南光自然観察村【お花見と川遊びキャンプ】

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「南光自然観察村」は全天候、オールシーズン楽しめるキャンプ場。リーズナブルながらも充実した施設と広々としたサイトが自慢のキャンプ場です。さらには場内に流れる千種川では水遊びができ、フィンランド式サウナや浴室も完備。桜の季節には場内の河川敷が一面の桜に覆われ、お花見キャンプが楽しめます。まだ寒さの残る桜の時期も、エアコン完備のコテージで快適なお花見キャンプを楽しんできました。なお、桜の時期は平地より3~5日ほど遅く、例年3月末~4月上旬となっています。

桜並木のあるお花見が気持ちよいキャンプ場

オールシーズン楽しめるキャンプ場ですが、ベストシーズンのひとつが春の桜の季節。キャンプ場の前を流れる千種川の河川敷には桜並木があり、桜の時期には花見キャンプを満喫できます。特にオートキャンプサイトやコテージは桜に近いので、春にはオススメです。

管理棟。管理人が常駐しており、トイレや炊事場、お風呂など様々な施設が管理棟を中心に集約されています。

管理棟の前にはテーブルベンチがあります。春にはここから眺める桜が見事で、キャンプ場内の絶好お花見スポットのひとつとなります。

キャンプ中に是非とも立ち寄りたいのが、キャンプ場前を流れる千種川の河川敷。清流沿いに桜がずらりとならぶスポットでその美しは言葉を失うほどです。

キャンプ場に隣接した河川敷は、キャンプ場内のプライベートお花見スポット。ベンチもいくつかあり、レジャーシートを敷くこともできるので、サイトで美味しいものをつくって、ここでお花見ピクニックを楽しむこともできます。

リーズナブルながらも広々区画で施設充実のキャンプ場

オートテントサイトは24区画あり、1区画の広さは10m×10m。これだけの広さがありながら利用料は電源有19サイトが2,500円、電源無5サイトが2,000円と、とてもリーズナブルです。

あこがれのツリーハウス ( 5 棟 )もあります。ただし、ツリーハウス内での宿泊はできず、サイト内やツリー下のデッキに必ずテントを張る必要があります。子供の遊び場やリビング、緊急避難場所としての利用です。

子供たちが芝生の上で寝転がったりかけっこもできるふれあい広場。大木の周囲には鉄柱が立てられており、ハンモックを持参したりレンタルしてゆっくりとくつろげます。

その後ろは観察棟つきのサイトが5つあります。ツリーハウス同様、小屋の中での宿泊は禁止されています。小屋の中の小窓から訪れる野鳥を観察したりできるのでしょうか?早朝にはこの付近を野生のリスが走り回っていました。

キャンプ場中央付近にあるフリーテントサイト。フリーサイトという名前も37の区画に分けられており、1区画はなんと10m×10mもあります。とてもゆったりとできる上に料金は1区画1000円~と、超良心的な設定になっています。

サイトには常設のティピーテントもあります。利用は冬期のみと、冬にキャンプを楽しむための目玉施設のひとつです。

ティピーテントの中では焚火が可能で、冬も暖かく、ワイルドにキャンプを楽しめます。テント中心には囲炉裏のようなスペースに焚火台が置かれています。関西のキャンプ場では珍しく、10年に一度の大雪があってもクローズしない、スノーキャンプができる場所です。

駐車場すぐの場所にあるフリーテントサイト。こちらも1区画10m×10mでフリーサイトで、荷物の運搬はサイトの前まで車で運べます。自然の雰囲気は少し少なくなりますが、利便性を取るならオススメです。

管理棟横にある炊事場はとても広く、屋根もしっかりしていてとても使いやすい施設です。バーベキュー網専用の洗い場もあり、一部お湯が出るようになっています。雨天や冬のキャンプの大きな味方です。

薪割り場があり、レンタルで焚火をするのはもちろん、自前で焚火の道具を持ってきても便利な場所です。今話題のキンドリングクラッカーがいくつも置かれていて、自由に使えます。薪を輪の中に入れて、ラックに置かれているハンマーで叩くと初心者でも簡単に薪が割れるアイテム。子供にも人気で楽しく薪割ができます。

