ぱんぢゅう【夕張老舗小倉屋】

ぱんぢゅうは大判焼きや回転焼きに似たお菓子。三重県伊勢市が発祥の地とされており、他に栃木県足利市、北海道小樽市の名産品となっています。北海道のぱんじゅうは小樽が発祥で有名ですが、実は、札幌のもいわぱんじゅうと、夕張の小倉屋も老舗として名物になっています。そんな老舗のひとつ、小倉屋のぱんじゅうを今回紹介します。

夕張の小さなお店が人気のぱんぢゅうの老舗

見た目はたこ焼き屋か小さな昭和っぽい食堂と思える店構え。夕張といえば夕張メロンが有名ですが、じつは大規模な炭鉱町とした町。閉山とともに多くの人が去り、当時の姿を多く残した町並みは昭和時代にタイムスリップしたかのようです。どことなくそんな昭和レトロを感じさせる小倉屋ですが、創業は約70年前というからかなりの老舗です。

パンか饅頭か?素朴ながらも美味しい炭鉱の町のお菓子

ぱんじゅうは、たこ焼きよりもやや大きめの窪みがある鉄板で焼き上げます。たこ焼きの具のように餡を中に入れて焼きますが、ひっくり返さないので出来上がりは半球状で穴から溢れた生地の部分が土台か蓋のようになっています。
ぱんじゅうという変わった名前の由来は、パンのように焼いたまんじゅうという説や、パンにも饅頭にもにたお菓子という説があるそうです。

かりっと鉄板で焼き上げられた表面の中はもちもちの生地。たっぷりつまったあんは甘さ控えめ。それでも生地の甘味と相まって、とっても美味しいのです。昭和の懐かしい味。多くの人がこのぱんじゅうをここで食べていたのでしょうね。近くには、当時のままの鉱山社宅がそのまま残り、わずかに人が住んでいて少し時代に取り残された寂しい町並みがあります。そんな町が賑やかだった頃から変わらない小倉屋のぱんじゅうの味。ここ夕張で頂くと、何となくノスタルジーを感じる一品でした。

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小倉屋ぱんじゅう夕張店

住所: 北海道夕張市若菜10
電話: 0123-56-5752
時間: 10:00~17:00
定休日: 不定休
席数: 8席 (テーブル席2)
アクセス: 道東自動車道夕張ICより約15分
駐車場: なし

【投稿時最終訪問 2018年3月】

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