阿波尾鶏テリヤキバーガー 【とくしまバーガー・上板サービスエリア】

旅の重要な中継地点、高速道路のサービスエリアやパーキングエリア。最近では、民間資本が積極的に出店や経営に参画しており、その充実ぶりには目を見張るものがある。
勢力拡大中のサービスエリアが満を持して放つご当地グルメ。車での旅の途中、そんな一品を見つけたら、やはりついつい食べたくなる。今回出会った一品は、とてもその地元らしく、そして予想以上に美味しかった。

徳島の風景を一望する上板サービスエリア

立ち寄ったのは四国は徳島自動車道「上板サービスエリア(上り線)」。徳島自動車道で四国から出る場合、四国最後のサービスエリアになる。高台にあるサービスエリアからは、「四国三郎」の名をもつ大河「吉野川」や、徳島の観光名所「眉山」をも望める最高のロケーション。

立ち寄ったのは四国は徳島自動車道「上板サービスエリア(上り線)」。徳島自動車道で四国から出る場合、四国最後のサービスエリアになる。高台にあるサービスエリアからは、「四国三郎」の名をもつ大河「吉野川」や、徳島の観光名所「眉山」をも望める最高のロケーション。
サービスエリアにはレストランもあるが、今回見つけたご当地グルメはスナックコーナーで販売している。そのご当地グルメとは・・・
「とくしまバーガー」
その名前を見た時は、なんでも作ればいいってもんじゃないよと思ったのだが・・・宣伝のポスターなどを見ていると、意外に魅力的。徳島の名産品で作り上げたバーガーだ。さっそくランチとして、頂く事にした。

人気地鶏・阿波尾鶏を使ったご当地バーガー

注文したのは「阿波尾鶏テリヤキバーガー」。単品は500円。セットにすれば600円でドリンクと、これまた徳島の名産「鳴門金時」のポテトがついてくる。これはセットにした方が断然お得。

それではさっそくいただきます。一口食べた途端、独創的な味と触感にびっくりする。
テリヤキバーガーを食べたのに、パリパリっという歯ごたえと音。そして口の中にふんわりと広がる、柑橘系のさわやかな味。
これは今までに味わったことのない感触。とても新鮮な感覚。
このバーガーは徳島の地鶏「阿波尾鶏」100%使用。もちろん「阿波尾鶏」は「阿波踊り」にちなんだネーミングで、低脂肪で適度な歯ごたえがあり、甘みとコクが特徴。だが、いくら特産とはいえ阿波尾鶏だけでは、こんなにびっくりする食感は生まれない。他にも徳島の名産品が強烈にその味をサポートしていた。
まず、パリパリの食感を生み出したのは、「ふしめん揚げ」ふしめん揚げとは、阿波特産の「半田そうめん」のふしを素揚げにしてカリカリしたもの。これが見事にソースにまみれてもパリパリの食感を生み出してくる。
そしてさわやかな柑橘系の風味の正体は、これも徳島特産の「すだち」テリヤキソースの中にすだちを混ぜており、濃厚な味の中にもとても爽やかな風味を口の中に運んでくれる。また、テリヤキソースにレタス・キャベツをタルタルソースで包んであわせているのも特徴。さらにバンズには鳴門のワカメをも練り込む徹底ぶり。
単調な風味ではなく、噛みしめるたびに、いろいろな食材の味が次から次に口の中に広がっていく。まさに味のハーモニー。途切れることなく、最後まで口の中に美味しさを様々に変化させながら届けてくれる。
徳島の特産品を上手に使い、徳島を凝縮した見事な一品。「とくましバーガー」という名は安易なネーミングではなく、これが徳島だという自信と意気込みを感じる素晴らしいものだった。
そして意外に量も多くて満足。ランチには少ないかかと思っていたが、このセットひとつで十分な食べごたえがあった。
また、阿波尾鶏のテリヤキバーガー以外に、「みまからバーガー」(単品580円、セット680円)という、とくしまバーガーの販売もある。徳島県美馬市の特産の唐辛子「みまから」を使用したピリ辛バーガー。こちらは食べなかったが、おそらくこちらも美味しいだろう。また、ここに立ち寄る事があれば、「みまから」にもチャレンジしてみたい。

上板SA(上り線)

住所: 徳島県板野郡上板町神宅
営業時間: 7:00~21:00 (スナックコーナー)
駐車場: 大型車25台 普通車62台
【投稿時最終訪問 2011年9月】

徳島自動車道阿波PAすぐの温泉宿

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