バンドー神戸青少年科学博物館
様々な博物館がある神戸市。その中でも比較的リーズナブルで充実した展示内容で人気な場所が「神戸青少年科学博物館」です。2016年に一部が最新技術を使った内容に大幅リニューアルされ、大人もたっぷりと楽しめる充実ぶりです。雨の日でも子どもがたっぷりと遊べ、「IKEA」の向かいなのでショッピングと一緒に訪問することができるのです。徒歩2分ほどの所に「UCCコーヒー博物館」もあるので、1日中遊ぶことのできるスポットです。
力学や科学を体感して遊べる人気の展示
ポートライナー南公園駅を降りてすぐのところに神戸青少年科学博物館があります。近年、ネーミングライツで「バンドー神戸青少年科学博物館」が愛称になっており、正式名称より愛称のほうが長い名前になっています。
まず最初に第1展示室を訪れます。力の仕組みや物理とエネルギーの科学がテーマ。まるで理科の実験のような装置がたくさんあり、不思議な科学の力を実感できます。
第6展示室は創造性の科学がテーマ。遊びを通して科学技術に触れることができ、子どもには最も人気のある展示室になっています。ハングライダーのフライトシミュレータもありいつも行列。前方のモニターに風景が映し出され、ハングライダーを操作して大空の散歩を楽しみます。
斜めにに傾いた不思議な部屋や、壁に残る残像など、普段は体験できない不思議がいっぱいあるので子どもには大人気です。特に1日に何回か行われる実験ショーでは、お姉さんが楽しく分かりやすく目の前で科学の実験をしてくれて見ごたえがあります。
幼児でも思いっきり遊べるキッズコーナー「あそびのひろば」中には様々な遊具があるので、結構長い時間遊べます。残念ですながら近くにお父さんお母さんが座って子供を見ておける場所はありません。
大人気のリニューアルされたアトラクション
第2展示室は情報の科学がテーマ。「フューチャーパス」は未来の働く人にインタビューして、自分で新聞をつくるというアトラクション。帰宅後も専用ページで作った新聞が見れます 。
第4展示室は神戸の科学と技術。神戸での科学産業がどのようなものがあるのか楽しく学べるようになっています。
このアトラクションでは合成撮影で、神戸の街中を飛び回る映像が撮影できます。人数制限があり、なかなか参加できない人気のアトラクションです。
この展示室では体験ミッションやまちの探求テーブルに参加するのに必要なアバターカードをまず作成します。自分の顔写真を撮影して、好きな髪型や衣装を着たコミカルなアバターカードは一度作成すれば一定の期間、後日訪問してもそのカードを使用することができます。
アバターが乗るハングライダーで神戸を空から探検できる「まちの探求テーブル」神戸の空撮を楽しみながら、どんなところにどんな産業があるのか見て回れます。
神戸市に設置されているスーパーコンピューター京」の筐体の実物大模型が展示されています。本物そっくりですが、実際にはこの筐体が864個も接続されたものがスーパーコンピューター京そのものなのです。
第3展示室は宇宙と地球がテーマ。近年リニューアルされた最新の展示室となっています。その中でも大人気のアトラクションが「時空ホッパー」まるでシアターのような空間でトランポリンのような舞台に立ち、タイミング良くジャンプして地球の内部へと探検に行きます。
昭和っぽい展示は懐かしくも目新しい
第5展示室は生命の科学がテーマ。ips細胞から昔からある人体トンネルまで人の体にまつわる展示が多くあります。人体に入るこの展示で、お尻から出るときの「お約束」に、子供は大ウケです。
カメラの歴史の展示コーナも。そんな歴史の1ページにフィルムも過去の遺物として登場していました。2000年代生まれの娘は「なにこれ?」とフィルムの存在をもう知りませんでした。
番組が充実したプラネタリウムが人気
バンドー神戸青少年科学館にはプラネタリウムもあります。子ども向けプログラムはもちろん、サイエンスからヒーリングまで、様々なプログラムが1日に何本も上演されており、人気があります。プラネタリウムは別料金で、プログラムごとにチケットを購入します。
ランチの準備は事前に計画を
博物館には「カフェアテネ」という56席のカフェがあります。本格的ではありませんが飲み物やちょっとした食事が頂けます。写真は焼鳥丼600円。当然お子さまメニューも充実しています。付近には子連れに適した飲食店はほとんど無く、コンビニも少し離れているのでありがたい場所です。そのため混雑日の昼時にはすぐに満席になります。カフェアテネ以外のランチなら向かいにあるIKEAのレストランや、持参したお弁当を半地下の広いテーブルがある休憩室(100席・自販機あり)で頂くのがよいでしょう。
UCC博物館の観光と宿泊情報
UCCコーヒー博物館があるポートアイランドやその対岸のハーバーランドは、神戸を代表する港町エリアで、様々な有名ホテルが建ち並んでいます。神戸の美しい夜景を堪能するには、このエリアでの宿泊がお勧めです。
神戸青少年科学博物館
場所: 兵庫県神戸市中央区港島中町7丁目7−6
電話: 078-302-5177
営業時間: 9:30~19:00 (春・夏休み期間外の月~木曜日は~16:30)
休業日: 毎週水曜日 (祝日の場合はその翌日・春夏休み期間は無休)
料金: 大人600円、高校生以下300円 (プラネタリウム大人400円、高校生以下200円)
交通: ポートライナー「南公園駅」より徒歩3分
阪神高速・京橋ICより約10分
駐車場: なし
【投稿時最終訪問 2019年9月】