谷上山公園【山一面の桜が咲く絶景花見スポット】

愛媛の県庁所在地、松山市の南に隣接する伊予市。海と山、自然があふれる伊予市を代表するお花見スポットが「谷上山」(たがみさん)だ。谷上山公園は付近一面に桜が咲き乱れる、松山周辺でもずば抜けて桜が美しいお花見の名所だ。 アクセスは伊予市内から1~1.5車線の細く急な山道を山の上に駆け上る。昼なお暗い林を抜けたとたん、急に眩しい光に車のフロントガラスは彩られた。

山頂付近一面に広がる桜は見応え満点!

一面に桜が咲き乱れる谷上山公園。その美しさには言葉を奪われる。ただ、溜息だけが許された空間。ちょうど今日は満開。散りもせず、葉桜もない、美の絶頂の桜が何百本も一面に広がっている。その美しさはまさに「桃源郷」であった。

さて、昼が近付きどんどん人で混んできた。しかし大きな桜の木の下で、桜の森の樹冠を見下ろす絶好の場所が確保できた。ここでゆっくりと花見を楽しもう。レジャーシートを広げて、コーヒーを入れる。なんとも美しい風景。遠くに見える池は、愛媛県最大のため池である大谷池。
この谷上山は桜の名所として地元の情報誌では扱われているが、お奨めの順位としてはなぜか低い方だ。松山から少し離れていること、狭い山道を車で登らないといけないことがあるからだろうか。でも、僕の中ではこの谷上山の桜は愛媛県の桜の名所としては1,2を争う美しさだと思う。道もそう離合に困るほど狭いところもないし、小さな駐車時場しかないが、午前中に到着すれば比較的車を入れられる。また、駐車場以外にも車を停められるスペースも多く、車を停めるための渋滞の発生は皆無に近い。

少し見上げれば、すぐそこには美しい桜の枝が何本も目を楽しませてくれる。手が届く距離に桜の花をいっぱい配して楽しむ花見は至極の贅沢。暖かいコーヒーとチョコレート菓子だけだが、桜を見ながらそれを楽しむ時間は何事にも代え難い最高の時間だった。しかし日差しがとても暑い。じりじりと肌を焼く。これはもう春の日差しを通り過ぎている。ジャケットを脱ぎ、長そでTシャツ一枚だけ。吹く風が涼しく感じる。風が運ぶ薫りは山の緑の息吹。長い冬は終り、もう今は春なんだ。思いっきり気持のよい空気を吸い込み、はっきりとそれを感じた。

山の斜面一面に咲き乱れる無数の桜の木々。幾重にも幾重にも花びらを重ねて、美しいピンク色の桜の森が目の前に広がっている。桜の森の中では鶯が遊ぶ。美しい歌声を谷間に響かせ、追いかけっこをするように、何匹も桜の枝から枝へと渡っていく。そして、時々思い出したかの様に、甘い桜の蜜を吸う。

谷上山第二展望台からの桜の眺めも絶景!

左上の白い建物は谷上山第二展望台。その展望台から桜の森が南斜面へ流れ落ちるように広がっている。一通り桜を楽しんだら、今度はあの展望台へと向かってみる。

桜が咲き始め、緑が芽吹き始める。春は動き出した。しかし桜のほうが緑の芽吹きより少し早い。まだ暗い色をした森を背にした輝く桜の木々の美しさは格別。暗い森の中にある桜も、暗闇の中に舞う光のように、美しく輝く。

まだ色づかない森を桜の森が侵食していく。それは押し寄せるピンク色の波のよう。小規模ながら、吉野の千本桜を思わせる。

谷上山の展望台から桜の森を見下ろす。18mmの広角レンズでもその全景はとらえられない。これは桜の森の右半分。まだ同じくらいの桜の広がりが、この左側へと続いている。

桜の森にアクセントを与え続ける濃いピンク色の桜。青空に映えるその美しさは格別だ。

桜の森の下には、大谷池へと降りていく道路が続く。ここにさしかかる車は決まってスピードを緩める。時々車を停め、ドライバーがこちらを見上げる。山の下から見上げる桜の森、それはとても美しくここを去ろうとする人々の心を惑わしている。

花見の後は松山・道後温泉に泊まりたい

日本最古の温泉とされる道後温泉には、数多くの宿があります。どの宿にも趣向をこらした温泉を楽しめ、さらには湯篭をもって浴衣姿で道後温泉本館や椿の湯といった外湯巡りも楽しめます。道後温泉から伊予鉄道の駅に続く商店街「道後ハイカラ通り」にはたくさんの店が並んでおり、各ホテルの軒先には無料の足湯があり、道後温泉は散策するにはもってこい。海にも近く美味しい魚を食べられる店も多数。谷上山公園から1時間もあれば道後温泉に到着するので、宿泊にはお勧めの温泉地です。また松山市内にも温泉つきのシティホテルがいくつかあるのでそちらに宿泊するのも気持ちが良いです。

【道後温泉の宿一覧】

谷上山公園

住所: 愛媛県伊予市上吾川
アクセス: 松山自動車道伊予ICより車で15分
駐車場: 20台(無料)

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