吉野川河口散策【マリンピア北緑地】

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「吉野川」は四国で2番目の長さを誇る大河。高知県と愛媛県の県境である四国の屋根と呼ばれる2000m近い山々を源流とし、徳島市で紀伊水道で海に注がれます。日本三大暴れ川のひとつで、四国三郎の異名を持ち、川幅においては最長部2380mと日本第二位を誇ります。そんな大きな吉野川の河口は大きな砂州が広がる開放的な風景があり、散策すればとても心地よい場所です。

土手沿いから眺める広大な吉野川河口

吉野川沿いの土手には歩行者・自転車専用の道路が長い区間続いています。河口にむけてサイクリングやウォーキングがとても気持ち良い区間です。国道11号線を吉野川に渡す吉野川大橋にも歩道があり、橋の上から河口の風景を望めます。澄んだ吉野川と吉野川は堆積させた独特の銀色の砂のコントラストがとても色鮮やかに映えます。

吉野川大橋を過ぎると阿波しらさぎ大橋が見えてきます。その名に相応しい、白く美しいデザインの橋で広大な空間の中に溶け込むように風景とマッチしています。

河口付近には付近は砂が堆積した砂州がみられます。広い河口に砂の島が浮かぶ風景はなんとも不思議な風景です。

河口付近の吉野川の土手には沖洲川の水門があります。沖洲川は市内を流れてきた後に二手に別れて、片方はここで吉野川に流れ込みます。深い水深があり、白波は立たないまでも大量の水が結構な流れで吉野川に押し出されていきます。

吉野川に流れ出す沖洲川。水の流れがはっきりと吉野川の流れの中に見えるほど、速い流れです。徳島市内には網の目のようにたくさんの川が流れており、多くの川が流れ込んだり、細い川に分岐して流れ出しているのも吉野川独特の風景です。

吉野川の河口に浮かぶ砂州の島。河口の砂州から歩いて渡れるようになっています。

河口付近に広がる砂州の美しい風景

河口付近は堤防があります。ここは腰をかけて、風景を眺めるのに最高の場所です。

河口には砂州があり、先程の砂州の島とつながって広がりを見せており、見る角度によっては砂漠のようにも思えます。吉野川が運んだ細かい銀色の砂はとてもきれいで、徳島、鳴門の名物である鳴門金時の栽培に利用されています。

家族連れで海に親しめるマリンピア北緑地

吉野川の河口南側の先端には「マリンピア北緑地」があります。東屋やベンチ、健康遊具が置かれている臨海公園で、付近の方の憩いの場所ななっています。無料の駐車場も10台あり、ゆっくりと潮風を感じられる場所で、子連れにも人気のスポットです。

階段状になったテラスで水際まで立ち寄ることができます。海水浴はできませんが、足をつけて遊ぶくらいはできそうです。公園の沖側には干潟があり、多くの生物が見られます。

マリンピア北緑地

場所: 徳島県徳島市東沖洲1丁目1−1
営業時間: 24時間
休業日: 無休
入園料: 無料
交通: 徳島自動車道・徳島JCT神戸から徳島南部道路経由で車約5分
駐車場: 10台 (無料)
     
【投稿時最終訪問2020年5月】

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