長湯温泉 温泉療養文化館 御前湯【源泉かけ流し炭酸泉】

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日本一の炭酸泉として最近人気急上昇の大分県「長湯温泉」。長湯温泉の中で最もメジャーな施設である「ラムネ温泉館」。まるでジブリ映画に出てきそうな、不思議な建物の中、サイダーの中に入ったように肌に泡がまとわりつく湯を楽しむ。しかし、最近ではメディアでよく紹介されているためか、訪れている人の数が半端ではない。残念ながら、ラムネ温泉館での入湯はあきらめ、向かったのは「御前湯」だ。

異国情緒あふれる御前湯のレトロな外観

「御前湯」は「道の駅ながゆ温泉」のすぐそばにある。温泉街の中心部から少し入ると、広い駐車場があり、その奥に建物が立つ。少しレトロを思わせる外観がとても独特だ。

「御前湯」入口。入口には「飲泉場」がある。長湯温泉はドイツの温泉療養地であるバードクロチンゲンと姉妹都市になっている。そのため、ドイツで古くから行われている「飲泉」(温泉を飲む)が盛ん。館内だけでなく、温泉街の中にも飲泉場が何箇所かある。
しかし、残念ながら僕は温泉を飲むのが苦手なので、パス。そのまま館内に入る。

館内のロビーの様子。ウッディであり、どこか懐かしくもあり、そして異国の情緒も漂う。とても独特な雰囲気が感じられる。それでいて、清潔で施設も近代的だ。

まるで異国のような素敵な雰囲気の浴室

さっそく大浴場に向かう。大浴場は1階と3階にある。1階は奇数日は女湯、偶数日が男湯になり、この日は男湯だった。2階にロビーがあるので、階段を下りていく形になるが、この階段がなんとも不思議な雰囲気を醸し出している。まさに異世界への入口のようでもあった。

独特の土壁が異国情緒を演出する。ここは家族風呂の入口になる。「ラムネ温泉館」で非日常的な世界観を楽しもうと思っていたが、この「御前湯」でもそれが十分に味わえる。

脱衣場。レトロな雰囲気がぷんぷんに漂っているが、施設は近代的。10円の鍵付きロッカーもあり。

内湯。曲線を描く土壁のデザインは独特で、まるで異国の温泉に入っているようだ。そして湯船には湯が贅沢に源泉掛け流しされている。湯はほのかに硫黄臭があり、これぞ温泉と思わせる見事な色の湯。濁り湯のため見えにくいが、段差が4段もあるので要注意。自分の好みの高さに腰掛けられて、長湯を楽しめるようになっている。
ここにも飲泉ができるようにコップが置かれている。温泉成分がたっぷり浴槽にこびりつき、濃厚で良質な湯であることがよくわかる。
さて、「ラムネ温泉館」のようにここでも炭酸泉独特の肌につく泡を期待したが、つかない。そのことについて風呂場の注意書きにはこうあった。
長湯温泉で湧出している温泉には「炭酸泉」と「炭酸水素塩泉」の2種類がある。炭酸ガス濃度が1,000ppm以上のものを「炭酸泉」、1,000ppm未満のものを「炭酸水素塩泉」と呼んでいる。いずれも炭酸ガスを含んだ、炭酸系の温泉。長湯温泉に湧出する温泉の多くは「炭酸水素塩泉」で御前湯もそうである。炭酸ガスの泡がつくのは30度前後の低温の「炭酸泉」である。そのため、全ての長湯温泉で炭酸ガスの泡は付着しないが、温泉の効能は全く同じである。
なるほど、「ラムネ温泉館」はぬるめの湯に浸かると紹介されていたが、それはこういう理由だったのか。この湯は泡はつかないが、炭酸が含まれているため、とにかく体が芯から温まる。ポカポカだ。
すぐ横に冷泉風呂があったが、水風呂のような冷たい感じない。むしろよく温まった体を気持ちよくクールダウンさせるには良い浴槽だった。当然ここでも泡は付かない。

 

川を見下ろしながら長湯できる開放的な露天風呂

露天風呂。川に面しており、とても解放感がある。独特の土壁が露天風呂の周りにもあり、独特な雰囲気も十分に感じられる。川のせせらぎと気持ちの良い風を感じながら入れる露天風呂は気持ちがいい。内湯と比べぬるめになっているので長湯も可能だ。
また、露天風呂の横はベランダになっているが、川や近隣の建物からは丸見え。ベランダにはベンチがあり、ここでくつろげば最高のクールダウンだが、これは男性だけの特権であろう。
長湯温泉は九州ではじめて「源泉掛け流し宣言」をした温泉街だ。その温泉の気持ちよさと湯量の多さはさすがに気持ちが良かった。この「御前湯」は「ラムネ温泉館」と違い、比較的すいている。にも関わらず、豊富な湯量と独特の雰囲気を感じられる素晴らしい日帰り温泉だ。入湯した後になっては、こちらの御前湯の方が気持ち良かったと思う。「長湯温泉」の日帰り温泉施設としては、イチオシの湯となった。
ちなみに、この日は入れなかった3階の浴室は青を基調にしたタイル貼りで、この日入った浴室とは雰囲気が全く違う。今度は3階大浴場が男湯になる奇数日に訪れてみたい。

長湯温泉の観光と宿泊情報

長湯温泉の宿や外湯では日本有数の炭酸泉を基本源泉かけ流しで楽しめます。今回紹介した御前湯の他にも複数の日帰り温泉があるので、外湯巡りをするのも楽しいでしょう。
また、温泉をじっくり楽しめる雰囲気たっぷりの宿もたくさんあるので、宿泊もぜひ楽しみたいですね。

■ 長湯・久住の温泉宿一覧

長湯温泉療養文化館 御前湯

住所: 大分県竹田市直入町長湯7962-1
電話: 0974-64-1400
営業時間: 6:00~21:00
休業日: 第3水曜日
交通: 湯布院ICから約50分 大分光吉ICから約45分
料金: 大人500円 小学生200円 (家族風呂は1回50分2,000円・4名まで)
駐車場: 60台(無料)
温泉: 内湯・露天風呂・冷泉・サウナ(男女日替わり)、家族風呂
泉質: 炭酸水素塩泉(源泉掛け流し)
施設: 休憩室(近隣飲食店への注文可能)・喫茶室・マッサージルーム・飲泉場
設備: ボディソープ、リンスインシャンプー、ドライヤー、ロッカー(10円)

【投稿時最終訪問 2010年月】

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