高尾ビジターセンター【高尾山頂上】

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東京都を代表する登山の名所、高尾山。標高はわずか599mの低山ですが、広大な範囲に渡り手付かずの自然が残る希少な山です。都会からもアクセスしやすいこともあり、世界一登山客が多い山と言われるほど賑わっています。そんな高尾山の頂上に、その自然を学べる「高尾ビジターセンター」があります。

テーマパークのような賑わいの絶景頂上

高尾山頂上。とても広く、高尾ビジターセンターをはじめ茶屋もあります。それでも多くの人が滞在するため、常に混み合う場所です。高屋山頂の碑には、記念写真を撮る登山客で行列ができます。

高尾山頂上の一番奥にある大見晴台の展望デッキからは、富士山の雄姿を望むことができます。京王線の高尾山口駅から高尾山に登ると、高尾山頂上に登り切って初めて富士山の姿を見ることができます。それだけに高尾山の登頂は達成感があるものになっています。

高尾山の頂上からは相模湾も遠くに望むことができます。天気が良ければ江の島まではっきりと認識ができます。

高尾山の頂上には茶屋が3軒あります。頂上で美味しいお蕎麦などが頂けるとあって、登山者に大人気です。そのうちのひとつ、曙亭の横に高尾ビジターセンターがあります。

高尾山の頂上にある充実したビジターセンター

高尾山の山頂(599m)にある「高尾ビジターセンター」一般客が車やケーブルカーなどで直接入れない頂上にこれだけの規模のビジターセンターがあるのは珍しいことだと思います。入館料は無料で、高尾山の自然について詳しく展示されています。頂上に着いたのならぜひ立ち寄りたい施設です。数多くある高尾山の登山ルートごとの情報も細かく紹介されているので、下山をするときのルートを選ぶ参考にもなります。

高尾ビジターセンターは見た目は平屋ですが、地下1階建がある2階建て構造になっています。エントランスを入った1階部分では、高尾山の歴史や自然などが紹介されています。また高尾山に登ってくる途中に出会った花や生き物を検索してその名前を調べることもできます。

充実した展示で学べる高尾山の自然

ビジターセンターには高尾山のパンフレットはもちろん、オリジナルの情報誌などの資料がたくさん用意されているので、高尾山登山や自然観察の情報収集にはもってこいの場所。また、常駐している自然観察員から様々な高尾山の情報を教えてもらうこともできます。展示は子供が学習するにもわかりやすい内容になっており、家族連れはもちろん、遠足でここに立ち寄る事も多いそうです。

エントランスの1階から地下1階へ展示は続いています。ここでは高尾山の自然と歴史が過去の写真とともに紹介されています。いかにして高尾山の大自然が守られてきたか、高尾山と人の関りはどのように続いてきたのかを知ることができます。

地下1階にはムササビについての展示があります。高尾山には多くのムササビが生息しており、その生態が詳しく紹介されています。何度か高尾山には登っていますがまだムササビは見たことがありません。注意深く森を観察すると、どこかに潜んでいるのかもしれませんね。そんなムササビとの出会いが楽しみになる展示です。

高尾ビジターセンター

場所: 東京都八王子市高尾町2176
電話: 042-664-7872
営業時間: 10:00~16:00
休館日: 月曜日(祝日の場合はその翌日)・年末年始
料金: 無料
アクセス: 高尾ケーブルカー高尾山駅より徒歩40分    

【投稿時最終訪問 2019年5月】

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