鬼女台【蒜山高原・紅葉の名所】

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岡山県を代表する高原である蒜山高原から鳥取県にある大山にかけては中国地方有数の高原リゾート地で、10月末から11月初旬には美しい紅葉が楽しめます。蒜山と大山を結ぶ蒜山大山スカイラインの途中には紅葉を眺める絶景スポットがいくつもあり、その中でも蒜山はもちろん、大山の風景まで360°の大展望が楽しめ、ススキ原から紅葉の山々を満喫できるのが「鬼女台」(きめんだい)です。

鬼女台から望む紅葉の大山の絶景

鬼女台からの紅葉の大山

県道144号線「蒜山・大山スカイライン」は蒜山高原から、雄大な山岳風景の中を走って日本百名山の大山に向かう絶景のドライブルート。紅葉の季節には色づく森の中を走る気持ちよいドライブを楽しめます。その途中岡山県と鳥取県の境界にある標高900mの展望台が「鬼女台」です。蒜山・蒜山高原はもちろん、鳥取県大山まで一望できます。

紅葉の大山

展望台まで行かなくても、駐車場からは大山の風景を一望することが出来ます。右が烏ヶ山(1448m)、左が大山(1729m)で、その裾野には色づいた原生林が広がっています。「鬼女台」という恐ろしそうな名前に反して、 美しい風景を眺められる展望台で、手前の原野のような牧場では悠々と牛が草を食み、その後ろに雄々しい山が鎮座する素晴らしい風景が広がります。真っ赤に色づいた紅葉の森とアルペン的な大山の日本離れした風景に、しばし時が経つのを忘れて見入ってしまいます。

鬼女台からの紅葉の大山

望遠レンズなどで大山を望めば、大山の岩肌とその手前の紅葉の美しさが際立ちます。烏ヶ山から続く稜線を超えると、大山の岩稜の下に一面に広がる日本最大級のブナ原生林。紅葉の時期には燃えるような真っ赤なブナの原生林の上にそびえる大山の姿は見事です。その絶景は蒜山・大山スカイラインから大山環状道路に入り、途中にある「鍵掛峠」で間近に見ることが出来ます。ぜひ鬼女台の次に鍵掛峠までドライブしましょう。

展望台からは秋色に染まる美しい蒜山高原を一望

紅葉の鬼女台

駐車場から階段を登ると、ススキ原の気持ち良い遊歩道が展望台まで続いています。比較的なだらかな道です。展望台はすぐの場所にあり、紅葉の大山・蒜山を一望する360度の大展望が楽しめるので是非立ち寄りましょう。

鬼女台からの紅葉の蒜山

展望台に向かって歩き始めると、今まで見られなかった蒜山方面の展望が広がってきます。一面に広がるススキ原のには赤やオレンジ色に紅葉した木々が点在しておりとてもきれいです。北側のアルペン的な大山とはまた違う、牧歌的な秋の風景を楽しむことが出来ます。

鬼女台からの紅葉の蒜山高原

展望台に到着しました。櫓のようなウッドデッキがススキが覆う稜線の先端に造られており、蒜山高原や三平山までの風景を一望できます。左から皆ヶ山、そしてその奥に蒜山が続いています。

鬼女台からの紅葉の蒜山高原

目の前に広がる蒜山とその裾野の蒜山高原。見渡す限り一面の紅葉に彩られとにかく美しい風景。ススキの穂をゆらす秋風には早くも冬の香りが漂います。

紅葉の蒜山高原

蒜山高原の南側にはひるぜんベアバレースキー場や朝鍋鷲ヶ山がそびえます。大山方面とは違い、この展望台からは蒜山方面の広い範囲を一望することができ、様々な山の展望が楽しめます。そして足元に一面に広がる紅葉の森がとても美しく、秋を楽しめる絶好の展望台です。

鬼女台

駐車場にはトイレはもちろん、売店もあります。売店では特産品や地元で獲れたばかりの新鮮な野菜・果物が販売されています。せっかくなので立ち寄って、美味しそうなものやお土産を探してみたいですね。

なお、鬼女台は紅葉の時期には駐車場の入場待ちの列ができます。展望台と売店しかないので見た目より比較的回転は早いです。少し待たないといけませんが、それでも期待以上の素晴らしい風景を展望できる絶景スポットです。

鬼女台

場所:岡山県真庭市蒜山下徳山
期間:4月上旬~12月中旬(紅葉は10月末~11月中旬)
料金:無料
駐車場:約50台
交通:米子自動車道蒜山ICから国道482号、県道114号を江府方面へ車で10km
付帯施設:展望台・トイレ・売店

【投稿時最終訪問 2020年11月】

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