横山展望台【志摩英虞湾のリアス式海岸が一望】

2016年にG7サミットが行われたことでさらに有名になった三重県志摩。典型的なリアス式海岸で、入り組んだ陸地に囲まれるように小さな島がいくつも浮かぶ光景はとにかく美しく必見。そんな美しいリアス式海岸の風景を見下ろせる場所が横山展望台。志摩の代名詞とも言える風景を満喫できる絶景展望で、志摩観光には外せないスポットです。

まずは立ち寄りたい横山ビジターセンター

横山展望台へのアクセスは車が便利。展望台入口には「横山ビジターセンター」があります。伊勢志摩の自然や横山展望台の情報がありますので、展望台に向かう前に是非立ち寄りましょう。

横山ビジターセンターは伊勢志摩の自然や文化をわかりやすく展示しています。ウッディな館内は心地よいので、ゆっくりと伊勢志摩の複雑な地形の知識を知ることができます。

歩いて登るのも楽しい横山展望台への遊歩道

ビジターセンターの横から展望台へ登る道があります。道はやや細めで、大型車同士だと離合が難しい場合がありますが、所々に離合スペースがあるので安心です。

横山ビジターセンターから車道に沿って歩道ももうけられています。車が混み合う時期などは、車を停めて徒歩で散策がてら展望台に向かうのもありです。展望台までは徒歩で約15分。なお、車はビジターセンターから登山道を通りすぎるとすぐに広い駐車場があるので、そちらを利用しましょう。

横山展望台の駐車場。車は14台。枠外に停めれば20台弱は停めれそうです。人気のスポットとしては、やや駐車台数が少ないため、ビジターセンター横の駐車場から歩く方も多いです。

展望台はバリアフリーになっていて、ベビーカーでも駐車場から木道を使って登ることができます。緩やかに登るため、つづら折りになっていて距離はあります。それでも時々、木々の間から望む美しい志摩の風景を楽しみながら登っていけます。

リアス式海岸を一望する絶景の横山展望台

横山展望台は広いウッドデッキになっており、美しい阿児湾の風景を一望できます。標高203mの高さから見下ろすリアス式海岸の美しさは相当なものです。

いくつものリアス式海岸が重なる阿児湾は海には思えず、まるで湿原のよう。遠くにかかる橋は志摩大橋で、一番奥の陸地は半島。手前には島と陸地が入り乱れ、複雑な地形のため、どれが島でどれが陸か区別がつかないほどです。

まるで迷路のような複雑な海岸線と多くの島からなる英虞湾。豊かな緑と青い海が入り組んだ志摩は海の恵みがたっぷりの風光明媚な素晴らしい場所です。

横山展望台にはベンチがあります。展望台はさらに一段高くなった所にあり、座りがらにして志摩の海岸美が堪能できます。

展望台へは階段もあります。健脚ならこちらのほうが早いので、帰りは階段を一気に下りましょう。
また、展望台のさらに奥にはこの風景を見下ろすハイキングコースが整備されています。海を見下ろす山歩きを楽しめるアウトドアスポットでもある横山展望台。2018年8月に、展望台1階に「ミラドール志摩」というカフェがオープンしました。小さなカフェですが、この絶景を見ながらのティーブレイクは至極のものに違いありません。ますます目が離せない観光スポットです。