須磨の赤灯台【旧和田岬灯台】

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「須磨の赤灯台」(旧和田岬灯台)は須磨海浜公園に移設保存されている明治17年築のレトロな灯台。登録有形文化財に登録されている日本最古の鉄造灯台で当時の姿のまま青い海と緑色の松林の中に鮮やかな赤色を輝かせています。神戸須磨シーワールドを中心とした神戸須磨シーワールドホテルやレストランが集まるエリアの一角にあるので、海沿いの散策がてら見学したい神戸の歴史のひとつです。

現存する貴重な日本最古の鉄造灯台

大阪湾随一の海水浴場として人気の須磨海岸。その美しい松林の中に色鮮やかな「赤灯台」が鎮座しています。松林の緑の中に太陽の光を浴びて色鮮やかに輝くその姿は一際美しく感じます。

「赤灯台」の正式名称は旧和田岬灯台。現存する日本最古の鉄骨造灯台で国登録有形文化財に指定されています。灯台本体は上部と下部の部屋を螺旋階段が結ぶ形になっています。上部には灯台照明、下部には備品の倉庫になっています。高さは約16mで、真下から見上げるとても迫力があります。

須磨海浜公園のリゾートエリアにあるレトロな灯台

灯台の向こうには海が見え、灯台はわずかに松林から頭を出しています。赤灯台は正式名称を和田岬灯台と言う通り、ここから約6km西にある和田岬に明治17年に建設されました。その長い役目を昭和38年に終えた後、昭和39年に須磨海浜公園に移設・保存されています。

和田岬灯台は明治4年に建造されましたが、現存するものは明治17年に改築されたものです。100年以上前に建てられた真紅の灯台の姿は、海の青さと松林の緑が織りなす風光明媚な須磨海岸ではとても美しく鮮明に感じられます。灯台の前はビーチになっており、灯台の元で海水浴も楽しめます。

須磨海浜公園の中核施設である須磨水族館が2024年6月にリニューアルオープンします。それに伴って魅力あるショップやレストランなども続々オープンしている須磨海浜公園は海水浴シーズン以外でも魅力あるリゾートエリア。ぜひこのレトロな赤灯台も散策の途中に見学して、神戸の開国の歴史を感じていただきたいです。

須磨の赤灯台(旧和田岬灯台)

住所: 兵庫県神戸市須磨区須磨浦通1-1 
料金: 無料(内部非公開)
休み: 年中無休
営業時間: 24時間
交通: JR須磨駅より徒歩10分
   阪神高速・若宮ICすぐ(大阪方面からは湊川IC利用が便利)
駐車場: 1100台 (有料・1時間300円~)

【投稿時最終訪問 2024年4月】

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