中津渓谷ゆの森【渓流と森の中の日帰り温泉】

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四国カルストへ続く国道440号線と国道33号線との合流点である柳谷大橋。ここから南に向かい、深い山間に作られたダム湖畔の道を約20分車を走らせると、そこはもう高知県。県境を越えて到着したのは「中津渓谷ゆの森」。清流流れる森の中の温泉としてとても人気の日帰り湯だ。標高1541mの中津明神山に源を発する中津渓谷の入り口にある。国道から脇道にそれ、少し山を登る道を進むと、中津渓谷ゆの森にたどり着く。ゆの森は中津渓谷の入口にある。

渓谷美が美しい中津渓谷の入口にある温泉

ゆの森横の橋からは、中津渓谷の美しい風景が楽しめる。中津渓谷には澄んだ青い水が流れている。険しい岩肌に囲まれた渓谷には遊歩道があり、清涼感あふれるハイキングが楽しめそうだ。残念ながら今日は時間が遅いので、温泉のみ楽しむ事にする。しかし、この温泉の駐車場は狭い。渓谷沿いに作られているので仕方がないとは思うが、週末の夕方は駐車場の順番待ちが発生する。

スタイリッシュな山の空間で味わう上質な滞在

ゆの森のホール。とても綺麗で落ち着いた雰囲気だ。ゆの森では宿泊することもできる。落ち着いた雰囲気の和室の他に、木をふんだんに使い、内風呂が設けられたコテージもある。特にコテージはとても上質な雰囲気で、ここには一度泊まってみたいと思った。また、地元の食材をふんだんに使ったレストランも併設されている。
浴室の入口には休憩室があり、畳のスペースもある。脱衣場にはロッカー(無料)があり、荷物は十分に放り込める。

森と山を感じられる大自然の中の温泉

温泉には内湯と露天風呂、サウナがある。内湯には壁一面の大きな窓があり、開放感抜群。湯に浸かりながら眺める中津渓谷の緑と青空はとても気持ちがいい。ふんだんに木が使われた浴室の雰囲気もとても良い。

露天風呂は檜風呂。山々に囲まれた深い緑が楽しめる、開放感抜群の露天風呂だ。このロケーションの良さには、思わずここで長湯してしまう。
地元の方もやはりここがお気に入りの様子で、多くの人がこの湯とウッドデッキのベンチを往復している。地元のおじいさんと話すと、この露天風呂はかけ流しで、内湯は循環式を採用しているとの事。だからここの露天の湯が一番体にええんじゃと、気持ち良さそうに湯に浸かっている。
おじいさんには他にも、近くのガイドブックに載っていないような温泉を教えてもらった。こうした旅先で地元の人との裸の交流はとても旅情を感じられ楽しい。

地元の人がくつろいでいるウッドデッキに出てみる。ウッドデッキからは中津渓谷の流れを見下ろせる。しかしここは道や他の建物からは丸見えだ。しかし、自然が多く残る中なら、丸見えなくらいが逆に開放感があってよい。男風呂ならこれくらいの「丸見え」が気持ちいいのかもしれない。
妻から聞いたが、女風呂はやはり丸見えではない。山の頂がちょっと見えるくらいの展望しか望めなかったそうだ。
ここは、木の温もりと抜群の開放感が気持ちよく、自然をいっぱい感じられる温泉であった。

中津渓谷ゆの森

場所:高知県吾川郡仁淀川町
電話:0889-36-0680
開業:平成9年
料金:600円(子供300円)
温泉:単純硫黄泉/一部かけ流し・加温
営業時間:11:00-21:00
定休日:火曜日(祝日の場合は翌日)
駐車場:20台
ロッカー:有(無料)
付帯施設:宿泊施設、コテージ、レストラン
無料設備:シャンプー・ボディソープ・ドライヤー

【投稿時最終訪問:2007年6月】

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