道の駅ビオスおおがた【宗田節らーめんとかつおのタタキバーガー】

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土佐県西南部、四万十川の河口の東側に位置し、砂浜美術館やサーフィンで有名な黒潮町。そんな黒潮町を走る国道56号線沿いにある道の駅が「ビオスおおがた」です。四万十川河口付近には高知県西南部の中心都市である四万十市があり、国道沿いには多くのレストランがあります。ドライブの途中の昼食のお店を探すにはもってこいの場所ですが、あと15分ほど東側に走ったところにあるこの道の駅では、地元の食材をふんだんに使った、レベルの高い美味しいものを頂くことができます。

お土産やアクティヴも充実した海の近くの道の駅

道の駅ビオスおおがたは、土佐西南大規模公園の一角にあり、サーフィンスポットとして有名な入野浜に面しています。また、サイクリングロードやテニスコートや体育館もあるため、スポーツやアウトドアスポットとして訪れる人も多い場所です。
さらには、海岸にはビーチにズラリとTシャツが吊るされた風景で有名な「砂浜美術館」があります。(砂浜展示はイベントのため展示期間あり)

道の駅入口付近に中核施設となる「ひなたや直売所」と「ひなたや食堂」があります。
高知県のお土産・特産物はもちろん、高知名物カツオを使った美味しいものをいただけます。

「ひなたや直売所」にはお土産コーナーにはずらりと様々な名物がならんでいます。また、アーティスティックな工芸品やお酒の販売も充実しているので、是非買い物で立ち寄りたいスポットです。
店の一角が直売所となっています。そんなに広くはありませんが、地元で獲れたばかりの新鮮な野菜や魚介類が安く売られています。

レストラン・売店とは別のもうひとつの建物は「ビオスおおがた情報館」です。内部はウッディなつくりで、高い天井と壁一面の窓で開放的な雰囲気です。ベンチとテーブルがあるので、ここでゆっくりと休憩することもできます。
中にはアート作品が飾られており、付近の観光紹介も。砂浜美術館の事務局にもなっており、観光紹介やキャンプ場・ホエールウォッチングなどのアクティビティの受付もここで行えます。

宗田節らーめんとかつおのタタキバーガーが美味しすぎるひなたや食堂

道の駅には「ひなたや食堂」というレストランがあります。道の駅にある飲食店としては相当にレベルが高く、大人気のお店です。
壁やテーブルにふんだんに木を利用したウッディな店内。壁一面の窓からは緑溢れる風景を眺められる心地よい開放的な雰囲気です。小上がり席もあり、ゆっくりと食事を楽しめます。なお、食後の食器は返却口に自身で下げるようになっています。
なお、ひなたや食堂ではテイクアウト弁当も販売しています。しらす丼(500円)、タタキ丼(650円)、宗田節カレー(600円)など。海岸などで自然を感じながら地元のおいしいものを頂くこともできます。

ひなたや食堂にはさまざまなメニューがありますが、イチオシは「宗田節ラーメン」です。今回はその上級グレードの「宗田節チャーシュー麺」(900円)をオーダーです。移動の途中、道の駅でお腹を満たせればと事前情報無しに選んだラーメンでしたが、その期待を遥かに超える美味しさには驚きました。旅先で食べたラーメンで、1,2を争う美味しさだったのです。

なんといっても、宗田節らーめんのスープが絶品!まず、その香りがとても濃厚。一口すすると驚きの美味しさ。土佐清水市の宗田節と地元の天日塩をふんだんに使用した濃厚なスープは一口目に焦がした風味を感じます。ニンニクもしっかりとアクセントになっていて、魚介系スープながらもガッツリとした味わい。あまりにもおいしくすべて飲み干しました。これは近くにラーメン専門店としてオープンしたら、通いそうなほどのレベルです。四万十ポークのチャーシューはトロトロ。甘味がしみこむまでしっかりと煮られており、かつ炙りもされた丁寧なつくりで、濃厚な魚介スープにマッチします。

まさかの宗田節ラーメンの美味しさに、1年後に再訪です。今度は「宗田節らーめん」(700円)をオーダーしました。
1年後に頂いてもその味は全く衰えておらず、やはりそのおいしさに感動。大きなチャーシューが入っていなかったので気づきましたが、スープに浮かんでいるフレークはカツオかと思いきや、チャーシューです。チャーシューの脂の旨みが宗田節スープにさらに濃厚な味わいをプラスしています。

テーブルに置かれている調味料にも宗田節粉があります。これをラーメンに振りかけると、美味しいスープの風味がさらに深くなります。味を変えること無く、さらに濃厚な味わいが楽しめる絶品アイテム。まさに追いガツオです。

名物としてひなたや食堂が売り出している「かつおのたたきバーガー」
バンズに鰹のたたき、トマト、大葉、玉ねぎ、レタスをバンズではさんでいます。鰹のたたきが生臭く感じるのでは、という懸念が最初にありましたが、食べてみるとそれは全く感じらません。たたきの中までしっかりと火が通っており、それでいて柔らかく口の中で溶けていくような食感。たたきは1枚ながらとても大きく肉厚で、藁で炙った本格的な焦がした風味も感じられる絶妙な火加減。特製のマヨネーズが新鮮な野菜と鰹のたたきの味を見事にまとめており、フィッシュ系ハンバーガーとしては希に見ぬ完成度で美味しいです。しかもジャンクさは感じない、上品な風味。宗田鰹ラーメンは外せませんが、胃袋に余裕があればぜひ一緒に頂きたい逸品です。

道の駅ビオスおおがた

場所: 高知県幡多郡黒潮町浮鞭953-1
電話: 0880-43-3113
施設: レストラン、直売所、情報館
営業時間: ひなたや直売所/7:00~18:00
     ひなたや食堂8:00~17:00(16:30ラストオーダー)
休館日: 月1回不定休あり
駐車場: 普通車100台
アクセス: 高知自動車道四万十町中央ICから約45分
メニュー(一例):
宗田節らーめん700円
宗田節チャーシュー麺900円
カツオたたきバーガー450円
台湾まぜそば850円
ジャージャー麺700円
汁なし担々麺700円
かつおの味噌茶漬け1200円
鰹のタタキ丼900円
しらす丼650円
しらすかきあげ丼650円
親子丼650円
カツ丼800円
鶏から定食800円
ロースカツ定食1000円
お子様ランチ650円

【投稿時最終訪問 2021年7月】

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