南阿波サンライン【春のお花見ドライブ】

徳島県南部にある美波町。ウミガメが産卵に訪れる旧日和佐から牟岐町まで、美しい青い海を眺めながら、手付かずの緑のなかを走り抜ける絶景のドライブルートが「南阿波サンライン」です。途中、4ヶ所ある展望台から、南国の光を浴びて輝く海の青と山の緑が織り成す絶景を満喫できます。四季折々の美しさを満喫できるスポットですが、緑と青にピンク色が輝く春の桜の時期は、1年でも最も美しい風景が楽しめます。

美しい海を見下ろせる第一展望台

日和佐から国道55号線を少し南に行くと、南阿波サンラインの入口があります。走り始めると少しずつ高度を上げていきます。

まず最初に到着する「第1展望台」は、広々とした駐車スペースにウッディなトイレ、そして自販機があります。売店がありますがシャッターが下りてから時間は経過していそうです。

第一展望台には美しく桜が咲きます。海とのコラボがとても気持ち良い、春を満喫できる眺めです。

展望台から見下ろせる美しいビーチは「外牟井ノ浜」。プライベート感に溢れており、エメラルドグリーン色の海が南国の風景に感じられます。外牟井ノ浜には第一展望台の手前の分岐から車で降りていくことができます。車を停められ駐車スペースがあり、浜に出ることも可能ですので、時間があれば立ち寄って、ウミガメも泳ぐ美しい太平洋を間近に堪能したいですね。

展望台の先端にはベンチがあり、美しい青い海を眺めながらまったりとすることができます。美しい南国の春の陽光を浴びて、草木の瑞々しい香りが混じった潮風にあたる、とても気持ち良い場所です。

緑に包まれた山が沈む足元の海岸線も美しいですが、はるか彼方まで広がる大海原も絶景。この先は黒潮が流れる太平洋です。

展望台からは走ってきた道を振り返ることができます。深い森に覆われた山肌を縫うように走る道路は快適なドライブルートです。

■南阿波サンライン途中の海辺のアウトドアな宿

南阿波サンラインモビレージ

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徳島県海部郡美波町山河内字明丸1-1[地図]

第二展望台は桜の季節はインスタスポット

青い海を眺めながら走り抜ける道は気分爽快。全長17.1kmのあっという間のドライブですが、濃縮された美しさを堪能できます。

続いて第2展望台に到着。先ほどの第1展望台と比べるとあまり展望はありません。時間がなければ通り過ぎても良い場所ですが、桜の時期は絶対に立ち寄りたいスポットです。

桜の時期の南阿波サンラインのドライブの見所のひとつが、第2展望所。地面には美しい桜のペイントがされています。桜の時期に訪れると、本物の桜の巨木の下に色鮮やかな花を鏡像のように咲かせているように見えます。花びらが散りながらもなお、まだ美しく咲いている満開の桜は、加工している風景だとしても、とてもいろ鮮やかで素敵な風景で、春の訪れを満喫できます。

ツーへリングで訪れるライダーがこの桜の木の下で愛車とともに写真を撮っていきます。桜の時期限定、目が覚めんばかりの強烈なインスタスポットです。

桜と海が交互に車窓に飛び込む絶景ドライブ

続いて第3展望台。ほかの展望台と違い、山の頂部分に造られています。海の展望は良いのですが見られる範囲が限られています。ここは通過しても問題ありません。

山と海の風景を縫って続いていくワインディングロード。カーブを曲がると、美しいピンク色の桜景色が何度も何度もフロントガラスから飛び込んできます。

海に向かって一気に下っていく坂道。オーシャンブルーと桜色に彩られた道がとても気持ちよく感じます。

海と桜が気持ち良く広がる第四展望台

第4展望台は4つの展望台の中でも最も展望が美しい場所。ドライブの最後に立ち寄るだけあってクライマックスにはもってこいのスポットです。

広場の向こうには島が浮かぶ青い海。解放感があり、大海原を渡ってきた南風をダイレクトに感じる気持ちの良い場所です。

青い空、紺碧の海と桜のコラボがとにかくキレイ。暖かさを含んだ春風が色鮮やかな景色を紡ぎ、心踊るような気分にさせてくれます。海を眺めながらの花見も楽しめるスポットです。スタート地点の日和佐の国道55号線沿いにある「道の駅日和佐」には、特産物やドラッグストアがあるので、ちょっとしたものを買って、展望台で軽くお花見するのも楽しいと思います。

展望台からは太平洋に浮かぶ島々がいくつも見えます。左から津島、小津島、出羽島です。出羽島は約70人の人が暮らす有人島。ノスタルジックで長閑な島の風景を楽しめる隠れたスポットで、夏には海を楽しむ人でも人気。アクセスも牟岐港から船で15分、1日6便もあり意外に便利。時間があれば立ち寄ってみたい場所です。