阿波おどり会館【徳島市の人気観光スポット】

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三味線、太鼓や笛の音に合わせて集団で踊り歩く阿波踊り。えらいやっちゃ、えらいやっちゃ、ヨイヨイヨイヨイ。踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々、などのフレーズは知らない人がいないくらい、阿波おどりは全国的な有名な祭りです。その本場はもちろん徳島。県内の小・中・高校では体育の授業で阿波踊りを習い、民放では朝はラジオ体操ではなく、阿波おどり体操を放送しているほどです。
お盆に街中で連日開催される阿波踊り。そんな阿波踊りの中心、徳島駅から一直線に伸びる目抜き通り一番奥に鎮座しているのが「阿波おどり会館」です。徳島のシンボル眉山の登山口として、阿波踊りのミュージアムとして観光の中心施設となっています。

徳島の観光イチオシスポット「阿波おどり会館」

「阿波おどり会館」は、400年の歴史がある阿波おどりを保存・伝承するため、また通年で阿波おどりを楽しめる観光拠点施設です。阿波おどりの高張り提灯をモチーフとした逆台形の外観で、眉山を背にしたその姿は絵になります。また阿波おどり会館前の広場に設置された、女踊りがかぶるおけさ笠をイメージした東屋がとてもユニークです。
また、徳島市のシンボルである眉山の頂上へ向かう眉山ロープウェイの山麓駅にもなっています。眉山頂上からは徳島市内や吉野川はもちろん、淡路島や剣山をも望むことができる絶好の展望スポットです。

阿波おどりの歴史や文化を知ることができる阿波おどりミュージアム

3階には阿波おどりの歴史を知ることが出来る阿波おどりミュージアムがあります。今にも動き出しそうなほどリアルな阿波おどりの人形が阿波踊りミュージアムの入口にあります。ここは記念写真を撮る絶好のスポットです。阿波おどりを一緒に踊っている気分になれます。

阿波おどりミュージアムは、阿波おどりの歴史と文化を学ぶことができます。写真などを使ったわかりやすい展示にはついつい見入ってしまいます。

衣装や小道具、昔と今の鳴り物などが展示され、阿波おどりの変遷をわかりやすく解説しています。
阿波おどりの特徴として、踊り手が一緒に楽器の演奏しながら練り歩きます。祭りの花形のひとつである鳴り物にどのようなものがあるのか詳しく知ることができます。

お盆の阿波おどりに参加したかのような臨場感が味わえる「VRコーナー」も人気です。

昔の阿波おどりの様子を再現したジオラマがいくつかあります。建物の細部までこだわっていて、人形の表情もとても豊かです。

本物の阿波おどりを観て知って一緒に踊れる阿波おどりホール

2階にある阿波おどりホールでは、1年を通して、専属連の阿波おどりが公演されています。阿波踊りは8月のお盆期間に開催されます。それ以外に徳島を訪れた時に、本物の阿波おどりをここで見ることができます。約40分の公演が1日4回行われており、観覧は有料です。
舞台を囲むようにベンチが観覧席のように組まれており、とても踊り手と観客の距離が近くなっています。

有名連のベテランが多い阿波おどり会館専属連が魅せる阿波おどりはとにかく見事!間近で迫力の阿波おどりを見ながら、踊り方や歴史、演奏の方法など、阿波おどりについてわかりやすく解説してくれます。
三味線や鉦、笛、太鼓といった鳴り物はもちろん生演奏。華麗な阿波おどりはもちろん、その歴史や踊り方をわかりやすく実演してくれるとても楽しいものです。

阿波おどり会館の阿波おどり公演は、単に阿波おどりを観るだけではなく、一緒に踊れることも魅力のひとつ。阿波おどりの踊り方を観客も一緒にその場でレクチャーをしてくれます。
レクチャーが終われば、再び会館連の踊りが始まります。そしてなんと、観客も舞台に上がって一緒に踊れるのです。強制ではありませんがはじめはみんな戸惑っています。
「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損!損!」そう思い覚悟を決めようとすると、それよりも早く、女踊りの女役の方が近づいてきて、手を差し伸べます。綺麗な女性に踊りましょうと誘われたら、男なら一瞬で阿呆になります。いや、阿呆にならなきゃ損です。まさに阿波おどり会館で踊る阿波おどり快感!!舞台で踊ればとても気持ち良いです。上手に踊れたかどうかよりも、本物の阿波おどりを楽しめたことと、阿呆になれたことで、心ウキウキスッキリしますよ。さらに専属連の踊り手の目に留まれば、首にレイをかけてもらえ、表彰と記念品(団扇や手ぬぐい)のプレゼントもあります。
舞台に上がらずに踊りを見ていた小学生の娘は「見る阿呆になってしもうた・・・」と悔やんでおりました。それからしばらくの間、何かあれば阿波踊りをひとりで踊っているくらい熱気のあるステージでした。

お土産や夜景も楽しい阿波おどり会館

1階には「あるでよ徳島」があります。徳島駅付近では最大の土産店で、その品揃えは圧巻。藍染めやすだち、鳴門金時の菓子など、徳島県の工芸品や特産品を数多く販売しています。阿波おどり会館に立ち寄ったなら是非見ておきたいところです。
また同じ1階には情報案内コーナーがあり、徳島市内の様々な情報収集はもちろん、とくしま観光ガイドボランティア会による無料ガイドの受付も行っています。

夜になると、阿波おどり会館は提灯のように美しくライトアップされます。実は徳島はLEDの町。徳島にはLEDの世界的企業である「日亜化学工業」があり、眉山山頂のオブジェや市内にかかる橋など、夜になると幻想的で美しいライトアップが様々な場所に灯ります。20時からは有名連による夜の阿波踊りの公演もあるので、徳島市内に宿泊するなら、市内観光の最後に訪れるのもよいかもしれません。

徳島駅前のオススメホテル

阿波おどり会館

場所: 徳島県徳島市新町橋2-20
電話: 088-611-1611
営業時間: 阿波おどりミュージアム/9:00~17:00
      あるでよ徳島/9:00~21:00
      眉山ロープウェイ /9:00~17:30
(4月1日~10月31日は21時まで・お盆期間は22時まで)
休業日: 6月、10月、2月の第2水曜日(祝日の場合は翌日)
     あるでよ徳島は12/28~1/1も休館
料金: 阿波おどりミュージアム/大人300円、中学生以下無料
    阿波おどりホール/大人800円、小中学生400円 (夜は大人1000円、小中学生500円)
    眉山ロープウェイ/大人片道620円・往復1030円、小学生以下片道300円、往復510円
交通:JR徳島駅より徒歩10分
    徳島道・徳島ICより約15分
駐車場: 26台(1時間320円)、新町地下駐車場(133台・有料 )

【投稿時最終訪問 2020年11月】

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