こんぴら温泉貸切湯の宿ことね【レオマワールドにオススメ】

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「こんぴら温県貸切湯の宿ことね」は四国を代表する温泉地のひとつ、こんぴら温泉郷にある貸切温泉の宿。6箇所の貸切温泉と別館の大浴場と露天風呂を滞在中に無料で楽しめる温泉三昧の宿。古くから参拝者で賑わう金刀比羅宮参りの拠点であり、中四国最大級のテーマパーク、ニューレオマワールドにも近く、大人数で泊まれる部屋や貸切温泉が充実した子連れファミリーにももってこいのお宿です。

ファミリールームやグループの利用にオススメな宿

こんぴら温泉の中、細い路地を少し入った所に「ことね」はあります。コンクリート打ちっぱなしの外観と、竹と瓦を配したエントランスは和モダンを感じるお洒落な雰囲気。これからの温泉三昧な滞在を楽しみにさせてくれます。

なお、ことねの敷地内にある第一駐車場は枠が小さいために小型車専用。徒歩1分の場所にある第二駐車場は砂利敷ながらも広々しており、10台駐車可能になっています。

宿泊したのはトリプルルーム。36㎡の広めの間取りでファミリーやグループでゆったりと宿泊できます。様々なタイプの部屋があり、トリプル(4室)以外にも、フォース(5室)やフィフス(4室)など、子連れ家族が泊まれる部屋が充実しています。すぐ近くにNEWレオマワールドがあり、子連れで家族が温泉を気兼ねなく楽しむのにもってこいのお宿です。

室内にはソファーと小さなダイニングテーブルがあり、洋室ながらもグループでゆっくりと滞在できるようになっています。また、ハンガーがたっぷりとかけられる広いクローゼットがあり、荷物を散らかさずに部屋の中でゆっくりとくつろげるようになっています。

部屋のユニットバス。シティホテルによくあるタイプのものですが、シャワーは貸切温泉がいくつもあるこの宿ではまず使うことはないでしょう。

家族連れでも利用しやすい広めの貸切温泉

3階にある部屋がすべて貸切温泉になっています。客室をリフォームしたようで、どの部屋にも脱衣所とトイレが備わっています。部屋の鍵を持っていき、壁のホルダーに挿し込むと照明がついて利用ができます。部屋はオートロックではないので、グループの誰かが部屋に残って順番で入浴することが可能です。

空いていれば何回でも入ることができますが、当然1部屋で利用できる貸切温泉はひとつだけにります。貸切温泉は6室あり、うち2室は2倍の広さがあるバリアフリー仕様になっています。

「碧の湯」

貸切温泉の中でも最も大きいサイズで、他の浴室の2倍の広さがあります。大正ロマン調のデザイナーズ浴室で、壁一面の明かり窓とダウンライトが演出する和モダンな落ち着いた雰囲気で湯を楽しむことができます。湯船に浸かると贅沢にお湯が溢れ出す心地よい温泉です。何人かで入っても足を伸ばしてゆっくりと湯を楽しめます。

脱衣室にはスロープが設置されており、浴室には段差がないなど、バリアフリー構造になっています。洗い場も左右に1箇所ずつあります。

「和の湯」

碧の湯と同じ2倍の広さをもつもうひとつの大き目の貸切温泉。和の趣きたっぷりの浴室と窓をあけると目の前に広がる温泉街の風景が、これぞ日本の温泉宿といった雰囲気を楽しませてくれます。

檜風呂はもちろん畳敷きの温泉はでこれぞ和風といった雰囲気。脱衣所とは一面のガラス窓で一体となっており、貸切ならではの開放感も味わえます。

この和の湯は四国で唯一の畳風呂の貸切温泉です。床で滑ることもなく、座っても大丈夫。小さな子連れでも安心して利用できます。洗い場も2つあり、とても使いやすくなっています。

