ホテルミラコスタ ベッラヴィスタ・ラウンジ 【東京ディズニーシー】

先日宿泊した「東京ディズニーシー」の「ホテルミラコスタ」。正午にチェックアウトした後、ホテルのレストランでゆっくり昼食をと考えていた。昼食を取ろうとしていたのは「オチェーアノ」という地中海料理レストラン。ここでは3500円でランチブッフェがある。「ブッフェで元を取る」という鉄の掟がある我が家では、迷わずこのブッフェを食べる事を選択した。しかし、この日はバレンタインデーの土曜日。「満員でもう本日は入店できません」というのがレストランからの回答だった。

ホテルミラコスタの高級感あふれるレストラン

残念というか、事前準備不足というか・・・「オチェーアノ」の店員から、「ベッラヴィスタ・ラウンジ」 というレストランではまだ席が空いているようだと聞く。メニューはコースメニューで3800円~。「コース」という響きにはちょっとためらったが、食べるつもりだったブッフェと300円しか変わらないのでここで昼食をすることにした。

ディズニーシーを一望するミラコスタの上品なレストラン

「あいにく窓側の席は予約で空いておりませんのでご了解ください」という、店員からの案内があった。なるほど、店内には広い窓があり、ここからディズニーシーを一望することができる。窓側の席はパークを一望できる特等席。イベントなどがある時はこの席ならば食事しながら鑑賞する贅沢な時間が過ごせそうだ。窓側の席は、プライオリティー・シーティング(優先案内予約)が入っているようだ。ホテルミラコスタの宿泊者は優先的にこの制度が使えるそうなので、ここで食べることが分かっていればあの席を予約できたかもしれない。

通された席は窓から3列目の席。(店内は4列)
とはいえ、この3列目の席はソファー席になっていてとてもくつろげる。深く座りゆっくりと食事ができるので、妊婦の妻と一緒に食事をするには、テーブル席よりも楽で良かった。店内はとても雰囲気のある調度品で統一されて、とても落ち着いた雰囲気。コース料理という言葉に皆抵抗があるのか、土曜日の昼時でも4列目の席はほとんど空いていた。

ミラコスタのレストランで頂くコース料理

お待ちかねの料理がやってきた。やはりビールは欠かせない(笑)コースは各料理から自分の好きなものを選ぶことができる。前菜は「アンティパスト・ミスト」をセレクト。カプレーゼ、鴨肉のスモークとペペロナータ、キノコのフリッタータ、タコとシチリア産オリーヴのマリネ。以上の4種類の味が楽しめる。もちろん、どれもおいしい。

パスタ&リゾットは「ホウレンソウのフェットチーネ スモークサーモンとキノコのクリームソース」とても濃厚でチーズの味が効いたソースは最高。これはビールによくあう。量は少なめだが、素材の味が濃縮されていて、とても満足できる逸品。

メインディッシュは「オーストラリア産牛フィレ肉のタリアータ トマトとルッコラのインサラータ」をチョイス。牛フィレ肉がとてもやわらかく、口の中でほどけて脂の乗った肉の心地よい旨みが広がる。酸味のきいた野菜を続けて口の中に入れると、不思議とふんわりとして、かつ深い味にお肉が変化していくのを感じる。これはとてもおいしかった。

最後はデザートとコーヒー。デザートは早春らしくイチゴのムース。ほのかな酸味がとても美味しく、コーヒーと一緒に美味しくいただけた。
コース料理だがなかなかのボリュームがあってお腹がいっぱいになった。味もとてもおいしく、何より雰囲気がとても良い空間でゆっくりと座りながら食べることができたのが良かった。ブッフェなら何度も立ち上がって自分で皿に盛ってきてと忙しなかっただろう。プラス300円で上質とくつろぎを手に入れられたと考えれば、オチェーアノのブッフェより「ベッラヴィスタ・ラウンジ」 のコース料理の方が正解だった。金銭的に気軽に楽しめるようなランチではなかったが、とてもゆっくりした時間とおいしい料理を楽しむことができた。たまにはこういうのもいいかなぁ。

ベッラヴィスタ・ラウンジ

場所: 東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ内
営業時間: ブレックファースト 7:00~10:30  
     ランチ       11:30~14:30 (120分の利用制限あり)
     ライトミール    14:30~17:00
     ディナー      17:00~21:30 (120分の利用制限あり)
     ライトミール    21:30~23:30

席数: テーブル86席、カウンター8席 
メニュー: ランチコース3800円・4800円
     ディナーコース5200円・7200円
     ライトミール パスタ1800円~、ビッツァ1700円~(一例)

【投稿時最終訪問 2009年2月】

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