近畿屈指のビーチ「竹野浜」の青い海と白い砂浜
鳥取県から京都府にかけての日本海は断崖絶壁のダイナミックな風景が続きます。山陰海岸ジオパークと称され、冬場の日本海の荒波と相まってとても荒々しいイメージがあります。しかし波が穏やかな夏場は、静かな海は透き通って青く、素晴らしい美しさを楽しませてくれます。そんな日本海の美しさを体いっぱいに楽しめるのが兵庫県豊岡市の「竹野浜」です。
まるで沖縄の海！青い海に白いビーチ！
ここは本当に日本海？兵庫県でいいの？まるで沖縄のビーチを思わせる水の美しさと砂の白さ。竹野浜は近畿圏の海水浴場でも人気は常に上位にランクインするビーチなのです。
竹野浜は岸壁やが立ち並ぶ荒々しい竹野海岸の中で、別天地のように穏やかで美しい表情を見せる800mの長い砂浜。その海の青さは目が覚めるほど美しいのです。
海の青さと砂の白さのコントラストがとにかく美しい竹野浜。透明度が高く、環境省による快水浴場百選や、日本の渚100選、日本の水浴場55選、日本の水浴場88選などに選ばれており、夏は近畿圏を代表する海水浴場として大勢の海水浴客で賑わいます。
竹野浜の後ろは芝生が敷き詰められていて、木陰もあります。海水浴シーズン以外は駐車場も無料なので、暖かい季節ならレジャーシートを敷き、青い海を眺めながらのランチなんかも楽しめたりします。
竹野浜の砂は、サラサラでとっても気持ちいいのです。歩くなら靴やサンダルを脱ぎ捨てた裸足が最高！海も遠浅なので、泳げない季節でも足を浸けて遊ぶにはもってこいのビーチです。
引き寄せられるような竹野浜の透明な海
びっくりするくらいの水の青さと美しい砂浜。ここだけ切り取れば沖縄にいますと誤魔化せるくらいです。海の底の美しい白砂が光を反射して、さらに海の青さを深めているのでしょう。
堤防近くには岩場があります。魚が身を隠せるようになっていて、ここではシュノーケリングを楽しめます。遠浅の海になっているので、子連れシュノーケリングデビューにはもってこいの場所なのです。
沖縄の海と違い海藻は少し多いですが、何故か夏の海水浴シーズンにはかなり少なくなっていました。係の人に「収穫」されたのでしょうか？
ロングビーチですが、夏場は端から端まで人でいっぱいになります。美しい竹野浜の風景を楽しむなら、海開き前がいいでしょう。写真右の建物は日帰り温泉施設の「竹野絶景温泉 北前館」竹野浜の美しい海を眺めながら湯に浸かることができます。
うっとりするくらいの竹野浜の美しさ。テトラポットがなければ、沖縄そのものの風景です。
まるで南国に来たみたいです。日本海がこんなに美しい風景を見せてくれるとは思いもよりませんでした。
ホテルの前のビーチはアウトドア派仕様
堤防の向こうは「奥城崎シーサイドホテル」があるもうひとつのビーチ。こちらは堤防に囲まれていて、砂の量も少ないので海の透明度や青さは竹野浜のビーチに比べるとやや見劣りします。それでも海はキレイで、岩場が海底の中に多い分、生き物の気配は濃厚。シュノーケリングなどを楽しむなら、こちらの海の方が楽しいです。
少し移動して、ビーチの西の端へ。こちらにも駐車場やトイレなどがあります。この付近は海の中に岩場があるのでシュノーケリングが楽しめます。砂も綺麗で水もきれい。竹野浜の端になりますが、その分美しさが凝縮された場所です。
竹野浜の裏側は竹野川の河口になっており、長閑な漁村の風景が楽しめます。「おっとっと」という安くて美味しい定食屋も竹野浜のビーチ横にありますので、食事をするにはもってこいのです。また、近くには有名な城崎温泉もありますので、美しい海で泳いだ後の今夜の宿にすれば、最高の海旅を楽しめます。
さあ、この海を見つめているだけでは面白くない。夏になったらシュノーケリングだ！
竹野浜の宿泊情報
竹野浜から程近くの場所に関西屈指の温泉「城崎温泉」があります。冬のカニをはじめ、通年を通して美味しい海鮮や但馬牛の料理が楽しめ、7つもの外湯を浴衣と下駄で巡るスタイルが有名。ここまで来たのならぜひ宿泊したいですね。
竹野浜
場所：兵庫県豊岡市竹野町竹野17-22
電話: 0796-47-1080 (たけの観光協会)
交通：八鹿日高道路・日高神鍋高原ICより約40分
駐車場：約1000台(無料・海水浴期間は1日1500円)
【投稿時最終訪問 2018年5月】
