春待つ北海道神宮
札幌市の名所、円山公園に隣接する「北海道神宮」明治時代の北海道開拓にあたり、明治天皇の命でつくられた北海道開拓を守護した神社です。北海道の神社の中ではかなり格の高い神社といえます。
地下鉄から北海道神宮に向かう
地下鉄円山公園駅から円山公園へ向かうと、道路沿いには巨大な鳥居があります。ここをくぐって北海道神宮へと向かいます。
3月下旬の円山公園。雪融けがかなり進んでいて、足元がぬかるんでいます。付近を流れる小川も雪融け水で水量が多く、静かだった雪の町に水音を響かせて、季節の移ろいを教えてくれています。
北海道神宮参拝
円山公園の先に、巨大な鳥居を構えた北海道神宮の参道があります。その厳とした風格を感じることができます。
鳥居から先、広く長い参道がずっと奥まで続いています。立派な参道の奥に、小さく北海道神宮の神門が見えています。
りっぱな注連縄がかかる北海道神宮の神門。ここをくぐると本殿です。
北海道神宮の立派な本殿。御祭神は北海道の国土の神様である大国魂神 (おおくにたまのかみ)国土経営・開拓の神様である大那牟遅神(おおなむちのかみ) 国土経営・医薬・酒造の神様である少彦名神 (すくなひこなのかみ)そして、明治天皇。北海道を拓くのにご利益を頂いた神々や人物が祀られています。
ご利益あふれる北海道神宮の末社
北海道神宮本殿から円山公園に向かう道にはいくつかの末社が3つ並んで鎮座しています。鉱山殉職者を慰霊する「札幌鉱霊神社」は巨大な御神木に守られて静かに鎮座しています。北海道開拓の資金需要を担った北海道拓殖銀行の守護神として、同行の勤労者を祀った「穂多木神社」は金運アップにご利益があるとのことです。
末社である開拓神社には、間宮林蔵などの北海道開拓の功労者が数多く祀られています。風水学上、強力なパワースポットにあたるそうで、仕事運・金運にご利益があると人気です。今は日本を代表する大都会の札幌。未開の北の大地が大都会や広大な農場、日本有数の観光地に発展することをここに眠る人はどれだけ想像していたのでしょうか。
開拓の神々や、北海道の開拓に殉じた方や功績を立てた人々の英霊が静かに眠る神社。北海道らしさを感じられる神社でした。
北海道神宮の観光と宿泊情報
札幌市内にはたくさんの見どころがあります。また、札幌ラーメンや新鮮な海鮮など、北海道ならではのお店が目白押しです。札幌市内ではシティホテルに宿泊がオススメ。夕食はすすきのの美味しいお店に訪問して、藻岩山展望台からの夜景など、夜の札幌ライフを楽しむのも旅の醍醐味です。
北海道神宮
場所: 北海道札幌市中央区宮ヶ丘474
電話: 011-611-0261
営業時間: 1~2月7:00~16:00
3月7:00~17:00
4月~10月6:00~17:00
11月~12月7:00~16:00
(正月期間は特別参拝時間)
休業日: 無休
料金: 参拝無料
交通: 東西線円山公園駅より徒歩15分
駐車場: あり (240台・1時間まで無料、以降1時間ごと500円)
【投稿時最終訪問 2018年3月】