備前屋甲子【瀬戸内海絶景温泉宿】

風光明媚な瀬戸内海の風景を楽しめる岡山県・鷲羽山。多くの島が浮かび、四国が間近に迫る海に、長大な瀬戸大橋が遠くまで続きます。そんな鷲羽山の風景を居ながらにして堪能できる客室と温泉が自慢の宿が「鷲羽グランドホテル 備前屋甲子」です。絶景の瀬戸内海の眺めを目の前にくつろぎ、湯に浸かり、海の幸を楽しむ極上の贅沢をリーズナブルに楽しめると人気の旅館なのです。

瀬戸内海を見下ろす丘の上に建つ絶景旅館

備前屋甲子は海のすぐそばの丘の上に建ちます。海に突き出した丘をホテルが独り占めする贅沢な立地。当然ほぼ360度の展望が望め、そのうち180度は海の展望。静かな場所に聞こえるのは潮騒と行き交う船の音のみ。立地からも極上の滞在を楽しめる旅館です。

ホテルの敷地内の海側は見事な展望。青い海に緑の島々を浮かべた風景がどこまでも続きます。ベンチや望遠鏡が設置されているので、湯上がりの散策などにももってこい。特に夕日の時間は感動的な美しさになります。

絶景とエンターテイメントが楽しめる広いロビー

ホテルに一歩足を踏み入れると広々としたロビー。壁一面の窓からは瀬戸内海の絶景が望めるので、ロビーでもゆっくりとくつろいでみたくなります。

特に窓側に設けられたコーヒーコーナーからの風景は絶景。宿泊者にはウェルカムドリンクの甘酒がコーヒーコーナーで用意されるので、絶景を眺めがらの一息をつきたいところですね。

ロビーで一際目につく巨大な太鼓は直径なんと1.8m。ホテルのある下津井に伝わる伝統芸能「鷲羽太鼓」のショーが毎晩ここで開催されます。大きな太鼓を自在にたたく見事な演奏。さらには鬼の面を被り激しく怪しく乱打する「鬼面太鼓」は見事で、是非とも鑑賞したいエンターテイメントです。

窓から海を一望できる落ち着いた客室

備前屋甲子の一般客室はとてもスタンダード。奇をてらわずシンプル。部屋は古いながらも空調や照明、トイレなどの設備は新しいものに改装され、使いやすさには気を使われています。ゆっくりとくつろげる部屋ですが、どうしても気になり心躍るのが窓から飛び込んでくる風景。キラキラと輝く海の青い光が、窓の向こうに誘います。

窓からは、遮るものがない瀬戸内海の絶景が一面に広がります。しかも全室がオーシャンビュー。ゆっくりとチェアーに腰かけて、美しい海の揺らめきと行き交う船の姿を眺めながらお茶をいただく。そんなリゾート感たっぷりな時間が楽しめます。もちろんベランダにも出ることができるので、この絶景をダイレクトに楽しむことができます。

角部屋だと出窓があります。出窓からの海の風景は、部屋に居ながらにして見れる絶景をさらに追加してくれます。

客室ベランダからは180度絶景の瀬戸内海。備前屋甲子が誇る海の絶景。それは部屋に居ながらにして楽しめます。誰に気兼ねなく、いつでも浴衣のまま外に出られるので、その時間が織りなす瀬戸内海の風景の移ろいを堪能できます。

ベランダから少し頭を出すと、四国へ向かって伸びていく瀬戸大橋の姿も望むことができます。橋が向かう先に美しい三角形の形をした山は香川県の飯野山。「讃岐富士」という名で親しまれる山で、この付近には美味しい讃岐うどんのお店が点在しています。

ホテルから望む夕日が美しすぎると大人気!

夕方になると、宿が誇る美しい日没の時間。宿の部屋は南西向きが殆どなので、美しい夕日が楽しめます。客室に居ながらにして、海に沈む夕日を眺められる贅沢。いくつもの重なる島影とゆっくりと進む船がアクセントになり、真っ赤に染まる瀬戸内海の美しさは筆舌に尽くしがたいものです。瀬戸内海の最も美しい時間は是非とも堪能したいところ。ホテルの入口には本日の日没時間が掲示されているので、その時間帯はできるだけ食事をはずし、部屋でゆっくりとくつろぎたいところですね。

いくつも重なる島陰に夕日は沈んでいき、その間をシルエットとなった船が行き交います。これぞ瀬戸内海の夕景といった風景が目の前で繰り広げられます。

立ち上る白煙も夕日で茜色に染まったコンビナート。人の手が作り出した人工物でさえ、この時間、この場所ではとても美しく見えるのです。

さて、夕日が沈んだら手つかずの大自然の瀬戸内海は真っ暗・・・なのですが、まだまだ美しい風景は終わりません。夜になっても幻想的な夜景が楽しめます。それは日本有数のコンビナートである「水島コンビナート」。宿からやや距離はありますが、真っ暗な海の向こうに輝く近未来都市のようなコンビナートの夜景が楽しめます。
最近、コンビナートの夜景撮影が人気急上昇中ですが、備前屋甲子のベランダからも三脚と100mm以上の望遠レンズがあれば、部屋に居ながらにしてコンビナートの夜の風景を撮影できます。ただし、コンビナートに関しては、東側の部屋になるとベランダから頭を出さないと見えなくなるので、必ず撮影できるとは限りません。悪しからず。

海を眺めながら入れる温泉が最高に気持ちいい!

