コロボックルヒュッテ 【霧ケ峰・車山高原のカフェ】
夏の高原リゾートや冬のスキーで人気の長野県霧ヶ峰。主峰、標高1925mの「車山」を中心に広大な草原が広がり、ビーナスラインで楽しむドライブもとにかく気持ちの良い場所。そんな車山の山の肩に、伝統のあるヒュッテがある。それが「コロボックルヒュッテ」だ。
県道40号線とビーナスラインの合流点「霧ケ峰インター」。レストハウスや自然自然保護センターの集まるこの場所から、さらに車を車山高原方面にビーナスラインを車を進める。すると、「チャップリン」と「霧ケ峰ロイヤルイン」というドライブインがある。ここに車を停めさせてもらい、「チャップリン」の横の道を進む。
異国のような高原のヒュッテのカフェ
チャップリンの裏手の道を2分ほど歩くと、「コロボックルヒュッテ」にたどりつく。案内の道標は出ているが霧が出ていると、少しわかりにくい。しかし、霧に包まれた店構えはまさに高原の山小屋。アルペン的な、そして、欧州のカントリー風の格式高い雰囲気さえも感じる。
店内ではケーキやおいしい牛乳、コーヒーなどをいただける。お土産販売や宿泊も可能。天気の良い日はウッドデッキのテラスから、霧ケ峰の風景を一望しながらのティータイムを楽しめる。しかし、この日はとてもではないが、外でお茶しようなどという気は起らなかった。霧で何も見えないのは言うまでもないが、7月にも関わらず、霧に包まれた高原はとにかく寒いのだ。
高原の山小屋でくつろぐ贅沢な時間
僕はチーズケーキとホットミルク、妻はホットカフェオレをいただいた。この日は夏だが、とにかく寒い。ストーブがほしくなるような寒さに夏でも見舞われるのも霧ヶ峰の特徴。そんな夏の寒さに冷えた体を、温かくおいしい高原の牛乳と、濃厚なチーズケーキはとても温めてくれた。
さて、ここでの宿泊だが、あくまでも「山小屋」としての利用になる。しかし、登山に使う山小屋としては珍しく、個室利用が原則。食事の提供もあり、シャワーも使うことができるので、登山者だけでなく、霧ケ峰の自然を間近に楽しみたい方も宿泊するようです。
コロボックルヒュッテの歴史は古く、すでに50年の年月を刻んでいる。店内には歴史を感じる写真や品物も多く展示されていて、この山域の入植の歴史さえもひしひしと感じられる空間。この山小屋が様々な人の思いと刻んだメモリアルが店内には飾られている。それを見ているだけで、全く違う歴史を持つ外国に訪れた感じさえした。歴史の重みが時を経つのをゆっくりにしている。そんな空間だった。
車山・霧ヶ峰の観光・宿泊情報
冬はスキーで賑わう霧ヶ峰・白樺湖ですが、夏場の滞在客は少なく、リーズナブルな宿が多いため、宿泊にはもってこいのエリアです。ペンションやオーベルジュが多い車山エリア、温泉ホテルが中心の白樺湖と、宿のタイプも豊富にあります。夏でも涼しい高原で、リゾート気分満点ののんびりとした滞在が楽しむことができます。
【じゃらん】車山・白樺湖の宿泊情報コロボックルヒュッテ
場所:長野県諏訪市霧ケ峰車山肩
電話:0266-58-0573
料金:1泊2食付 8800円(宿泊)
駐車場:なし
■投稿日最終訪問 2007年7月