奥多摩駅駅前散策【渓谷美と巨大工場】

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東京の数多くの駅でも、最も秘境と言える駅がJR奥多摩駅。東京のビルに必要なセメントの材料、石灰石の採石産業と奥多摩登山で山奥さながらのロケーションながら多くの比較的多くの乗降者数のある駅です。奥多摩駅で電車待ちの時間があれば是非楽しみたいのが散策。駅から歩いて10分以内の場所に、美しい川が流れる渓谷美と大自然の中に突如として現れる巨大工場といった、まるで物語の中のような風景が楽しめます。

まるで工場の中にあるような奥多摩駅

JR青梅線の終着駅で標高343mの都内で最高所にある奥多摩駅。多摩川沿いに単線を走りたどり着く、都内とは思えない秘境の雰囲気が漂う駅です。東京都の最高峰で標高2017m、鬼滅の刃の主人公、竈門炭治郎の出身地とされる「雲取山」などの奥多摩の山々への登山客でも賑わう駅です。

駅のホームの先端は終着駅らしく車止めがあり、さらにその奥には巨大な奥多摩工業の氷川工場があります。奥多摩駅とその路線は、奥多摩工業の前身である奥多摩電気鉄道が敷設したため、まるで工場の中に貨物線として引き込まれているかのようです。

奥多摩駅のホーム奥からは、操業中の奥多摩工業の氷川工場が間近に見ることが出来ます。線路は工場の前で止まっていますが、かつては工場の中まで引きこまれていたと思われ、普通は見ることのできない搬出口もホームからはっきりと見ることができます。工場では石灰石の採掘がされていて、東京の大都会のビルの材料になるようです。

奥多摩駅前で絶景の渓谷美を堪能

駅前の道を北に進むと、深い渓谷にか北氷川橋に出ます。橋の上から望む渓谷美は見事で、まさに展望台です。

北氷川橋から川の上流を眺めると奥多摩工業の巨大な工場が深い渓谷に張り付くように建っています。大自然の中に突如として現れる巨大工場には秘境感をたっぷりと感じられます。

橋の下を流れるのは多摩川ではなくその支流・日原川。今まで青梅線は多摩川沿いに進んできたので、駅を降りて見る川は多摩川かと思ってしまいますが、奥多摩駅の南すぐのところ、この谷の行きあたりで多摩川に合流しています。

山奥に佇む要塞のような巨大な工場

北氷川橋を渡り、日原川を少し遡ると、対岸に氷川工場の姿を望むことができます。巨大な工場はまるで山の中に隠された秘密基地のように思えます。

様々なパーツが複雑に重なりあった無骨で巨大な駆体を見せつける氷川工場。工場萌えという言葉を実感します。

パイプやコンベアなど、何がどうやって運ばれていくのか見ているだけで想像を掻き立てられます。

氷川工場の上部をアップで。青空とのコラボに工場の無機質さが映えます。

工場下部。所々に見える窓の中はどうなっておるのか、長いコンベアはどこまで続いているのか。いろいろとその複雑な形から想像が膨らみます。見ているだけでも楽しい風景です。

日原川の美しさと無骨な工場の共演を楽しむ

北氷川橋を渡り、日原川沿いの道をを少し歩くと、奥多摩の何も無い山の中、森に隠れるように建つ工場の一角があります。大自然と大工場といった相反するものが同居する風景です。

奥多摩駅から歩いてたった7分のところにある「氷川国際ます釣り場」

日原川の河川敷に設けられた釣り場で、大自然のフィッシングスポットです。電車で気軽に来られる大自然の渓流釣り場はとても貴重で、家族連れでも賑わうそうです。

氷川国際ます釣り場の河原に架かる橋の上から眺める日原川の清流。堰き止められて水深を増したエメラルドグリーン色で透き通ったとても美しく見えます。

まるでアニメに出てきそうな、現実ではあり得ない創造の世界のような風景。工場から山の中にトロッコの路線が続いているようで、その先がどうなっているのかを考えると、さらに頭の中で眼の前に創造の世界が広がっていくようです。

散策はここで終了し折り返します。時間的には往復20~30分ほど。何も無い場所ですが、まるでアニメや映画の作品の中に訪れたかのような自然の中の不思議な風景に出会える場所です。

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