女神湖【絶景高原の子連れボート遊び】
女神湖。その神秘的な名前を持つ湖は、標高約1530mの白樺高原にある。標高2530m、日本百名山の「蓼科山」の麓にあり、湿地を堰き止めて作られた周囲約1.8kmの人造湖だ。人造湖でありながら豊かな自然の中で高原レジャーを楽しめるために、人気のスポットになっている。
高原の湖で絶景のボート遊び
今回、4歳の娘を連れて訪れたのは「女神湖センター」女神湖リゾートの基地であり、カヌー、ボート、マウンテンバイクなどが楽しめる。レストランや土産店も併設されており、女神湖に来たのならば必ず立ち寄りたい場所だ。ここで子連れでの定番「スワンボート」に乗船することに。
桟橋にはずらりとボートが並ぶ。お目当てのスワンボートはもちろん、手漕ぎボートや筏の上に自転車が乗ったようなペダルボートまである。今回乗ったスワンボートの料金は30分1,700円。ちなみに手漕ぎボートは30分1,000円、ペダルボートは2人乗りで30分1,700円。料金はややお高めの設定になっている。
スワンボートに乗って出発!パパとママは両端の席でペダルを漕ぎ、娘が真ん中の席で操舵を担当。当然、4歳児が好き勝手にハンドルを回すので、湖の真ん中でスワンは激しく迷走する。
女神湖センターの対岸は、静かな湖畔になっている。付近には立ち枯れの木が湖に刺さっており、この付近から蓼科湖をバックに眺める風景が女神湖を代表する景色になる。残念ながら、娘の操舵では向こう岸までたどり着けそうにない。ここから眺めて高原湖の美しさを満喫しよう。
池の真ん中でぐるぐる回っているスワンボートを心配したのだろうか。向こうから「大丈夫~?」と言わんばかりにカモが近づいてきた。好奇心旺盛、とても人なれしている。しかし、この1匹だけではなく、次々とカモが湖に飛び込み、このスワンの周りをウロウロする。どうやら「大丈夫~?」ではなく、「なんかちょうだい」と言っているようだ。
湖上から眺める女神湖の風景。湖の名前の元となった「女の神山」の別名を持つ蓼科山を背に広がる風景は抜群の眺め。穏やかな湖の上にぷかぷかと浮かびながら眺めるこの風景は格別で、高原の美しさを満喫できる。まさに高原リゾート。下界ではまだ30℃を軽く超える日々でもここは秋の風が吹き始めた避暑地。のんびりと高原の湖の真ん中でくるくるとまわるのも悪くない。
スワンボートを下りると、先ほどまでスワンの周りでウロウロしていたカモたちが続々と僕たちに続いて「上陸」してくる。ふとみると、ボート乗り場の一角で「カモのエサ」が100円で売られている。なるぼと、これが目当てで、ボートに乗る観光客を追い回しているのか。カモも手慣れたもので、ボートから降りた観光客の周りをウロウロしながら巧みにエサのありかに人間を誘導していく。しかし、4歳の娘に追い回され、カモたちも散り散り。あるものは湖に避難し、あるものはベンチの下で隠れてやり過ごしている。
湖畔の散策も気持ち良く自然を満喫
ボートを下り、カモとの触れ合いを楽しんだ後は軽く女神湖の散策に。女神湖センターの奥には湖畔の湿原を散策する木道が作られている。広さも十分で段差も無く、小さな子連れやベビーカーでも十分散策できる。ただし、マウンテンバイクの侵入は禁止。
木道から眺める女神湖。付近にスポーツ施設やカフェ、ホテルがあるが、そのほかは手つかずの自然。一部分を除き、人造湖とは全く感じさせない風景を楽しませてくれる。湿原の中には蓼科の山々から溢れ出した清冽な水が流れ、この美しい水を湛える女神湖を潤している。
木道の散歩道から眺める女神湖センター。湖に向かってテラス席があり、ずらりとならんだスワン。高原リゾートを楽しめる快適な施設だ。秋の風がそよぐ高原にも、まだまだ夏雲が濃紺の空に浮かぶ。散策やボートが美しい自然の中で楽しめる、素敵な湖だった。
蓼科・霧ヶ峰の観光・宿泊情報
冬はスキーで賑わう霧ヶ峰・白樺湖ですが、夏場の滞在客は少なく、リーズナブルな宿が多いため、宿泊にはもってこいのエリアです。ペンションやオーベルジュが多い車山エリア、温泉ホテルが中心の白樺湖と、宿のタイプも豊富にあります。夏でも涼しい高原で、リゾート気分満点ののんびりとした滞在が楽しむことができます。
女神湖
場所: 長野県北佐久郡立科町大字芦田八ヶ野982
電話: 0267-55-6201
営業時間: 9時~18時 (季節により営業時間短縮あり)
休業日: 無休(冬季は不定休)
交通: 中央自動車道 諏訪ICより車で1時間
料金: 手漕ぎボート30分1,000円 スワンボート30分1,700円
ロボアメンボ(2人乗り)30分1,700円 カヌーレンタル1時間2,500円
カヤックレンタル(1人乗り)1時間2,000円 (2人乗り)1時間3,500円
マウンテンバイク1時間700円
駐車場: 250台(無料)
【投稿時最終訪問 2017年8月】