旅の疲れを癒すにはやはり温泉は外せません。備前屋甲子の浴室はとにかく広くゆっくりと湯船に浸かれる快適な温泉。しかも、壁一面の窓からは、部屋から見える瀬戸内海の絶景がそのまま望むことができます。海と島が織り成す瀬戸内の風景を堪能しながら浸かる温泉はこれ以上ない贅沢。ここまでの絶景つきの温泉が楽しめることもなかなかありません。

露天風呂は瀬戸内海の中で湯に浸かるような錯覚を感じる開放感。湯に身を沈めたら目の前に広がるのは一面の海と島。聞こえる音は潮騒と、すぐそばを時折通る船の音だけです。いつまでも浸かっていたくなる贅沢な温泉です。

露天風呂の上から望む瀬戸内海の絶景。晴れた日中は湯に浸かりながらこれだけの風景が楽しめます。泉質はアルカリ性単純泉。美人の湯といわれ、湯上がりはお肌がスベスベになるとってもいいお湯です。また、貸切家族風呂も5つあり、どのお風呂からもこの風景を楽しめます。家族で気兼ねなく、この絶景温泉を楽しめるのもいいですね。

洗い場の数も多く、湯量も豊富。とても使いやすく、旅の疲れを洗い流すにはもってこいです。

広々とした脱衣所。脱衣かごと貴重品ロッカー(無料)が備え付けられています。日帰り入浴もあるので、なお、家族風呂に限り、日帰り入浴が可能。宿泊をしなくても、この絶景温泉を手軽に楽しむこともできます(50分3500円)

海の幸たっぷりの食事を瀬戸内海を眺めながら 

食事は基本的にレストランで頂きます。「シーサイドダイニング夕映え」では、一面の窓から瀬戸内海の展望。夕日を部屋で見送った後、残照の空と海を眺めながらの食事は雰囲気満点です。

備前屋甲子の夕食は、目の前の瀬戸内海で水揚げされる新鮮な海の幸を堪能させてくれます。刺身や煮物はもちろん、肉の陶板焼き、鯛しゃぶなどの美味しいものが勢ぞろい。

セルフコーナーも充実しており、瀬戸内海名物の「鯛めし」、「タコ飯」は、羽釜で炊いたものを好きなだけ頂けます。また、食後のデザートも種類豊富。ついつい別腹が進んでしまいます。

備前屋甲子の朝食はとっても充実!シャケ、サバなどの焼き魚、味噌田楽など手の込んだメニューも豊富。

朝は自由席なので、ぜひとも絶景を堪能できる窓側席を狙いたいですね。瀬戸内海の美しい朝の光景を眺めながらの朝食はとても優雅で、今日の旅をよりドラマチックなものにしてくれそうです。

洋食も充実しており、パン、ウインナー、スクランブルエッグなどはもちろん、サクサクの串カツなども。いろいろと食べたくなるので、ついついたっぷりと朝食を頂いてしまいます。朝からしっかりと食べて、本日の旅の活力をいただけるとっても充実した朝食です。
どこに居ても絶景をとことん楽しめる備前屋甲子。もちろん付近の観光地も充実しています。瀬戸大橋と瀬戸内海の多島美を見下ろす「鷲羽山」。美しい日本の風景「倉敷美観地区」。子ども連れなら「鷲羽山ハイランド」や「おもちゃ王国」など、観光スポットが目白押し。また、2017年に公開されたアニメ「ひるね姫」の舞台である下津井の港町まですぐ。見所満載で絶景旅館まである倉敷、児島エリア。是非ともお出かけしたい、今話題のエリアです。

■倉敷・児島・鷲羽山の宿一覧

鷲羽グランドホテル備前屋甲子

住所: 岡山県倉敷市下津井5-1-1
電話: 086-479-8222
イン: 15:00 アウト: 10:00
駐車場: 80台(無料)
交通: 山瀬戸中央道児島ICより8分
温泉: 内湯・露天風呂・貸切家族風呂5(家族風呂日帰入浴50分3500円)
アメニティ: 浴衣、タオル、バスタオル、歯ブラシ、ひげそり、シャワーキャップ
設備: ユニットバス、テレビ、金庫、冷蔵庫(販売用)、お茶、ドライヤー、ポット
客室: 73室

【投稿時最終訪問 2017年5月】

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