紅葉の武蔵関公園【練馬区の紅葉と桜の名所】
東京は大都市のイメージがありますが、街の中に多くの公園があり、その公園の緑の深さはかなりのもの。休日には多くの人で賑わい、憩いの場所となっています。武蔵野台地の湧水によってできた富士見池とその付近の森によって形作られているのが練馬区の「武蔵関公園」駅からも近く、深い森と広い池を有する公園は、秋は紅葉をはじめ、春は花見の名所として四季折々の美しい風景を街中で楽しませてくれます。
町の中に突然現れる緑豊かな美しい池
住宅街の中、突然現れる深い森。練馬区は区内で最も緑の多い場所で、このような大規模な公園がいくつも点在しています。
公園の森の中の散歩道の他に、池にせり出すように作られた歩道があります。森の紅葉を映した水際の散策はとても気持ちがよいです。
紅葉に囲まれた池には多くの鳥たちがやって来ます。公園付近には住宅地や交通量の多い道路、電車の線路もあるにも関わらず、鳥たちが都会の中で住み着けるオアシスになっています。
東京の街の中にあると思えないほど、濃厚な森に包まれた静かな富士見池。街中ではほとんど聞こえなかった野鳥のさえずりをBGMに、清々しい森の香りを堪能できます。
水鳥も慣れているのか、公園を散歩する人に距離を取りながらも、興味深そうに後をついてきます。
水際を周遊する遊歩道は途中、飛び石のように水の中に浮いています。面白い場所ですが、バリアフリーではありません。ベビーカーなどでの散策は、森の中の遊歩道がオススメです。
森の香りを楽しみながら水辺の散策を楽しんでいると、途中、瓢箪形のようになった富士見池のくびれの部分を橋があります。ここを渡り、池の西側に出ます。
遊具ひろばやボート遊びを手軽に楽しめる武蔵関公園
橋を渡ると、遊具が設置された広場もあります。子供連れの家族が多く、ここで遊んでいました。
富士見池ではボート遊びを楽しむことができます。静かで森に囲まれた池の中を水上でのんびりくつろぐのは最高の心地です。ボートの料金も安く、30分たったの200円。未就学児か75歳以上が同乗すれば、なんと無料。中学生以下、65歳以上同乗で半額の100円。キガルニ子供とボートに乗せて遊ぶにはもってこいの場所で、まさに穴場。(12~2月は休業)
秋の紅葉は勿論、春の桜も美しい武蔵関公園の自然
富士見池の北側は線路に面しており、走り行く電車がよく見えます。ボートに乗りながら、行き交う電車を眺めることもできます。
富士見池の北側にまわると、森が開け、開放的な風景になります。色づいていく森と秋空がとても美しい風景です。
木漏れ日が頭上の木々の紅葉を鮮やかに照らし出します。都会の中の紅葉の名所と言えるくらい、武蔵関公園の秋は美しい紅葉に彩られます。
隅田川の支流・神石井川が流れ出す町中の公園
富士見池には水門があり、ここから神石井川が流れ出しています。富士見池は神石井川の水門の役目も果たしているのです。
神石井川はこの先石神井公園の三宝寺池、豊島園池などの水を合わせながら、東京の街中を流れ、隅田川に合流します。この付近は街中にも関わらず、水草が生え、川底も見える比較的きれいな流れ。川沿いを行けば西武鉄道武蔵関駅に出るので、散策して帰るのも良いでしょう。
武蔵関公園
場所: 東京都練馬区関町北3-45-1
電話: 03-3928-2484
営業時間: 24時間 (ボートは9:30~16:30)
休業日: なし (ボートは月曜日および、12月~3月中頃)
入園料: 無料 (ボート30分200円)
交通: 西武新宿線・武蔵関駅もしくは東伏見駅より徒歩5分
駐車場: なし (東伏見駅南口駐車場/1時間200円)
【投稿時最終訪問 2017年11月末】