Dining Cafe Polly!【子連れ歓迎の本格的な英国調カフェ】

愛媛県の県庁所在地、松山市の東隣に位置するのが東温市。広大な田園風景が広がり、松山市のベッドタウンとしても発展しつつある町だ。その東温市に、おしゃれで子連れ大歓迎のカフェが「Dining Cafe Polly!」だ。

外観と1階は英国調の落ち着いたカフェ

ダイニングカフェポーリー

迷路のような住宅街の中の道を進むと、その店は現れる。見た目はまるでペンションのような建物。昼時をとっくに過ぎているのに、満車の駐車場がその人気を物語っている。
店舗前には5台駐車できるスペースがある。一番左に6台目のスペースがあるように見えるが、木の枝が張り出しているので知らずに車を入れるとガリガリと枝で傷をつけてしまうので注意。なお、100mほど離れた場所に第2駐車場があり、5,6台駐車が可能らしい。

Dining Cafe Polly!

ポーリーの1階はカフェレストランになっている。英国調の調度品で統一された、とても落ち着いた雰囲気。奥には半個室もあり、大人の空間になっている。

ダイニングカフェポーリー

1階のカフェの自慢は、壁一面の大きな窓の向こうに広がるイングリッシュガーデン。住宅地の一角の中に、まるで別空間が突如として現れたかのよう。英国式庭園と英国調の草食が広大な空間で広がるこの場所は、日本の住宅街の中とはとても思えない、おしゃれな雰囲気を醸し出している。

ダイニングカフェポーリー

1階の調度品としてドールハウスが置かれている。玩具ではなく、芸術といえる作品。細部まで細かく作りこまれていて、本物と見まがうばかり。小人が住んでいてもおかしくない、小さな現実世界。この1階は、まさに大人のための優雅な空間だ。

2階は落ち着きながらも子供が遊べるカジュアルな空間

ダイニングカフェポーリー

さて、こんなに大人びた空間、どこが子連れ歓迎だ?そう思われるかもしれない。実は、子供歓迎なのは2階のスペースになる。優雅な大人の世界から脱出するように、細い階段を登っていく。するとそこは先ほどとは雰囲気ががらりと違う空間が広がっている。
洒落た欧風のイメージは残しながらも、靴を脱いで上がるフローリングの開放感あふれる広い空間は、よそ行きの1階に比べ、とてもリラックスする感じ。1階が外国のフォーマルな場所だとしたら、2階は外国の知人の家にでも招かれたような感じだ。子供用のイスがあり、十分に間隔を開けられたテーブル。万一、子供が走りまってしまっても怪我がないよう、余計な装飾や物が一切ないシンプルさ。ここには4人掛けのテーブルが7つ用意されている。
2階席利用にあたっては店から注意書きがある。1階の「大人の空間」に時空を超えて届くような足音・大声は慎んでください。キッズスペース(おもちゃのスペース)の中での大人の飲食と休憩はご遠慮ください。お子様から常に目を離さないでください。混雑時は90分のご利用でお願いします。
先ほどの上質な空間を通ってここに来た人は薄々気づいているはずだ。ここではカジュアルに過ごせるが、節度と品位は捨てることはできない。

ダイニングカフェポーリーキッズスペース

そして何より特筆すべきなのは、充実したキッズスペース。ママ友がおしゃべりしていても、子供たちは子供たちだけでここで勝手に遊んでくれる。これはママにはありがたい空間。
置かれているおもちゃも、アンパンマンやポケモンなどのよくある玩具は置いていない。海外の伝統的な玩具や、木の玩具など、店の雰囲気に合わせてチョイスされていて、とても品がある。それでもその圧倒的な量と品ぞろえで、遊ぶ子供たちは飽きる事がない。

ダイニングカフェポーリーランチ

オーダーしたのは「本日のプレートランチ」の「焼きカレー」(1000円)アスパラとベーコン、卵が入り、濃厚なチーズが、おこげ状態のパリパリのライスと絡み付け、濃厚な味わいでとても美味しかった。焼きカレーを食べる機会はさほど多くないが、これは今まで食べた焼きカレーの中でもかなり美味しい一品だ。前菜3種とサラダ、パンとカボチャスープがついて量もバラエティも充実。プラス200円でドリンクをつけられるのもうれしい。

ダイニングカフェポーリーランチ

妻が頼んだ「BLTサンドイッチ」(800円)野菜のポタージュ、サンドイッチ、フライドポテトがつく。ベーコン、レタス、トマトを特製タルタルソースではさみこんだその味はとても美味しい。

ダイニングカフェポーリーお子さまランチ

2歳の娘には「キッズプレート(小)」(500円)チキンライス、からあげ、ポテト、ジュース、ラムネ、おもちゃ。わが娘の好きなものが全部そろっている。これこそ子供の大好物ばかりを並べた、子供にとっては夢のランチだ。

子供用の食器も充実していて種類も豊富。必要に応じて置いている食器を追加して利用することもできる。また、シリコン製エプロンの貸し出しもあり、子供への配慮が相当にしっかりしている。
気になるトイレだが、とても清潔でここも欧州の片田舎の雰囲気を感じさせてくれるつくり。オムツの交換台もあり、小さな子連れでも安心して利用できる。ただし、使用済みのオムツを包む小さなビニール袋を用意してくれているが、オムツ自体は持ち帰りになる。
自由に遊べる空間があり、ゆっくり食事ができる場所がある。食事が来るまで子供は楽しくキッズスペースで遊び、キッズプレートが来ると、すぐさま自分の席に戻って食べ始めた。そしてあっという間に平らげてごちそうさまをすると、またキッズスペースに遊びに行った。とても楽だ。パパとママは久しぶりに、ゆっくりとした食事とお茶の時間を過ごすことができた。これはママ友も、小さな子供のいる夫婦も、ゆっくりとした相手との時間を楽しめるいいお店だ。
ただ、気を付けないといけないことがひとつ。それは帰りたくても「まだ遊ぶの~!」と子供が帰らせてくれない事。ついつい長居をしてしまい、さらに子供に長居させられる店。何か用事のついでに寄るのは避けた方がよさそうなほど、快適な店だった。

Dining Cafe Polly!

住所: 愛媛県東温市田窪2277-5
電話: 089-964-3036
営業時間: 11:00~21:00
休業日: 水曜日
席数: 54席
交通: 松山自動車道 川内ICより車で約5分
   伊予鉄道田窪駅より徒歩約5分
駐車場: 11台(店舗前面5台、第2駐車場6台)

【投稿時最終訪問 2012年3月】

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