キャンプ場内にはバーベキュー棟が3箇所もあります。大きな屋根があるので雨が降っても心配なくお肉を焼けます。利用は無料ですが先着順。席数は多いので、よほどのことがなければ使いたい時に使えると思います。

炊事棟横には荷物運搬用の一輪車があります。車が乗り入れできないフリー区画サイトへの荷物の運搬もさほど距離もないので問題ありません。

エアコン完備もリーズナブルで清潔なコテージBに宿泊

宿泊したのはコテージB(定員4人・2棟)

南光自然観察村のコテージは全棟エアコン、洗面所、冷蔵庫、トイレが標準装備。コテージBは最低限の施設ですが、料金は4000円~ととてもリーズナブル。当初はキャンプの予定でしたが、料金もほとんど変わらずエアコン付きという魅力に魅せられてプランを変更しました。

大きな軒下の下には木製のテーブルとイスがあり、タープいらずです。通路側は人の往来がありますがが、川側には庭のようなスペースがあるので、テーブルやタープを出してバーベキューや焚き火など、自前の道具も楽しめます。

コテージ内部はとても広く、天井も高くウッディで心地よい空間。押入れにも荷物を保管することが出来るので、広々と使うことができます。清掃も行き届いており清潔です。訪問時はコロナ禍の時でしたが、清掃時にしっかりとスタッフの方がテーブルの上や窓やドアの取っ手を消毒液で拭き上げてくれており、とても好感が持てました。

備え付けの家具はダイニングテーブルのみなので、調理道具一式は持参が必要。調理の下ごしらえなどに屋内用のテーブルがひとつ持参すれば便利です。管理棟の横にあるので、炊事場や風呂、薪割場も隣の施設として使えます。

コテージに玄関は無く、キャンプ場通路側の窓から出入りするようになっています。室内用のスリッパを持ってくるととても便利です。また布団とシーツが備え付けられています。布団はとても清潔で、シーツもクリーニングされたものなので、気兼ねなく使えます。シュラフなどを持参しなくていいのはとても便利。2段ベットの柵は少し高くなっていて布団に入りにくいのがるがちょっと残念。

お湯は出ませんが、洗面台もあります。歯磨きや身支度などとても便利です。

トイレはウォッシュレット付き便座の他にと男性用の小便器もあります。ウッディで広々としたトイレは使いやすくなっています。

広い軒下ではバーベキューや焚き火台を使った焚き火もできます。目の前はコテージの庭のようになっており、備え付けの木のテーブルセットのほか、自前のテーブルやベンチも広げられます。庭スペースの向こう側はコテージ専用の駐車場で、荷物の運搬もすぐできます。さらにその向こうは見事な桜並木になっており、お花見BBQが楽しめます。

施設充実で快適な宿泊ができるその他のコテージ棟

コテージA (定員6人・14000円~)(1 棟)

こちらも広い軒下のコテージでキッチンが内部にあります。さらに快適に宿泊することが出来ます。そのほかにも単棟コテージ (定員7人・14000円~)(2 棟)には薪ストーブとキッチン、シャワーがあり、冬の宿泊が楽しいコテージです。

キャビン棟 (定員29人)(1棟)

設備はコテージBと同じですが、大人数が宿泊できます。

連棟コテージ(定員4人・6000円~)(8棟)

各部屋にはベランダのようなウッドデッキがあり、バーベキューができるようになっています。内部にはキッチン、シャワーといった快適施設があり、荷物を少なめに宿泊したいグループにはもってこいの宿泊棟です。コテージの横に駐車場があるのでとても便利です。

