ふたみシーサイド公園【子連れと夕日の海水浴】

愛媛県内でも最も夕日が美しい場所である伊予市双海。そんな双海で海に沈む夕陽を眺めながら、小さな子連れでも安心して海水浴できる場所が「道の駅ふたみシーサイド公園」の海水浴場だ。

道の駅目の前の砂と水が美しいビーチ

松山の中心から車を40分ほど走らせて到着する「道の駅ふたみシーサイド公園」。道の駅のすぐ目の前にはとてもきれいなビーチがある。
時刻は17時。元々大混雑するビーチではないが、すでにビーチの人影はまばら。今から海水浴開始だ。
松山市からも近いので、市内に住んでいれば夕方のわずかな時間だけでも、海水浴を気兼ねなく楽しめる。そして、夕方なら暑くなく、とても涼しい。

とてもきめの細かい砂浜はゴミもなく、美しい。このビーチはシーズンオフでも定期的にビーチの清掃を実施しているので、いつ訪れても美しい砂浜を楽しめる。穏やかな瀬戸内海は、打ち寄せる波もとても静か。小さな子供を遊ばせるには、最高の海だ。

透明な海が、小波となって、美しいビーチに寄せてくる。裸足が気持に砂の感触と海の冷たさがとても気持ちがいい。

3歳の娘もさっそく浮き輪を装着して海に向かう。去年2歳の時にここで海水浴デビューしたのだが、その時は水を怖がって近づきもしなかった。今年は鳥取県の皆生海水浴場で浮き輪の楽しさを知ってから、マイ浮き輪で海もプールも楽しんでいる。子どもの1年の成長は本当に早い。

泳ぎながら振り返るふたみシーサイド海水浴場。濃紺の海と深緑の山に囲まれた、とても自然豊かな場所。これだけ自然豊かな場所なのに、県庁から車で30分ちょっとでたどり着ける。

県内でも最も美しい夕日が見られる海水浴場

わざわざ夕方にここで海水浴を楽しむもうひとつの理由が「夕日」だ。この「ふたみシーサイド公園」は、年中美しい夕日が楽しめるスポット。
夕日が立ち止まる町と名乗る伊予市双海町にあり、「夕やけこやけライン」という名の国道378号線という最高のドライブルートが通っている。日没の時間になると、多くの人がこの道の駅に夕日を楽しみに集まってくる。間もなく沈もうとする太陽は、海をとても美しく金色に照らして輝かせる。

太陽が海に沈みかけても、娘はまだ飽きない。海で遊んでは上陸して、今度は砂遊び。大忙しで遊ぶ中、夕日が傾いていくスピードはやや無情。

波打ち際に押し寄せる小さな波も、夕日に照らされて美しく輝く。

色を失っていく空と海。わずかに太陽の光を得て金色を纏うが、濃紺から漆黒へと少しずつその色を濃くしていく。

沈んでいく夕日に、楽しい海水浴の終了を娘も感じ取ったのだろうか。浮き輪にバケツにジョウロに。遊び道具を全てを持って、再び海に繰り出した。海で大はしゃぎする娘の姿は、時間を忘れて遅くまで遊ぶ子どもの典型的な景色に思える。
教えたわけでもないのに、見よう見まねだろうか。ついには娘が浮き輪に掴まりながら泳ぎ始めた。ぎこちない足の運びだが、確かに前へ前へと進んでいく。夕日の中、海に楽しむ娘の姿に、その成長がたくましく思う。

気持ちよく泳ぐ娘。そしてその雄姿を照らすスポットライトのように、波に分断されて水中に差し込む金色の夕日。色づいた光はゆらゆらとゆらめきながらも、強くそしてまっすぐに海底まで突き刺さる。とても美しく幻想的な画面だ。自分が哺乳類でなければ、ずっと海の中に潜りながらこの景色を見ていたいのだが、悲しい事に息も続かず、水中での体勢もままならない。

やがて差し込む光すら色を失っていく。気付くと夕日も水平線に潜ろうとしていた。さあ、残念だが、海から出よう。まだ光があるうちに、片づけをしないと。

夕日海水浴の後は松山・道後温泉に泊まりたい

日本最古の温泉とされる道後温泉には、数多くの宿があります。どの宿にも趣向をこらした温泉を楽しめ、さらには湯篭をもって浴衣姿で道後温泉本館や椿の湯といった外湯巡りも楽しめます。道後温泉から伊予鉄道の駅に続く商店街「道後ハイカラ通り」にはたくさんの店が並んでおり、各ホテルの軒先には無料の足湯があり、道後温泉は散策するにはもってこい。海にも近く美味しい魚を食べられる店も多数。道の駅ふたみから1時間もあれば道後温泉に到着するので、遅めの夕食を食べられる宿、夕食なしのプランの宿ならもってこい。また松山市内にも温泉つきのシティホテルがいくつかあるのでそちらに宿泊するのも気持ちが良いです。

道後温泉　大和屋本店

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愛媛県松山市道後湯之町20-8

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