潤焚【どろどろ味噌スープ極太麺・札幌ラーメン】
札幌に旅をしたならぜひ食べたいものの一つが札幌ラーメン。すすきのに多くの専門店が集まっていますが、コッテリ系を堪能したいなら、すすきの南側に隣接する「中島公園」のアクセス口、札幌市電「中島公園」を降りてすぐのところにあるお店「潤焚」がオススメです。
中島公園には地下鉄と路面電車の駅がありますが、潤焚は路面電車を降りてすぐの場所にあります。中島公園で遊んだあと、すすきのまで戻らなくても美味しいラーメンが楽しめます。もちろん、公園で遊ぶ途中の昼食にももってこいのお店です。
潤焚の店内は、比較的ゆったりとしています。6人がけベンチシート席が3つ、2人がけ席7席(移動して合体可能)があり、席間の間隔は充分にとられています。キャリーケースを引いていたとしても、遠慮することなく入店できます。
オーダーしたのは看板メニューの「赤味噌」(830円)です。見た目のインパクトはとにかく抜群!どろどろオリジナルスープの上にアツアツの油がひたひたになっています。さぞかしコッテリかと思いながらスープを一口。味噌の強烈な主張はなく、仄かなみその風味が楽しめ、豚骨と鶏ガラの濃厚な味わい。そのなかに漁粉の味わいがとけだし、さわやかな海の香りも感じます。スープの食感はドロリとしていて、そのなかに魚粉のざらりとした感じ。「天下一品」のこってりラーメンにとても似た感じです。しかし、熱い油がスープを包み込み、保温をしながらもさらに深い味わいが楽しめるのは札幌ラーメンならではです。北海道産の食材をふんだんに使用し、化学調味料は一切使用していないため、こんなにドロドロでも食べやすいのでしょうね。
麺はかなりの太麺。これで濃厚トロトロのスープを絡みとって頂きます。麺はもっちもちで、濃厚でとろみのあるスープとの相性ぴったりで食べごたえあり。角切りチャーシューもとろとろで、濃厚な味とこてこての食感がもう病みつき!こってりなのに後味が残らない不思議さもあります。ビールとご飯にもあう、濃厚なのにがっつりいける、実力派ラーメンでした。
さて、1か月の長い札幌滞在、多くの札幌ラーメン店を巡りましたが、個人的にはこの潤焚が一番気に入ったので再訪です。今回は超コッテリラーメンをガッツリ味わうため、札幌市内を15kmほどウォーキングして17時前に入店です。人気店とはいえ、まだ誰もいません。驚いたことに店主が車でおかもちを乗せて忙しくラーメンを出前しています。
どろどろコッテリラーメンにはやっぱりビールとご飯があうはず。迷わず今回は両者をオーダーです。ちなみに、札幌市内のラーメン店のほとんどが生ビールの扱いは無く、瓶ビールになります。ごはんをオーダーすると、チーズと胡椒をつける事ができます。
メニューにもある「The 潤炊飯」どろどろスープを残し、ご飯を投入してチーズと胡椒で味付けする裏メニュー的な一杯で、究極のメタボ飯です。個人的な感想ですが、この完成された濃厚なスープにチーズと胡椒を上手にブレンドするのは匠の技が必要でした。ご飯は白飯のまま、ドロドロスープを飲みながらかきこんで頂くのがよさそうです。もちろん、どろどろスープだけでなく、太麺でいただく醤油や塩ラーメン。細麺でいただくあっさりかつお昆布だしスープのラーメン。さらにはパキスタンカレーなど、メニューが豊富。どろどろが苦手な方と一緒に訪れても大丈夫です。
有名人も訪れている人気店ですが、特等席にいるのは北海道出身タレントの大泉洋さん。実は店主と大泉洋さんは同級生だそうです。札幌市民の間では、よくこのお店に大泉洋さんが仲間と訪れていることは周知の事実になっていました。札幌に再訪したらまた行きたい、コッテリ好きとどうでしょう好きにはたまらないお店でした。
【札幌の宿泊情報】
札幌市内にはたくさんの見どころがあります。また、札幌ラーメンや新鮮な海鮮など、北海道ならではのお店が目白押しです。札幌市内ではシティホテルに宿泊がオススメ。夕食は美味しいお店に訪問して、すすきのや藻岩山展望台からの夜景など、夜の札幌ライフを楽しむのも旅の醍醐味です。
【麺屋 潤炊】
住所: 北海道札幌市中央区南11条西7-1-6 南ステージ中島公園 1F
電話: 011-200-9998
時間: 111:00~20:00
定休日: 不定休
席数: 32席(テーブル2人席×7、6人席×3)
アクセス: 札幌市電「中島公園通」下車すぐ
駐車場: 2台
メニュー (一例)
【極太麺】赤味噌830円、白味噌830円、辛味噌880円、醤油オリジナル780円、たまり醤油800円、塩オリジナル780円
【細麺】
塩(730円)、醤油(730円)、味噌(830円)
なみさんちのカレー800円、お子様ラーメン(かつお昆布だし、醤油、味噌)450円
【投稿時最終訪問 2018年3月】