リゾートイン ノースカントリー【富良野ワイナリーの宿】

どこまでも広がる美しい花畑が広がり、北海道を代表するドラマ・北の国からの舞台となった富良野。北海道を代表する観光地で、ゆっくりと宿泊して北海道らしい風景を堪能したい場所だ。そんな富良野の滞在でオススメのホテルのひとつが「リゾートインノースカントリー」。ワイナリーを併設した宿で、ワインの試飲を楽しめ、北海道の食材を生かしたワインにぴったりの美味しい夕食や充実の朝食が楽しめる。

欧州を思わせる落ち着いたお洒落なホテル

ノースカントリーの外観。見た目はペンションが何軒か立ち並んでいるような宿。実際に4つくらいの建物が結ばれている。一番右の建物はワイン工房とレストラン。ワイン工房併設を併設した、美味しい食事が楽しめる宿として人気がある。

旅人を出迎えてくれるロビーとフロントまわりはとても洗練されている。大理石や白壁など、とても上品なプロバンスを思わせるつくりだ。

宿泊したのは、ノースカントリーでスタンダードの部屋となる和洋室。洋室の一角が畳敷きになっている。小さな子供連れだと、畳の上で子供を座らせたり、オムツ替えができたりするので、とても便利だ。ベッドで寝かせるのが不安なら、セルフで和室に布団を敷いて寝る事も出来る。部屋には空の冷蔵庫やユニットバスもある。ホテルというよりペンションに近いつくりだ。
他にも洋室やメゾネットなどいろんな種類の部屋がある。ホテルは2階建てだがエレベーターはなく、バリアフリーになっていない。

ワイナリーに宿泊して楽しむワイン試飲

この宿の名物のワイン工房。小規模ながらもこだわりのオリジナルワインを醸造しており、所狭しとワインボトルが並んでいる。好きなワインをボトルに入れ、オリジナルラベルを貼り付けて世界で1本だけのオリジナルワインを作ることもできて人気だ。

ずらりと並んだワインは試飲もできる。車での移動が多い北海道の旅、ドライバーはアルコールの試飲はご法度。しかし、ここに投宿しているのならば、思う存分試飲を楽しめる。
ワインは大好きなお酒。「ちょっと館内を散策してくるね~」と妻と子を残し急ぎ足でワイン工房に。たらふく「試飲」を楽しみ、千鳥足になって部屋に戻る。

ウッディなレストランでワインにぴったりの北海道の恵みの夕食

さて、お楽しみの夕食。テーブルが整うまでは、レストラン入口にあるラウンジでくつろぐ。雰囲気があってなかなかいい感じ。

宿泊者専用のレストラン「’80days」で夕食をいただく。木をふんだんに使ったウッディな雰囲気がとてもよい。夕食はオーダーしているコースが出てくるが、サイドメニュー、デザート、コーヒーなどもブッフェ形式で楽しめる。

宿泊時に予約していたのは「洋風懐石」洋風にアレンジした懐石料理で、この宿名物のチーズフォンデュも懐石風にアレンジして楽しめる。この料理、予想に反してと言えば失礼だが、かなり美味しかった。富良野の食材をふんだんに使った料理は手もこっていてどの品もとても美味しい。この旅は食にはあまりお金をかけなかったとはいえ、今回の北海道旅行で一番のごちそうだった。

せいろ蒸しした新鮮な野菜を、よくある旅館で出る一人用の鍋でチーズフォンデュ。濃厚なチーズを使ったチーズフォンデュはとても美味しい。ワインかダシが入っていて、この溶けたチーズだけでも相当に美味しい。
そして、やはりチーズフォンデュにはワイン。先ほど試飲した中で一番美味しいと思った赤ワイン「メルロー」でチーズとのハーモニーを存分に楽しむ。これこそ、ワイン工房併設する宿の一番の楽しみだ。

夕食を楽しんだ後は、美味しいスイーツとコーヒーを楽しむ。このスイーツとコーヒーも抜かりない。スイーツ、特にチーズケーキがが美味しく、いくらでも別腹でいける。コーヒーもとても味が濃厚。最近我が家でも豆から挽いてコーヒーを入れるくらいに凝っているが、このコーヒーはかなり美味しいと感じた。

小さいながらも富良野の風景が堪能できるお風呂

風呂は正直、部屋数の割には小さい。脱衣場も狭い。温泉でもないので、正直風呂にはあまり期待をしない方がいい。しかしこの湯には日本ではほとんど採掘できない貴重な天然鉱石「ブラックシリカ」が沈められている。遠赤外線やマイナスイオンを大量に放射する効果で入浴後はポカポカ。

露天風呂もあるが、2,3人サイズの浴槽であまり広くはない。ここにもブラックシリカは沈んでいるようだ。
ただ、見える景色は一面の畑と、いかにも北海道の風景を見ながらの湯を楽しめる。開放感は満点というより、無防備。女湯との仕切りも随分甘い。男性ならいいが、女性はもしかして入るのをためらう人もいるかも。

富良野の畑を眺めながらの北海道の特産品たっぷりの朝食

朝食も抜かりがない。富良野を中心とする北海道の特産品をふんだんに使った美味しいメニューが目白押し。特に地元の特産品のジャガイモを使った料理は品数が多く、とても美味しい。朝から随分と濃い品ぞろえになってしまった。当然飲み物は北海道の牛乳。

一面の畑を望みながら、美味しい大地の恵みを朝から頂く。北海道をいっぱいに感じられ、北海道の旅を続ける元気をもらえた宿だった。

リゾートイン ノースカントリー

住所: 北海道富良野市下御料2002
電話: 0167-23-6565
交通: JR富良野駅から車で約10分
客室数: 37室
設備: ソープ、シャンプー、リンス、ハミガキ、カミソリ、
ドライヤー、パジャマ、バスタオル、フェイスタオル、スリッパ
   テレビ、冷暖房、冷蔵庫(空)、電気ポット、ユニットバス
駐車場: 40台(無料)

【投稿時最終訪問 2011年9月】

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