ファミリーロッジ旅籠屋・桑名長島店【スパーランドすぐそば】

「アンパンマンミュージアム」や「三井アウトレットパーク　ジャズドリーム長島」が隣接する「長島スパーランド」。たっぷり楽しむにはすぐ近くの気軽に泊まれる宿がありがたい。そんな宿のひとつが「ファミリーロッジ旅籠屋　桑名長島店」だ。

建物自体が目印になる統一された外観の旅籠屋

旅籠屋の桑名長島店。車やバイクで旅をする人なら、この宿の形は見たことがあるはず。関東を中心に全国展開する素泊まりのロードサイドホテルだ。外観もすべてのホテルで統一されている。宿泊料金の安さと、家族でゆっくりと気兼ねなく泊まれる気軽さで、人気を博している。僕のように、車を使って旅する子連れ家族にはとてもありがたい。
旅籠屋・桑名長島店は「長島スパーランド」や「アンパンマンミュージアム」といった、子どもの人気のスポットのすぐそばにある。そのため平日にも関わらず、宿はほぼ満室という人気ぶりだった。
到着したのは21時過ぎ。チェックインは23時まで大丈夫なので、たっぷり遊んでから立ち寄る事ができる。

ファミリーロッジ旅籠屋・桑名長島店

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三重県桑名市長島町横満蔵長徳578

広い部屋で広いベッドがとても使いやすい快適な部屋

室内の様子。クイーンサイズのベッドが2つある部屋は25㎡と、とても広い。1人で寝るには十分すぎるくらいの広さ。小さな子供なら、添い寝で家族4人十分に泊まれる。また、ベッドにはキャスターがついていて、2つのベッドをぴったりと合わせる事もできる。

部屋にはテレビと空の冷蔵庫がある。大き目のクローゼットや、荷物置ける棚、着替えをしまえる引き出しなど、収納がとにかく充実している。旅籠屋の間取りは全国共通。ほかの旅籠屋でもほとんど同じ部屋になっているそうだ。

廊下にも窓があり、その前には机も置かれている。日記をつけたりなど、ちょっとしたデスクワークもできる。
ちなみに室内は土足禁止。入口にあるマットの上で靴を脱ぐ。スリッパはないので、裸足か自分で持参するかフロントで安いものを購入するようになっている。
ハンドタオルとバスタオル以外のアメニティはなく、ハブラシやパジャマは各自で持参する。ハブラシと髭剃りはラウンジに言えば無料でもらえる。スリッパは使い捨て100円。寝間着レンタルは200円。湯沸しポットもレンタルで100円(ラウンジには無料のポット設置あり)

浴室。トイレは別になっているセパレートタイプなので、子供と一緒に湯船に浸かったり、湯船の外で体も洗える。清潔でとても使いやすい。
ただ、浴室内に洗面台があり、ドライヤーも壁に固定されている。入浴後の洗面や歯磨きを考えると、あまりバスタブ外の床は濡らしたくないと思ってしまう。

旅籠屋の廊下。外廊下に面して窓がついた客室が並んでいる。まさにアメリカのモーテルスタイルそのもの。
建物は2階建てで客室は14室で、とても小さなホテルだ。1階には飲み物の自販機、コインランドリー、喫煙コーナーがある。部屋はすべて禁煙なので、喫煙者はここにあるベンチで一息している。道路を挟んで目の前がコンビニなので、簡単な夕食やお酒のつまみがすぐに手に入るのはとてもありがたい。

明るいラウンジで無料の朝食

ホテルのフロントがあるラウンジ。このラウンジも全国共通のつくりで、暖炉を模した広く明るい空間になっている。ソファーが置かれていて、周辺の施設のパンフレットや旅行誌が置かれているので、ここで無料のコーヒーを飲みながら旅のプランを考えるのもよさそうだ。スタッフも付近の観光施設について、親切に教えてくれる。

ラウンジには無料のコーヒー、紅茶が置かれている。朝にはさらには無料のパンとジュースなどがサービスで準備される。

旅籠屋の朝食。無料の朝食ということであまり期待していなかったが、全然十分。クロワッサンやロールパンなどの小さなパンが4種類ほどあるだけだが、結構おいしかった。1人3～4個くらいは頂いても、ほかの客には迷惑はかからなさそうだ。逆に言えば、遠慮なくパンをとる客がいなければ、十分な朝食を無料で頂ける。パンが足りなかったり、気に入らなければ、すぐそこにコンビニがあるので、朝食には全く困らない。これからの朝の活力をたっぷり頂けた。もちろん、朝食は部屋に持ち帰って食べる事も出来る。
小さな宿で、良い意味でサービスの提供がないのが旅籠屋だった。必要最低限の設備はきちんと揃っていて、とてもリーズナブル。それだけに自由な旅のプランやスタイルで気兼ねなく利用できる宿だ。
どんどん全国に展開中の旅籠屋。また機会があれば、どこかで使いそうだ。まさに子連れ家族の強い味方。そんなホテルだった。