神在居の千枚田 【坂本龍馬脱藩の道】

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最後の清流と呼ばれる高知県・四万十川。その源流に程近い檮原町は山深い風景が広がる。かつて坂本龍馬もこの地から土佐藩を脱藩し、日本へと飛び出している。そんな梼原には棚田が多く、その中でも最も美しいとされるのが「神在居の千枚田」だ。

黄金色に輝く美しい神在居の千枚田

神在居(かんざいこ)の千枚田へは国道197号線を松山自動車道内子ICから南へと向かう。途中日吉で大きく東へと進路を197号線は変え、深い山あいを走っていく。色濃く自然が残る中を走るが、道は快走2車線が続く。スピードの出しすぎには注意。
やがて愛媛県から高知県へと県境を越え、たどりつくのが「道の駅ゆすはら」だ。この道の駅の近くに神在居の千枚田がある。この付近には棚田が多くあるが、「竜馬がゆく」などの歴史小説作家の司馬遼太郎氏がここを訪問した際、とても感動したのがこの神在居の千枚田だ。
刈り入れの時期は10月の頭頃。この頃には稲穂が黄金の輝き、その美しさを増す。

まず、道の駅向かいにある、茅葺の屋根が立ち並ぶ公園へ。道の駅の中にも茅葺屋根の建物があるがそれとは別のところだ。
その公園内、鋭い鋭角で西側へ登る道へ侵入すると、すぐある分岐点に「神在居千枚田ハイキングコース入口」と立て札がある。それに従い右折。道は細いが、車でも十分入れる。ただし狭い1車線の登り道。対向車はほとんど無いが、十分注意して進む。

坂本龍馬が駆け抜けた山中にある美しい棚田

途中、「坂本竜馬脱藩の道」と書かれた看板を通ると、目の前に眩しい光が飛び込んでくる。ここが神在居の千枚田だ。

訪問した10月頭はちょうど収穫期。豊饒な実りを結んだ稲穂は、秋の日差しに金色に光る。深い山に這うように作られた田で育てられた命をつなぐ大切な大切な大地の恵みは、まさに黄金に匹敵する。その眩しい輝きを放つ日本の美は、見る人の心を魅せてやまない。
この日は一部の田で刈り入れが行われていた。おじいさんから子供まで、一緒に育てた実りを刈り取り、そして近所の人が集まり畦で茶菓子を一緒にする。なんだか美しい日本、日本人のルーツが、いまここには色濃く残っているのだと感じた。
しかし千枚田の中は道はかなり細く、車を止めてゆっくり見る場所はほとんどないと言ってよい。千枚田には民家も点在し、生活道にもなっているので、ゆっくり見たい方、車の運転に自信のない人は車での乗り入れは遠慮ください。
今回は早風トンネルの西側から入ったが、実際は早風トンネルの東側入口の真上に千枚田は広がっている。こちら側からアプローチした方が格段に楽である。
早風トンネル東側入口手前、神在居バス停北側の道を入るとすぐ、車を停められる空地がある。ここに車を止めて、歩いて散策するのが一番良いと思う。車を停めた場所のすぐ上がもう千枚田だ。ただし、この空地は勝手に僕が車を止めただけなので、停めて良い場所かどうかはわからないので、現地では十分に配慮ください。

四国カルスト山麓・神在居の千枚田付近の宿

■温泉が気持ちよいスタイリッシュなホテル

■梼原町中心にあるナチュラルなシティホテル

神在居の千枚田

場所 高知県高岡郡檮原町神在居
交通 高知自動車道須崎東ICより国道197号線を車で約1時間
    松山自動車道うち子ICより国道197号線を車で約1時間半
    JR土讃線須崎駅から高知高陵交通バス檮原行きで1時間20分、神在居下車すぐ
駐車場 無し (早風トンネル東入口の神在居バス停北側に駐車可能な空地あり)

【投稿時最終訪問 2007年10月】

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