冬の小樽運河【3月の雪景色】

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北海道を代表する観光地のひとつ「小樽運河」。レンガや石造りの倉庫が並ぶ風景はレトロで美しい風景。特に雪の積もる冬は北海道らしい素晴らしい景色を楽しめます。

レトロな倉庫が建ち並ぶ冬の小樽運河

石造りやレンガ壁の倉庫がズラリと並ぶ小樽運河。雪が積もったレトロな風景はまさに北海道と言える素敵な風景です。
小樽運河沿いには遊歩道があり、冬でも歩くことはできます。ただし、北海道の雪に慣れてなければ難しい箇所もあるので無理は禁物です。比較的冬場は観光客が少ないので、午前中早めにに訪れれば、ノスタルジックで誰もいない冬の運河風景を見ることができます。
また、冬の夜には63基のガス灯が設置され、運河や石造りの倉庫がライトアップされる幻想的なイベント「小樽行きあかりの路」が実施されます。

レトロで歴史を感じる倉庫群は、現在では商業施設として活用されています。小樽運河沿いの外見は当時のままに内部ではレストランが営業しており、レトロな雰囲気で美味しいものがいただけます。
奥から全国区のファミレス「びっくりドンキー」。運河沿いにテラス席があり、ビール醸造所となっている倉庫内で出来立てビールがいただける「小樽ビール醸造所」。大正14年築の赤レンガ倉庫の重厚でレトロな空間で北海道の素材を使ったおいしいものをいただける「小樽運河レストラン輝」が営業しています。

風が穏やかな日だと、水面に写るレトロな風景がとても美しい小樽運河。冬の寒さが厳しい日には運河が凍結し、幻想的な風景になることもあります。

中央橋そばにある旧北日本倉庫港運会社の歴史ある石造倉庫は「小樽運河タイムズガーテン」というお店になっています。ジンギスカン、ベーカリー、カフェの3店が中にあり、アンティークな空間で小樽運河の滞在を楽しめます。
中央橋は小樽運河の中心に位置する橋。クルーズ船「小樽運河クルーズ」の発着地になっています。レトロな運河の風景を水上から眺められる人気のアクティビィティで、幌と座席ヒーターが装着されるので、冬でも温かいクルージングを楽しめます。

例年11月から翌年の2月中旬にかけて「小樽ゆき物語」というイベントが開催されます。1万個の青色LEDに彩られた「青の運河」では幻想的かつレトロな小樽運河の夜景がとても美しく、ロマンチックな運河クルーズが楽しめます。市内にもいくつかのイルミネーションやオブジェが設置され、冬の小樽散策を盛り上げてくれます。

外観は当時の倉庫そのままですが、多くの倉庫は内部を飲食店などのお店として営業しています。船から荷物を出し入れしていた運河沿いの大きな扉から垣間見るお店は、レトロな倉庫の雰囲気を存分に生かしたノスタルジックな素敵な雰囲気を感じられます。

雪の積もった遊歩道を足元に気を付けて歩きます。2018年の春分の日に訪れましたが、小樽はまだ寒い冬。雪を踏みしめながら歩くレトロで静かな運河の風景は心が洗われます。

北道開拓の開運拠点として栄えた小樽で、物資の運搬・保存を大量に行うため海面を埋め立てて造られた小樽運河。大正12年に完成した、日本内唯の海岸の沖合い埋立て方式で、緩やかに湾曲しているのが特徴です。

運河の裏はレトロな倉庫通りとレストラン

小樽運河の裏側はレトロな雰囲気の倉庫が建ち並ぶ通りになっています。本来なら建物の表になるのですが、運河の風景が有名すぎてこちらが裏の顔になっています。

レトロで使われていない歴史的な建造物のようですが、実は「びっくりドンキー小樽運河店」です。小樽運河を眺めながら、レトロな赤レンガ倉庫の中で美味しい熱々のハンバーグを頂ける、贅沢な店舗です。石造りの倉庫をそのまま利用した店内は、びっくりドンキーの開拓時代を思わせるコンセプトにピッタリで、さらにレトロで落ち着いた空間になっています。

建ち並ぶ倉庫群は寂れた古い港町のように見えますが、運河沿いのレストランの入口が並んでいます。景観に配慮して目立たない看板を出しているだけですが、食事時には多くの観光客で通りは賑わいます。

建ち並ぶ倉庫のひとつは、びっくりドンキーの駐車場として使用されています。まさにびっくり。冬の雪を避けるため、屋根付きの広い屋内は、かつてのレンガ倉庫が最適なようです。

倉庫の屋根からぶら下がるツララが、北海道の厳しい冬を物語っています。極寒の北の大地の開拓を支えた小樽運河とその倉庫。開拓後の今の小樽では、当時を偲ぶ姿で北の大地の美味しいものを提供して多くの人を招いていました。

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小樽運河

場所: 北海道小樽市港町5
電話: 0134-32-4111(小樽市産業港湾部観光振興室)
ガス灯点灯時間: 日没~24:00(6月~8月は18:00~24:00)
交通: JR小樽駅から徒歩10分
駐車場: なし

【投稿時最終訪問 2018年3月】

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