白馬ホテルパイプのけむり【コスパ抜群のホテル】

長野県白馬。冬はスキーで賑わうこのエリアですが、夏も避暑地として様々なアクティビティが楽しめます。とはいえ、夏場はやや宿が観光客に対して多いようで、比較的リーズナブルに宿泊できる宿や、お得なプランなどが多く、夏の信州旅行で宿を探すには持ってこいの地域です。そんな白馬の中でも1泊2食5890円～と、コスパ抜群の宿は、信州を中心にチェーン展開する宿「白馬ホテルパイプのけむり」です。

森の中のクラシカルな雰囲気の宿

白馬ホテルパイプのけむりは、白馬八方尾根スキー場のすぐ近く。冬場のスキーはもちろん、夏場は八方尾根のトレッキングはもちろん、唐松岳への登山などにも便利な立地です。駐車場を目の前に配した建物の外観はとてもシンプルです。素っ気ない感じもするくらいですが、中はきちんとしているのでご安心を。

白馬ホテルパイプのけむり

posted with トマレバ

長野県北安曇郡白馬村北城4403-2

外観と違い、ロビーは落ち着いた雰囲気。ゆったり座れるソファーと、壁一面から望む森の風景が信州の雰囲気を満喫させてくれます。

パイプのけむりの建物は4棟あり、森の奥へと続いています。深い森は静かながらも小鳥のさえずりが聞こえます。森林浴をしながら宿泊できるようなロケーションです。

奥の棟になると、渡り廊下と建物の中を随分と通り抜けないとたどり着けません。ただ、クラシカルな装いのある廊下を歩くのは、なかなか趣があって面白いです。

木をふんだんに使った内装はクラシカル。まるでヨーロッパの小さな町のホテルに泊まっているかのよう。部屋には童話の名前がつけられており、メルヘンな雰囲気を満喫できます。

泊まった部屋はトリプルベッドにしてもゆとりがたっぷりある広さ。連泊時にはベッドメイク、清掃はなく、タオルなどのアメニティの交換のみです。浴衣はサイズを選んでロビーから部屋に自分で持ってきます。
レトロな黒電話がクラシックな部屋によく合います。平成20年代生まれの娘には、ダイアルを回す電話が相当珍しいようです。

ユニットバスはよくあるタイプです。大浴場まで行くのが億劫という時は、ここで汗を流したり、熱いシャワーを浴びるのもいいかもしれません。

リーズナブルも美味しいディナーブッフェ

まるでドイツのビアホールのようなレストラン。雰囲気のある空間での夕食はとても楽しい時間です。なお、夕食時間は18時から20時(19時半に料理が下げられれます)と時間がかなりタイトに区切られています。コストダウンのためでしょう。夕食の時間を逃さないように、旅のプランや行程には十分注意しましょう。

ローストビーフなどメインの手の凝ったもの以外、バイキングはおおよそ業務用と思われるものばかりですが、中には「美味しい！」と思うものもあります。バイキングの内容が2日目に一部変わっていたことは連泊するには嬉しいところ。

10サラダもたっぷり。旅行中のビタミン補給も問題なしです。

デザートも充実。特にソフトクリームメーカーは自分でソフトクリームを注ぎ、好きなだけ食べられるとあって、子供にはとっても人気でした。

ゆっくりと浸かれる寛ぎの大浴場

温泉ではありませんが大浴場があります。内風呂は玉川温泉の石を沈めてられていて、とても快適。内装にも木がふんだんに使われていて、いい雰囲気でゆっくりできます。洗い場は10ヶ所もあるので、多少混み合っても大丈夫です。

露天風呂はありますが、壁や塀に囲まれ展望はありません。ただ坪庭のような植え込みや、建物を取り囲む森の香りが感じられ、気持ちよくお湯に浸かれます。
部屋数と比較すると浴室はやや小さく感じますが、温泉でないため長く浸かったり何度も訪れる方は少ないので、比較的空いていました。

脱衣室もシンプル。脱衣かごと貴重品ロッカーがあります。

ボール奥には懐かしの卓球台がありました。冬はスキーをするときの更衣室とロッカースペースになるようです。

森の中で頂く朝食ブッフェに大満足

朝は夕食と同じレストランですが、深い森を窓越しに眺めながらの朝食を楽しめます。森を眺めながらの朝食はとても気持ちよく、優雅な気分になれます。