関西サイクルスポーツセンター【自転車のテーマパーク】
関西サイクルスポーツセンターは大阪府の南部、河内長野市の自然豊かな山麓にある自転車のテーマパーク。1974年開業の半世紀近い歴史をほこる老舗で、自然の中で適度に体を動かしながらサイクリングやアトラクションが楽しめ、キャンプ場やバーベキューもできるアウトドアスポットでもあります。
レストランもお弁当でもゆっくり楽しめる園内
関西サイクルスポーツセンターのエントランス。森に囲まれた入口はちょっとした冒険の始まりを予感させてくれます。駐車場はエントランスからどんどん離れていくように広がっているので、早い時間に到着すれば、エントランス付近に駐車することが出来ます。
エントランス付近にはかつて園内で活躍した変わり種自転車がずらりと展示されています。運転できないオブジェのようですが、みんなに運転されて楽しませてくれていたのでしょう。
サイクルスポーツセンターの遊びの拠点となるターミナルハウス。エントランスから進み、アトラクションエリアに入る所にあります。園内を見下ろせる眺めが気持ち良い場所ですが、園の端の坂の上にあるのでそう頻繁に立ち寄ることはありません。総合案内やオリジナルグッズやサイクリングアイテム、お土産の販売。自転車ミニ博物館があります。入園と退園の際に立ち寄るようにしましょう。
ターミナルハウスの側にあるバーベキューテラス。レストランもあり、園内でランチをいただくならこちらを利用しましょう。
テイクアウト専門店もあり、カレーや唐揚げといった定番メニューの販売も充実しています。テーブルとイスも多いので、休憩や、お弁当を食べる場所も比較的確保しやすくなっています。
園内には屋根付きのベンチも多いので、休憩やお弁当を食べるには便利です。天気が急変したときや暑い夏でも安心です。
アクティヴな自転車に乗って楽しむのにどうしても気になるのが手荷物。園内にはロッカーも充実しており、ターミナルハウスや変わり種自転車の受付にたくさんの数が設置されています。お弁当などの荷物はここに預けて、たっぷりアトラクションを楽しみましょう。
自転車をモチーフにしたアトラクションがいっぱい
入口から最も近い場所にあるアトラクション、「サイクルコースターモッズ」。コンベアで運ばれるのではなく、みんなでペダルを漕いで発進させます。スタートが高い場所にあるので、下り始めたらペダルは関係なく一気に加速します。
思った以上にスピードが出るサイクルコースター。自転車とは思えない予想以上のスピードと迫力です。しかも漕ぎ出す時にみんなで頑張ってスピードを出しておけば、スリルも倍増するという、なんとも爽快で楽しい乗り物です。
「スカイサイクルウォーカー」はジープを模した2人乗りのサイクルモノレールです。ちょっとしたインディージョーンズを思わせる空中散歩です。
高さ8mのレールで乗っている足元には何も見えない状態なので、高度感を結構感じます。さらには微妙に下左右に揺れながら走行するので、飛んでいるかのような空中散策が楽しめます。
ファミリープール「フォレ・リゾ!」では、シーズン外はバンパーボートを楽しめます。
列車型のアトラクション「ポッポサイクル」。足元にはペダルがついていますが、ペダルを漕がなくてもかなりのスピードで走り出してくれます。
そのほのぼのした名前とは裏腹に、スタートするといきなり予想外の猛スピードを出しながらトンネルの中に突入します。ペダルを回してもスピードが上がるかどうかはわかりませんが、ペダルを回さなくてもかなりのスリルで、ちょっとしたジェットコースターです。
サイクルパラシュート
ペダルを漕ぐと、高さ30mまで上昇し、ゆっくりとパラシュートで下りてきます。付近の河内長野の丘陵地帯を一望することができ、とても良い眺めです。思ったほど怖くはありませんでした。高所恐怖症でなければとても楽しいアトラクションです。
さいくるコプター
ペダルを漕ぐと、回転スピードがアップするアトラクションです。ゴンドラすべてが回りながら、ゆっくりと上昇していきます。
ペダルを漕ぐと乗っているヘリコプター型のゴンドラがゆっくりと回転します。サイクルスポーツセンターの中の様子が良く見渡せ、次は何に乗ろうと楽しみになります。
水陸両用サイクル
人力のカートですがボディはボートのような形をしています。途中まではカートのように通路を走り、目の前の通路に水が満たされていても、そのままざぶんっと突入します。水の中を勢いよく進むのかと思いきや、スクリューはなくタイヤの回転だけで進むので、結構遅いです。それでもタイヤが水底につき、力強く水をかき分けて対岸に上陸するときはとても快感です。
サイクルゴーランド
メリーゴーランドにペダルがついていて、こぐとピョコピョコ動きます。メルヘンながらもただ乗っているだけでなく、よりアクティブさ楽しむことができます。
豊かな自然の中で楽しむ本格的なサイクリング
関西サイクルスポーツセンターのもう一つの目玉であるサイクリングコース。1周3kmの自然の中を走る本格的なコースで、適度なアップダウンもあり、変速機を使った登りや爽快な下りのダウンヒルが楽しめます。
数ある種類の自転車から好きな1台を選んでサイクリングすることができます。ママチャリはもちろん、ブランドものではありませんがMTBやロードバイクも多数用意されています。係員に自転車の最終確認をしてもらってから出発します。
緩やかなアップダウンが続く森の中を走り抜けるコースは登りでもギアを軽くして楽しく登れます。街中では味わえない、サイクリングでの快走を満喫できます。
休憩場所も所々設置されています。ベンチや自販機もあるので、疲れてもここで体力の回復ができます。
最後は気持ちよくワインディングロードを下る爽快なダウンヒルでスタート地点に戻ります。もちろんここからさらに2周目を楽しむこともできます。
子供にも大人にも大人気の変わり種自転車
関西サイクルスポーツセンターの目玉のひとつ、変わり種自転車。周囲にはトラック自転車競技用の400メートル走路に囲まれていています。入園者が利用することができませんが、連休中の競輪選手のすごい走行を目の当たりにすることもあります。
地下通路でトラック内部の広場に出ると、ずらりと並んだ変わり種自転車が待っています。家族全員で乗れる巨大なもなや、どうやって乗るのかわからないファンキーなものまで、約800台もの変わった自転車をトラックの内側のサーキットを周遊してひと味違ったサイクリングを楽しめます。快適に運転できるものや、筋肉痛になるくらい大変なものまで、様々な自転車を試してみたくなります。
園内には「森の立体迷路」があります。5階層からなるカラクリ仕掛けの巨大な立体迷路で、わくわくドキドキのリッキーコース(体力コース)とリンリンコース(知力コース)の2種類のコースが用意されています。
迷路としては複雑ではありませんが、扉を工夫しないと開けられなかったりするなどのカラクリがいっぱいあり、楽しみながら進むことができます。
内部にはアスレチック要素もあり、網を登ったりロープをまたいだりしながら先に進みます。中には自転車のようにペダルを漕ぐ装置もあります。
関西サイクルスポーツセンター
場所: 大阪府河内長野市天野町1304
電話: 0721-54-3101
営業時間: 10:00~17:00 (曜日・季節によって30分前後の変動あり)
休業日: 毎週火曜日(GW・春・夏休み期間は営業)
12月・1月は臨時休園日あり
交通: 阪和道・岸和田和泉ICより約20分
近鉄・南海河内長野駅よりバス約25分
入園料: 大人1000円、子供(3才~小学生)700円
フリーパス付 大人3200円、子供2900円(身長110cm以下は2100円)
駐車場: 1000台 (1日1000円)
【投稿時最終訪問 2020年11月】