四日市コンビナート撮影スポット

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最近「●●萌え」という言葉がよく聞かれますが、その中でも見学ツアーが組まれるなど、観光に活用されているのが「工場萌え」。特に夜のコンビナートは幻想的な近未来都市に見えると工場萌えの中でも代表的な風景となっています。なかなか夜のコンビナートを様々な角度から楽しめる場所は限られていますが、絶好のスポットのひとつがコンビナートの集積地である三重県四日市市は。移動手段として車を確保できれば、いろんなシチュエーションの夜景を楽しめます。その中でも初めてのコンビナート夜景を楽しむのにベストな2箇所を案内します。

四日市コンビナート夜景撮影スポット

まず1箇所目はコンビナートの夜景を少し離れた場所から眺めるポイント。川沿いなので遮るものなくコンビナートの全景を眺められることと、川面に反射するコンビナートの光が幻想的に写真に映ることで人気のスポットです。Googleマップなら「磯津公園」と登録されている場所が目印です。
付近はやや道が狭く、暗いので運転には十分に注意して下さい。河口の一角に車が10台ほど停められるスペースがあります。交通量は少ないとはいえ、時々車が通るので、注意して撮影、見学しましょう。付近は夜釣りのスポットにもなっており、数組の釣り客の姿も見えます。

鈴鹿川の向かいのコンビナートは昭和四日市石油の工場。巨大な煙突やパイプが入りくんだプラントなど、よくある工場とは明らかに違う巨大な工場群です。たただでさえ複雑で迫力のあるコンビナートですが、夜になると作業用の照明が灯り、まるで近未来都市のように見えます。

光を放ち、煙をあげるコンビナート。眩い光が川面に反射して、とても美しくその姿を時折、鉄塔の頂上から真っ赤な炎が吹き上がります。まるで東京ディズニーシーのプロメテウス火山のよう。コンビナートがテーマパークのようにも見えてきます。

肉眼で見ても美しいですが、写真に撮るとコンビナートの風景はまるでCGのよう。大人気だったゲームFINAL FANTASYVIIの大都市ミッドガルのように見えます。コンビナート夜景の撮影には数秒間シャッターを開くので三脚は必須。できればリモコンがあればシャッターを押す振動を無くせるのでブレを相当減らせます5~10秒ほどシャッターを開けば幻想的な光景が現れるコンビナート夜景写真。機材さえあれば初心者でも写しやすい絶好の被写体です。

海側に目をやると、コンクリートほどの迫力はありませんが、臨海工業地帯が続きます。こちらも光に照らされてとても美しく見えます。

ちょうど撮影日に付近で花火大会が催されており、期せずして工場夜景とのコラボがさりげなく実現しました。幻想的な美しです。

近接夜景写真撮影スポット

三重県四日市市。コンビナートが集まるこの付近は最近の「工場萌え」の注目地。特に夜になると無数の照明で輝くコンビナートはまるでCGのような近未来都市。写真におさめれば、さらに幻想的な風景になるため、多くの人がこの夜景を見るために同市に集まります。
前段で案内したコンビナートの全景を鈴鹿川越しに眺められるスポットより車で5分。鈴鹿川に架かる橋を渡り、右折すると、巨大な昭和四日市石油のコンビナート沿いに道が続きます。壁や樹林帯が邪魔で、撮影できるスポットは限られますが、路肩が広くなっている場所や見通しがよく交通量が極めて少ない場所に車を停車してコンビナートの撮影ができます。

まずはひとつめのポイントは、コンビナート内の塩浜変電所。コンビナートの正門は守衛所があり近づくことはできませんが、中部電力前に閉鎖されている小さめのゲートがあり、その前からコンビナートの撮影が可能です。ゲート前の路肩が広くなっていて停車可能。ここのゲートには守衛さんがいないので、気兼ねなく撮影できます。

変電所だけあって、鉄塔や電線がいっぱい。障害物になるか、オブジェとするか。このあたりは構図次第、腕の見せ所ですね。

変電所の変電施設を前に置いて撮影。複雑に絡み合ったメタル感が工場の雰囲気を演出してくれます。

時折、鉄塔の上から真っ赤な炎が立ち上がります。写真の中では一際煌めく真っ赤な閃光となり、写真に眩くその存在を引き立たせます。

煙突からあふれ出すたなびく煙の様子もはっきりとわかります。肉眼ではほとんど見えない煙のすがたも、写真だとまるで時間が止まったかのようにその姿をとどめ、とても幻想的に見せてくれます。

続いて車をもう少し進めて石原産業の入口に近づくと、今までコンビナートを隠すように続いていた樹林帯が突如として途切れます。水路を挟んでコンビナートの姿を至近距離から取り放題な場所で、まさに四日市コンビナートの撮影の代表的なポイントと言えます。この先にはコンビナートの入口のみで、夜は車も歩行者もはほとんど通らず。注意して車を路肩に停め、車から離れないようにして撮影しましょう。

被写体がとにかく近いので、広角レンズでも 迫力のある絵が撮れます。コンビナートの内部をこれだけ近くから見ることができるポイントはなかなかありません。写真を撮らなくとも、その美しさと迫力に見入ってしまいます。

望遠でコンビナート細部の表情を切り取ってみるのも面白いです。光に照らされて闇の中で輝くタンクやパイプの金属の表面がまるで何度も何度も色を塗り重ねた絵画のように見えてきます。

時々、ヘッドライトをつけて作業か点検をする作業員の方がこの幻想的な世界の中を動き回ります。現実離れしたコンビナートの夜景はとても巨大な近未来都市のように見えるので、作業員がとても大きく見え、ファンタジーの巨人のようにも思えます。

写真で長時間露光で撮ると、それは目の前にあるものがまるでCGや絵画のように幻想的に写ります。このポイントは口コミ等でも人気のようで、コンビナート夜景の撮影や、見学の車も数台停車しています。
工場萌えの魅力いかがでしたか。普段は見れないコンビナートが夜になると眩い照明で闇夜に浮かび上がりとても幻想的に見えます。さらに写真でとると、見た目以上にフォトジェニックな1枚になるのは間違いなし。付近を夜に移動するなら、是非とも少し立ち寄っていただきたいポイントです。ただし、写真を撮ると、何枚も緒時間露光で撮るので、あっというまに時間が過ぎてしまいます。要注意ですよ

四日市の宿泊情報

コンビナートの夜景撮影をするなら遅くにチェックインできるシティホテルが都合がいいですね。 三重県一の人口を誇る工業都市・四日市にはビジネスホテルやシティホテルが数多くありますので、好みの宿を探せます。

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