景信山の茶屋【三角点かげ信小屋と景信茶屋青木】

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東京・八王子市と神奈川・相模原市との境界にある標高727.1mの山である「景信山」。年間で多くの登山客が訪れる高尾山からは離れていますが、高尾山から陣馬山へ向かう奥高尾山縦走路が通るため、登頂(通過)する登山者も多い山です。高尾山からは約2時間。陣馬山までのちょうど中間点にあたるため、この山頂が昼食や休憩をとる絶好のポイントとなります。人気アニメの「鬼滅の刃」に登場する 霞柱・時透無一郎の出身山とされており、聖地巡りで訪れる方も増えているそうです。
そんな景信山の頂上には山小屋が2軒あり、美味しい名物やお酒まで楽しめるともあり、ここでの昼食を楽しみにする登山者で賑わっています。

関東平野を見下ろせる奥高尾縦走路の中間の景信山

景信山(727m)の頂上。なだらから稜線上にあり、展望は東側にしか開けていませんが、高尾山や、都心の絶景が一望できます。

美味しいものやお酒がいっぱいの三角点かげ信小屋

影信山には茶屋が二軒あります。頂上のすぐ横にあるのが「三角点かげ信小屋」です。山小屋といっても宿泊はできず、食事の提供のみの茶屋です。しかしこの食事が山の上とは思えないくらいに充実しています。特に「なめこ汁」は有名で、それを楽しみに山を登ってくる登山者も多いほど。ゆずがほんのりと香り、とても上品。しかもナメコも大きく、そのぬるりとした食感も濃厚です。また店先では山頂付近で採れるきのこや山菜などを天ぷらで揚げており、山の上でビールと一緒に楽しめることもありこちらも大人気です。

昼食を持参していても、ここでビールとつまみの一品を楽しみたいですね。オーダーしたのはもつ煮込み。ビールを頼むとちょっとしたおつまみがあるのもうれしいのです。もつ煮込み450円、ビール350mlは400円。歩いてしかたどり着けない山の上での料金としては決して割高ではありません。
その他、名物のなめこ汁は250円。なめこうどん500円、野草の天ぷら300円、七彩おでん450円。
お酒も豊富で、瓶ビール700円、缶ビール(350ml)400円、氷結レモン300円、ワンカップ大関400円、ニッカウヰスキー400円。
登山の途中、絶景を眺めながら一杯やれてしまうのが、高尾山系の登山の楽しみです。

広いベンチでゆっくりとできる景信茶屋青木

小仏峠方面に少し下がったところには、もう一軒の茶屋である「景信茶屋青木」があります。この茶屋でもなめこそばや山菜天ぷらが楽しめ、お酒の種類も豊富です。景信茶屋青木のほうが席数は多く、陽射しを遮る木や屋根付きの東屋が多くあります。かげ信小屋がいっぱいの時はこちらの景信茶屋青木はまだ空いているということもあります。

美味しいものがあるのでついついお酒は飲みすぎないように注意しましょう。ここからどちらに向かうにしても、まだまだ先は長いです。景信山から高尾山に向かえばアップダウンはあるも基本的に標高を下げていくコースで、道も歩きやすく危険な場所も少ないルートです。高尾山までにもまだ茶屋は何軒かあり、高尾山までたどり着けば、リフトやケーブルカーもあり、許可者が入れる1号路は車道になっています。通常の山と違って、初心者が縦走をするのに向いているコースであり、距離の割に体力を使わない奥高尾山の縦走路だからこそできる、山上飲みです。

三角点かげ信小屋

住所: 東京都八王子市裏高尾町1665-3
電話: 0426-61-2057
時間: 9:00~15:00
定休日: 不定休(基本営業日は土日祝)
駐車場: なし
アクセス: 高尾山・陣馬山から徒歩約2時間

【投稿日最終訪問 2019年5月】

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