黒部湖遊覧船ガルベ【立山黒部アルペンルート】

標高1,448mにある黒部湖。秘境黒部渓谷を塞き止める巨大なダムが作り出したダム湖で、立山をはじめとする3000m級の山々に囲まれた美しい湖です。その湖を湖上から楽しめると人気なのが日本一高所にある遊覧船「黒部湖遊覧船ガルベ」です。黒部ダムには長野県側、扇沢からのアクセスが便利です。

黒部ダム横に広がる地下の世界を通り抜けて遊覧船にアプローチ

黒部ダム地下トンネル

大迫力の黒部ダムの堰堤からの風景を楽しみながら渡りきると、そこには巨大なトンネルが待っています。

黒部ダム地下トンネル

ひんやりとした地下トンネルはアルペンルートの乗り物ををつなぐ連絡トンネル。アルペンルートを進むケーブルカーはこの先に乗り場があります。

黒部ダム地下トンネル

アルペンルートを先に進むなら、ここでケーブルカーに乗りますが、黒部湖の遊覧船はケーブルカー乗り場よりも更に奥に続くトンネルを進みます。

黒部ダム地下トンネル

どんどん地下通路を先に進みます。遊覧船に乗るのに地下通路を進むというのは不思議な感じです。

黒部湖遊歩道

長い地下トンネルを抜けると地上に出ました。崖の中腹に作られ、シェルターに守られた遊歩道を沿いに黒部湖畔を進みます。

黒部湖

遊歩道からは黒部湖の湖畔沿いを少し歩きます。ダム湖ができるまで、元々は急峻な谷だった様子がよくわかります。

黒部湖遊覧船乗り場

遊歩道途中に遊覧船切符売り場があります。ここでチケットを購入して乗船します。内部には広い待合室があり、遊覧船の出航待ちやウォーキングの休憩ができます。トイレと土産屋もあるので、時間待ちでも苦にはなりません。

気合いを入れて乗り込む遊覧船ガルベ

黒部湖遊覧船ガルベ

遊歩道から湖面はかなり下。そのため遊覧船乗り場へはかなり下ります。バリアフリーもへったくれもありません。帰りを考えると少し億劫になります(笑)

黒部湖遊覧船ガルベ

ガルベとは「黒部」の語源といわれるアイヌ語を元にした名前だそうです。船は80名乗り。キャビンもありますが、やはり後方デッキから黒部の大自然を直に眺めたいですね。しかし、どうやってこの船を黒部湖まで運搬したか、とても不思議です。

黒部ダム

時間になると出航です。船が動き出してすぐ、黒部ダムが見えます。船に乗らないと見えない湖の上からの黒部ダムの眺めは貴重。この湖を塞き止めていて、水面に巨大な本体が隠れているのです。

遊覧船から望む黒部湖と北アルプスの織り成す絶景

黒部湖遊覧船

黒部ダムの乗り場からから遊覧船は針ノ木谷までの往復約11.5km。アルプスの山々に抱かれた美しい湖のクルージングの始まりです。

黒部湖遊覧船

黒部ダムを湖上から見ると、改めてその日本一の大きさに驚かされます。大きな黒部湖を塞き止めるダムの向こうは高さ186mの断崖絶壁。改めて人間は凄いものを凄い所に造ったなぁと思います。天気が良ければ、ダムの堰堤の向こうに夏にも白い雪を頂く白馬岳が遙か遠くに見えます。

黒部湖遊覧船

遊覧船は黒部湖の上流方向へと進みます。船の右側には立山連峰、左側にはスバリ岳や針ノ木岳、正面には赤牛岳の3000m級の山々が覆い被さるように迫ってきます。

黒部湖と北アルプス

冬に積もる深い雪が削り取った荒々しい沢。深い山々から流れ出した水を集めた黒部湖は深くて底は見えませんが透明で美しい水が湛えられています。

黒部湖と北アルプス

深く高い山々をが間近で湖面から一気に立ち上がっています。北アルプスの高い山々囲まれた巨大な湖は、日本離れした風景を湖上から楽しませてくれます。

黒部湖と赤牛岳

正面に標高2864mの赤牛岳を望みながら、遊覧船は黒部湖の奥へと進んでいきます。

平乃小屋

しばらく行くと、森の中に平乃小屋が見えてきます。登山客や渓流釣りの人に人気のウッディな山小屋です。この先湖は幅がどんどん狭まり、やがて川へとその姿を戻します。遊覧船はここで折り返します。

黒部湖

振り返ると黒部ダムからずいぶん離れましたダム本体は見えませんが崖にダム周辺の構造物がはりついているのが見えます。

黒部湖

生憎の天気でしたが、晴れていれば雲のなかに夏でも雪をいただく標高3000mを超える立山連峰の姿が見えます。

立山ロープウェイの大観峰駅

標高2316mの中腹に立山ロープウェイの大観峰駅が見えます。岩肌に溶け込むように建物だけがポツリとあり、よく目を凝らさなければその存在はわかりません。ロープウェイは1700mの長さがあるにも関わらず途中に支柱が1本も設けられていないため、美しい自然美がそのまま残っています。

時間が有れば黒部湖散策も気持ち良い!

カンパ谷の吊り橋

黒部湖の散策コースとしても人気の湖畔遊歩道や、その起点のカンパ谷の吊り橋もガルベから見ることができます。湖を眺めながらのウォーキングは快適です。

カンパ谷の吊り橋

下船後、先ほど船から見えたカンパ谷のつり橋まで歩いてみます。ここから黒部湖畔沿いに湖畔遊歩道が整備されています。ブナやダケカンバの林の中、黒部湖畔のなだらかな道のウォーキングは快適です。ロッジくろよんまでなら約1時間で往復できます。
アルペンルートを進まず、黒部ダム観光をするなら、是非乗っておきたい人気の遊覧船でした。

大町の観光と宿泊情報

立山黒部アルペンルートの長野県側の入口、大町には「大町温泉郷」があります。高瀬川沿いに多数の旅館が建ち並ぶ温泉街で、比較的新しく開発されたため、各ホテルは広大な敷地を所有して整然と立ち並んでいます。アルペンルートの観光には勿論、安曇野や松本への観光拠点としてももってこいの宿泊地です。

黒部湖遊覧船ガルベ

住所: 富山県中新川郡立山町芦峅寺
電話: 0261-22-0804
料金: 大人1080円、子供540円
休み: 6月1日~11月10日
営業時間: 9:00~15:00 約40分ごとに出航
交通: 長野自動車道・安曇野ICから車で70分(扇沢より関電バス乗車約20分)
駐車場:なし (アルペンルートの駐車場を利用)

【投稿時最終訪問 2015年8月】

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