ゆったりとくつろげる落ち着いた貸切温泉

「しろの湯」

讃岐うどんの白をイメージした香川産の御影石が使われているそうです。言われなければ気づきませんが、とても上質な落ち着きを感じられる空間です。

しろの湯の洗い場。どの浴室にも洗い場がひとつあり、シャンプーやボディソープも備えられています。

「桜の湯」

モザイクタイルで装飾された浴室で、タイルは桜の花びらをイメージしています。浴室内に外に出る扉がありますが、真向かいは旅館で小さな幅しかなく、窓には簾で目隠しがされおり、外に出て涼むことはできません。窓を開けてこんぴらさんの清々しい空気と温泉街の雰囲気を窓を開けて楽しめます。

「むくの湯」

むくの木の湯船のナチュラルな雰囲気の浴室。湯とむくの木の香りが漂う、柔らかな雰囲気でリラックスすることができます。

「翠の湯」

仁淀ブルーで知られる高知県の仁淀川をイメージした浴室。日中に入るとその青さがさらに神秘的に感じられます。

こんぴら温県は天然ラドン・ラジウム泉。単純泉なので刺激が少なく湯上がりもさっぱりしているので長湯やはしご湯にはもってこい。仄かな温泉の香りが漂う良質な湯は、小さな赤ちゃんでも安心して利用できます。また、ことねから徒歩1分の場所にある本館『こんぴら温泉湯元八千代』の内湯、露天風呂も利用できます。とにかく温泉三昧の滞在が楽しめるお宿です。

温泉情緒たっぷりの美味しい食事

食事はレストランで頂きます。湯上がりにゆっくりと食事をいただく温泉旅館のお手本のようなお食事です。基本懐石としての内容は以下の通り。

・楮口
・白身魚の酢の物
・季節のお任せお造り
・鱸の寄せ蒸し
・和牛のこんぴらにんにく味噌焼
・海老の焼き物
・季節の釜飯
・吸い物
・香の物
・さぬきうどん
・デザート

和牛のこんぴらにんにく味噌焼。陶板で焼くと香ばしいお肉の香りが立ち上がります。

海老の焼き物。グラタン風で子供にも大人気。

鱸の寄せ蒸し。ミルフィーユ状になっていて、お出汁を含んだ身が口の中でほどけます。洋風のテイストも存分に取り入れた新食感の美味しい一品でした。

季節のお任せお造り。

香川といえば、やっぱり讃岐うどん。夕食にも出てくるところは、うどん県に来たことを実感させてくれます。ただし、業務用の麺を使っていると思われ、付近の専門店のほうが数ランク美味しかったです。

季節の釜飯。羽釜で卓上で炊きます。仲居さんに言って、食べたいタイミングで火をつけてもらいます。炊きたて熱々はとても美味しいです。

最後の締めのデザート。

朝食は夕食と同じレストランで。朝から金刀比羅宮に登る人も多いのか、こんぴら温泉郷の朝ごはんはとても手が込んでいてしっかりと食べられる宿が多いと個人的には感じます。

よくある固形燃料のコンロの上に網を敷き、干物を焼き魚にできるのがひと手間あって嬉しい。朝から魚を焼く香ばしい香りがたまりません。

贅沢にも固形燃料のコンロがもうひとつ。こちらには定番の目玉焼きと湯豆腐が1度につくれる陶板と鍋がいっしょになった珍しいいただき方で熱々の料理が楽しめます。

こんぴら温泉貸切湯の宿ことね

場所:香川県仲多度郡琴平町685-21
電話:0877-75-6633
チェックイン:15時、アウト10時
アクセス: 高松自動車道・善通寺ICより約15分
    JR・琴平電鉄琴平駅より徒歩5分
部屋数: 20室
温泉: 貸切温泉(内湯)6
駐車場: 18台(1台1泊500円/チェックアウト後12時まで駐車可)
アメニティ: タオル、バスタオル、ドライヤー、歯ブラシ、ひげそり、浴衣
設備: 全室バス・トイレ、テレビ、冷蔵庫、ポット

【投稿時最終訪問 2022年3月】

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