駒ヶ根高原リゾートリンクス【高級感と温泉と景色】

信州へのマイカー旅行の際、どうしても信州到着が遅くなることがある。関西方面から信州に向かうそんな時、オススメのホテルが「駒ヶ根高原リゾートリンクス」。長野県に入って間もなくの中央自動車道・駒ヶ根ICを下りて5分という立地。高速道路で長距離移動してきたので、インターからすぐというのはとてもありがたい。しかもインターを降りれば、ファミリーレストランも何軒かあるので、そちらで夕食を済ませてからホテルにチェックイン。夜でも美しくライトアップされたホテルが出迎えてくれる。

美しいライディングのスタイリッシュなエントランスやロビー

ホテルに到着した時にはすっかり夜になっていた。しかし、高原の森の中、まるで歓迎してくれるように、ホテルは美しくライトアップされている。

ホテルの入口。まるで高級な会員制クラブかと思ってしまうほどな設え。おおよそホテルの入口のイメージとは程遠い。ウェルカムといった感じではなく、知っている人だけ入れるようなそんな感じ。恐る恐る、中に入ってみる。

中に入ると、そこはホテルのフロントではなく、石造の廊下になっている。このリゾートリンクスの開業は2006年と新しい。既存のホテルとは全く異なるエントランスの造りが、とても新鮮な感じがする。そして、それと同時にここは本当にホテルの入口で間違いないのかとちょっとしたドキドキ感もある。

最後の扉をくぐると、空間が開け、フロントがあるロビーが現れた。重厚なクラシックという言葉がぴったりの、とても雰囲気のある空間だ。

ロビーにはラウンジが隣接している。素敵な空間に設けられた開放的な窓からは、ライトアップされた芝生の庭を眺められる。ここでゆっくりお酒を嗜みながら、運転の疲れを癒してと思っていると、この横を浴衣を来た人が通り過ぎて行った。そして微かに、それでいて濃厚な温泉の香りが奥から漂ってくる。リゾートリンクスは、クラシカルな設えのホテルでありながら、気持ちの良い温泉も湧いている。

クラシカルで落ち着いた上質な客室

客室はとてもひろい。ツインルームだが、3歳の娘用にソファーがベッドに早変わりしたエクストラベッドが用意さている。わかりにくいが、カーテンの向こうには出窓があり、その下にもソファーが配されている。ベッド幅は110㎝と十分な広さ。スタンダードルームながら22㎡あり、とてもゆっくりとできる。

室内には冷蔵庫はないが、廊下に製氷機がある。デスクはこじんまりとしていて、クローゼットもない。収納や室内設備の使い勝手は少し不便。それでも部屋の広さがあるので、特に気になるほどではなかった。

ユニットバス。間取りはよくあるタイプのものだが、内部までウッディな設えになっていて、とても高級感があり、使い勝手がよく、快適だった。

部屋から望む風景が幻想的で美しい

窓を覗くと、美しくライトアップされたチャペルと芝生広場。窓際のソファーに座り、この風景を見ながらお酒を傾けるというのもなかなか洒落ていてよい。

朝になると、窓から美しい南アルプスの雲海と朝焼けが見える。日本第2位、3192mの標高を誇る北岳が雲海と茜雲に包まれ、朝の凛とした空気の中に佇んでいる。その風景、どんな目覚ましよりも気持ちよく、体をリフレッシュしてくれる。

 落ち着いた上質な空間で浸かる心地よい温泉

気持ちよく目覚めたら、朝風呂に向かう。リゾートホテルながら、駒ヶ根高原に湧き出る早太郎(はやたろう)温泉を引き入れた本格的な大浴場がある。内風呂の大浴場はとても広く、スタイリッシュな空間。まるでホールや神殿で湯につかっているような、幻想的な感じがする。

半露天風呂。2面に設置された窓を開け放てば、外の森と一続きの空間になる。外には小川が流れていて、その向こうには高原の森が広がっている。浴室内に、森の薫りが流れ込んできて、とても気持ちがいい。

温泉の湯は無色。それでいてほのかに温泉臭が漂ってくる。森の薫りと温泉の香りに鼻孔をくすぐられ、温かい湯に包まれる。それでいて、凛とした冷たい朝の高原の空気に肌を撫でられる。なんとも気持ちの良い、温泉だ。この半露天風呂は焼杉の壁や天井になっていて、とてもセンスの良い空間になっている。いるだけで気持ちのいい、そんな場所だった。

大浴場の洗い場。最新の設備になっていて、とても利用しやすい。湯量も豊富。文句なし。

高原を眺めながらの格別の朝食

さて、朝食はバイキングを楽しむ。品数も豊富で美味。何よりも、開放感満点の窓から、自慢の芝生のガーデンを眺めながらの朝食はとても気持ちがいい。朝からリゾート感と、信州にいる事をしっかりと感じられる。

ホテルの庭でも高原リゾートが満喫できる美しさ

ホテルの外観。1階の大きな窓がある所がレストランとラウンジだ。高原の森に囲まれたとても静かなホテル。のんびりとしか時間を過ごせる、いいホテルだった。

ホテルの目の前に広がる「駒ヶ池」見た目は普通の池だが、湧水のような綺麗な水が山から池に流れ込んでいた。
澄んだ空気、きれいな水に満たされた高原。そして、快適で洗練された空間での滞在。美味しい食事と気持ちの良い温泉。
旅の途中の中継地として探した宿だったが、思った以上に心地よい滞在が楽しめた。今度は、この宿を目的地として、駒ヶ根高原に訪れてみたい。

【駒ヶ根高原のホテル一覧】

駒ヶ根高原リゾートリンクス

住所: 長野県駒ヶ根市赤穂5番1086
電話: 0265-82-8511
営業時間: チェックイン15:00 チェックアウト11:00
客室: 70室
室内設備: エアコン、テレビ、ドライヤー、タオル、バスタオル、浴衣、各種アメニティ
駐車場: 60台(無料)
交通: 中央自動車道・駒ヶ根ICより車で約5分
開業: 2006年

【投稿時最終訪問 2012年9月】

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