったので、この滝の上部に出られるかと思って登ってみた。が、どうも滝の上部とは違う方向に道は続いているみたいだ。途中、道から外れてあの滝の落ち口まで行けないかと考えたが、今回はやめておくことにした。次に訪れた時には、ちゃんと準備して探検してみたい。

長沢の滝

穴から流れ落ちる水と周辺の深い緑が放つ香りは、体の隅々まで浸透して自然の豊かさを伝えてくれる。本当に気持のよい場所だ。

滝の流れ落ちる右側の穴は、いびつながらもハートの形になっていることこら、近年は恋愛成就のパワースポットとして訪れる人も増えている。

人気観光スポットの四国カルストから少し下っただけの場所に、こんな隠された美しい場所。付近は広葉樹林で、新緑、紅葉がとても美しい場所。訪れた10月は、まだ楓やモミジは色づいていなかったが、もう1か月もすればここは別世界になるんだろう。

ここへのアプローチの説明です。四国カルストから下山時に立寄ったので、それにあわせて説明します。

まず天狗荘(四国カルスト東)から国道439号線に向けて「東津野城川林道」を下ります。林道とはいえ、全線2車線の快適道です。

途中、長沢の滝への看板がある道へ入ります。(左折)

幅が細く、石や木の枝がちょっと多く転がっている道です。ずっと下っていくと広い駐車場がありますがそのまま通過。細いヘアピンカーブを進むと多少道が広がります。少し進むと東屋があります。そこが滝への降り口です。路肩に数台車がとめられます。

ここから先は人が生活している道で、多少幅も広くなります。直接ここの滝へ行く方は439号線から、看板を頼りに入ってきたほうが道は楽です。

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長沢の滝

場所: 高知県東津野村
入場料: 無料
付帯設備: 東屋
駐車場: 路肩に数台
アプローチ: 国道197号線より国道439号線を北上、途中案内看板を頼りに脇道へ
近隣観光地: 四万十川源流点・四国カルスト

【投稿時最終訪問日時 2007年10月】

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