六甲山ビジターセンター【VR映像と展望デッキ】

最終更新日

Comments: 0

「六甲山ビジターセンター」は、標高795mの六甲山の中心部分にある無料の施設で、270度のVR映像で六甲山の自然を紹介したり、レトロな写真で昭和初期の六甲山の賑わいを展示しています。またビジターセンターのある記念碑台は広い芝生広場になっており、高原の空気と神戸の展望を楽しみながら、ゆっくりとくつろぐことができます。現在、駐車場は無料で利用でき、六甲山にアクセスする道路が集まるポイントにあるので、六甲山ドライブや観光の際に立ち寄るにはベストなスポットです。

広大な芝生広場と神戸を一望するデッキの休憩ポイント

記念碑台の奥にあるログコテージ風の建物が六甲山ビジターセンターです。

六甲山縦走で摩耶山側からは記念碑台手前にビジターセンターの入口階段があります。西側から六甲山を縦走してきたなら、この階段が便利です。

記念碑台は六甲山開発の祖であるイギリス人アーサー・ヘスケス・グルームの記念碑が立てられた高台。六甲山をドライブできる道路が集まる場所で、当面無料の駐車場も設けられた登山・観光の立ち寄りスポットです。標高795mの記念碑台には広い芝生広場があり、涼しい高原でゆっくりすることができます。

ビジターセンター芝生広場の脇にはたくさんのベンチが備えられた大きな東屋があります。六甲山ビジターセンターは六甲山全山縦走路の途中にあり、多くの登山者が立ち寄るスポット。ゆっくりと休憩をしたりお弁当を食べたりするするのにはもってこいの場所でもあります。山の中と違いトイレや自販機が近くにあり、落ち着いて寛げる場所です。特に六甲山縦走中では、ビジターセンターのトイレは綺麗で使いやすいととても重宝されています。

ビジターセンターの南側は展望ウッドデッキになっています。ここから神戸の街並みやポートアイランドを一望することが出来ます。テーブルベンチもあるので、景色を眺めながらお弁当をいただくことができます。

ウッドデッキから一望する神戸の街並み。少し奥まった場所があるので山麓の神戸の市街地は木々に隠れて見える範囲は限定されます。それでも六甲アイランドなど神戸の沖合に浮かぶ人工島の景色を一望することができます。

最新技術やレトロな写真で六甲山の自然と歴史を紹介

六甲山ビジターセンターでは、六甲山に生息する動物の剥製の展示や、六甲山の治山・自然、生き物などを紹介しています。冬場もオープンしており、暖かなペレットストーブが六甲の冬を感じさせてくれるそうです。

展示の目玉がほぼ全方位のVR映像。靴を脱いで中に入ると、足元から頭上にまで、映し出された映像で、六甲山系の様々な場所の四季を楽しむことができます。入口のカーテンを背にしていれば、まるでその場に立っているかのような迫力の映像体験です。

足元にも映像が映し出されるVR。登山中だと登山靴を脱ぐのが億劫に感じますが、ぜひとも中に入って最新の映像技術で六甲山の自然を追体験してください。

VRでは六甲山系全山の様々な場所の映像をタッチパネルから選んで楽しめます。東西に約30kmにも及ぶ広大な六甲山系は多様な自然と風景があるので、一つ一つ映像美を楽しみたいですね。

壁には六甲山開発の歴史のパネルが飾られています。昭和初期などの六甲山の様子がたくさんの写真に残っています。ロープウェイやケーブルカーがすでに通されていて、多くの人が六甲山に訪れています。今では考えられない風景で、当時の方が賑わいがあったかのようにも思える、とても興味深い展示です。

六甲山ビジターセンターの下部、駐車場の入口には「六甲山ガイドハウス」があります。ビジターセンターの分館で、こちらも入館料無料で六甲山の自然やハイキングコースの紹介が展示されています。

六甲山ビジターセンター

場所: 兵庫県神戸市灘区六甲山町北六甲
電話: 078-891-0616
営業時間:ビジターセンター10:00~15:00(土日祝~16:00)
     ガイドハウス 9:30~16:00(冬期10:00~17:00)
休館日: 月曜日(祝日の場合はその翌平日)、12月27日~1月5日
    ビジターセンターのみ、12~3月の平日
料金: 無料
駐車場: 約60台 (無料、ガイドハウスの営業時間内のみ※要駐車券認証)
アクセス: 六甲山上バス・記念碑台バス停下車すぐ   

【投稿時最終訪問 2023年9月】

シェアする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください