桂浜【子連れでも楽しめる青い海】

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高知市に観光に来たならば、やはり寄りたい超有名観光スポット「桂浜」。
太平洋を望み黒潮に洗われるその海岸は、台風の時にはよくカッパとヘルメットを装着したアナウンサーがここから中継をするのがおなじみの場所。確かに波がきつい海岸だが、穏やかな日は、のんびりと波打ち際で昼寝でもしたくなるくらい、気持ちの良い場所だ。

松林の緑と太平洋の青のコントラストが美しい

桂浜

駐車場に車を停め、土産屋の通りを抜けて階段を登ると、桂浜が抱く青い太平洋が見えてきた。砂浜に松、いかにも日本の海岸といった風景だが、その海の青さと透明度に、ここが南国の海である事を実感する。

桂浜といえば坂本龍馬の巨大銅像

桂浜の龍馬像

桂浜といえば、やはり坂本龍馬像。ここに来れば、ご挨拶はしておかねば。とはいえ、台座を含めて高さが13.5mもある銅像は下から見上げるばかり。結構、ここで龍馬さんと一緒に記念写真に納まるのは、春と秋のやぐらができる時期以外は至難の業である。

その青さと美しさに驚かされる桂浜の海

桂浜

龍馬像の前からは桂浜に下りていく事ができる。美しい海岸。透き通った青い海が鮮やかなコントラストとなって、こちらにおいでよと誘っている。階段を下りる足取りも早く、さざ波が呼ぶ海岸へと駆け下っていく。

桂浜

桂浜の浜辺に立つ。浜は砂浜ではなく、小さな砂利のような小石が敷き詰められている。石はすべて荒波に角をとられて丸くなっているので、裸足で歩いても痛くはない。
真っ白な石や緑色、赤色のいろいろな石がまじっている。一説によると、西日本最高峰石鎚山から流れ出し、付近に河口を持つ清流「仁淀川」が上流部からいろんな色の石を流してくるのだとか。確かに、仁淀川の上流で、同じ色をした石や岩をよく見る。この美しい砂利は、四国の山の奥で生まれ、海に運ばれ、長い年月をかけて黒潮に宝石のように磨き込まれたと思うと、どことなくロマンを感じる。

桂浜

美しいエメラルドグリーンの海。海の彼方向こうには、アメリカが待っている。かつて、ジョン万次郎はこの海を渡り、日本人として初めて向こうの地に行った。ここがそんなはるかな旅の始まる場所だと思うと、何となく感慨深い。
この日の桂浜はとても穏やか。少しでも風があると、波はとても凶暴で、波打ち際への接近すら許してくれない。この日は海に足を浸けたりする人も多かった。とはいえ、離岸流や荒波の巣であるこの桂浜の海に入る事は危険極まりない。突然表情を変えるこの海。穏やかなこの日でも、波打ち際に不用意に近づいた観光客をあざ笑うかのように、その足元を波でびしょびしょに濡らしていく。

青い海を眺める美しい砂浜が気持ちいい!

桂浜

黒潮の流れる海と対峙する娘。何を見ているのだろうか、しばらく海を眺めていて動かない。いつも愛媛の瀬戸内海ばかり見ているので、こんな島影ひとつない広大な海は初めて。そして、荒々しく押し寄せる波も瀬戸内海には無く、ここが初めてだ。この広大な広がりに響く波の音は、幼子にもその果てしないスケールを感じさせているのだろうか。

桂浜

風光明媚な桂浜。青い海が寄せては引くたびに、大きな波音が空高くまで響き渡る。とびっきりの開放感。そして海の上を長く旅をして渡ってきた南風が夏の香りを届けてくれる。

桂浜

その開放感に、靴を脱ぎ捨て、波打ち際で走り回る観光客も少なくない。大はしゃぎする女子グループ。走り回る子供を追い回すお父さんとお母さん。ゆっくりと連れ添って歩く老夫婦。
多くの人と多くのドラマがここで出会い、そして行き交う。南国の初夏の、とても開放的な雰囲気がここにあった。

桂浜

桂浜の全景。とても天気の良い、気持ち良い1日。その開放感に、日ごろの心の中の鬱憤まで全部吹き飛んで行ったような気がした。
桂浜は名月でも有名な場所だ。今度は夜の桂浜。月見でも一度訪れてみたいと思う。

桂浜を見下ろす人気の国民宿舎

桂浜

場所: 高知県高知市浦戸
電話: 088-823-9457
アクセス: 高知自動車道・高知ICより車で約30分
JR高知駅から高知県交通バス桂浜行きで35分、桂浜下車、徒歩5分
駐車場: 500台(8:30~18:30 1回400円)

【投稿時最終訪問 2012年6月】

子連れで桂浜に来たなら絶対立ち寄りたい「触れる」水族館

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