長田うどん【香川の釜揚げうどんの有名店】

讃岐うどん本場、香川県には数多くのお店があり、その中でも看板メニューのうどんを持つお店がいっぱい存在する。その名店をめぐる讃岐うどんツアーも人気だ。讃岐うどんの有名店は行列やほぼ立ち食いのようなお店もたくさんある。そんな中でも子連れで落ち着いてうどんを楽しめる釜揚げうどんの名店が「長田うどん」だ。

落ち着いて子連れで讃岐うどんを頂ける名店

「長田うどん」は外から見た感じでも、子連れで行ける讃岐うどん有名店。この日は1歳の赤ちゃんを(もはや幼児)ベビーカーに乗せて立ち寄った。入口は階段になっているが、入口左側にはスロープがついていて、店の中には容易にベビーカーでも入れる。何気にバリアフリーだ。この写真の右側、別棟にトイレがある。残念ながらオムツ替えシートなどは無い。比較的広い駐車場があり、車で訪れるには便利だ。
この「長田うどん」がある「吉野交差点」には、「小縣家」という有名店がある。「釜あげうどん」の長田うどんVS「しょうゆうどん」の小縣家。お互いそのうどんの香川における権威とも言える店。讃岐うどんの有名・人気店が交差点を挟んで店を構える。まさにうどん激戦区だが、はじめて讃岐うどんめぐりをするなら、この2店は是非ハシゴしておきたい。せっかく名店がこんな近い距離にあるのに、どちらにしようかと迷うのはもったいない。せめて「どちらから行こうか」と迷いたいところだ。ちなみに、どちらも「一般店形式」。比較的きれいな店構えで施設も整っている。赤ちゃん連れでも十分に入れる。

長田うどんの店内の様子。大衆食堂の様だが、これは讃岐うどんの有名店としてはきれいな部類に入る。通路の幅も広くとられており、ベビーカーで入っても全く問題なし。レジで注文をすると、番号札が渡され、テーブルまで持ってきてくれる。セルフではなく、一般店形式だ。
メニューも讃岐うどん屋には必ずあると言っていい「天ぷら」がない。サイドメニューもいなり寿司やおにぎり、おでんのみ。うどんのメニューも「釜あげ」か「冷やし」うどんの2種類のみ。長田うどんは「釜あげ」1本、うどん1本での勝負をしている。それだけ「釜あげ」には自信があるということだ。

「長田うどん」の代名詞釜揚げうどんは絶品!

 

オーダーしたのは「釜あげ(大・350円)」徳利にアツアツのダシを入れて出してくれる長田うどんの独特のスタイルはいかにも本場の醍醐味。さて、長田うどんが人気なのはなんといっても「だし」徳利から器にダシを注ぎ、ネギなどをの薬味を入れて、ざるうどんのように頂くのが、長田うどん独特の食べ方。まず、ダシだけを頂く。うまい。濃厚なのに、後味残らず、ごくりと飲めるダシ。イリコやコンブ、カツオをふんだんに使ったダシの味はとても深く、口の中で何重にも味のハーモニーを奏でる。最高のダシにくぐらせたうどんの味、最高に贅沢な味わい。
そして、なんといっても麺はその味わい以上に驚かされるのは「コシ」通常、釜あげは熱い釜からあげて、水でしめずに麺を出す。その為、「コシ」は他のうどんに比べて弱いとされる。それでもしっかりと、しかも程よい加減で表現される絶妙のコシ。茹であがったばかりのうどんに、なぜこんなにコシがあるのか??びっくりしながらも、絶妙のコシと絶品のダシを纏ったうどんはあっという間に胃袋に消えていった。
「うまい」本当にそう思う。星の数ほどの讃岐うどん屋が香川にはあるが、本当に外れは少ない。そのなかでも一握りの美味しい店に入る、僕の中の名店中の名店だ。
赤ちゃん連れ、子連れで讃岐うどんを食べたいなら、やはり「長田うどん」を目指せ。そして、名店を短時間でハシゴするなら、やはり「長田うどん」と「小縣家」を目指せ。である。

讃岐うどんめぐりの観光と宿泊情報

讃岐うどんめぐりで温泉を楽しみたいならオススメの宿泊地は「こんぴら温泉」です。金毘羅山の山麓に多くの温泉宿が軒を連ねており、付近は讃岐うどんの名店が集まる地域。うどんでお腹を膨らませたら、ゆっくり温泉と金刀比羅宮への参拝をするのも良いですね。

【琴平・善通寺の宿一覧】

長田うどん

住所: 香川県仲多度郡まんのう町吉野1290-1
電話: 0877-79-2171
営業時間: 10:00~17:30)
休業日: 木曜日 (祝日の場合営業)
交通: JR琴平駅より車で約10分
駐車場: 約40台(無料)
形式: 先払い・一般店
席数: 90席
メニュー: 釜あげ・冷やし(小・250円 大・350円)

【投稿時最終訪問 2010年10月】

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