フリーキャンプサイトにある交流棟。シャワーとトイレがあり、フリーサイトを利用するキャンパーにとっては中核的な施設になります。

浴室やサウナも充実した冬でも夏でも快適な宿泊

管理棟横にある浴室棟には男女別の浴室があります。ウッディな建物で清潔にされており、キャンプ場のお風呂としてはとても満足なレベルです。

浴室は3人くらいならゆったりと入れる内湯がひとつあります。ステンレスの浴槽がどこか懐かしさを感じます。循環濾過されているのでお湯もきれい。朝8時まで入浴できるので、混雑していても夜に利用すれば入れそうです。キャンプ場の中でゆっくりと湯船に浸かれるのはとてもありがたく、特に寒い時期のキャンプには最高の施設です。

洗い場も3か所あり、湯量も十分で使いやすいシャワーです。コロナ対策でシャンプーなどは持参するようになっていましたが、それでも快適です。

交流棟にはシャワーもあります。混雑時やさっと汗を流したいときには便利です。

フィンランド式サウナも2棟あります。1時間1000円で利用可能(薪代金は別)です。人気急上昇中のサウナを気軽に楽しめます。冬でも体の芯まで温められますし、熱くなったらすぐ横を流れる千種川のじゃぶじゃぶ池に飛び込むのも気持ちがよさそうです(川に飛び込んだ後にサウナに戻ってよいかは注意書きを確認してください)

お花見や川遊びなどのアクティヴィティが楽しいキャンプ

キャンプ場の前には清流・千草川が流れています。本流に沿うようにキャンプ場の前には中洲と中洲を石で区切って支流をつくっており、安全に川遊びができます。流れが穏やかで深い場所も無く、夏には小さな子供が川遊びできるキャンプスポットです。

千種川のほとりには広い芝生の河原があります。水遊びをしながらここでゆっくりとくつろぐことができます。サイトの中で存分に川遊びが楽しめる夏に楽しいキャンプ場です。

広い河原には桜並木があります。キャンプサイトの中でお花見ができます。

付近は深い山に囲まれた自然が豊かな場所で、近くに見えるのは日本の里山の風景。山深くなく、人里にも近く、それでいて豊かな自然が残るキャンプをするにはとても良い場所です。

サウナの裏側は千種川の中州を堰き止めたじゃぶじゃぶ池になっています。サウナで大汗をかいた後に冷たい水の中に飛び込める場所です(サウナ利用の禁止事項になっているかは不明です)

じゃぶじゃぶ池のほとりは、テーブルベンチがある広場になっています。夏以外も川遊びが楽しめる場所なので、ここでゆっくりと自然に親しむことが出来ます。

浴室棟の裏には足洗い場があります。川で遊んだ後に足を洗うことができてとても便利です。

場内にはもうひとつ炊事場があり、こちらも屋根がある広くて使いやすい施設。フリーサイトの近くにあり、ここにはテント洗い場もあります。雨が降っても雪の中でも平気なキャンパーには嬉しい施設です。

薪割場にはピザ窯があります。1回100円で利用することが出来ます(要予約)。美味しいピザ焼きに挑戦してみるのもよさそうです。

どの季節でも、どんな天気でも、リーズナブルで快適に豊かな自然の中で季節折々の風景とアクティヴィティが楽しめるキャンプ場。アクセスも比較的良好で家族連れやソロでも気軽にキャンプが楽しめます。付近にはスーパーなどはありませんので、必要なものはチェックインまでにすべてそろえておくようにしましょう。(場内では自販機のみ、食材販売は要予約)

■清流千種川でデイキャンプと川遊びが楽しめる道の駅

南光自然観察村

場所:兵庫県佐用郡佐用町船越222
電話:0790-77-0160
交通:
休日:年末年始
期間:通年
チェックイン:14時(コテージは16時)
チェックアウト:13時(コテージは10時)
サイト数:67サイト(ツリーハウス5・観察棟5含む)
料金:入場料1人500円(幼児200円)、1区画1000円~2500円(ツリーハウス4500円~、コテージ4000円~)
付帯施設:浴室・シャワー(無料)、フィンランド式サウナ(1時間1000円)、wifi、ウォッシュレットトイレ、炊事場、薪割場、ピザ窯(要予約・100円)、キャンプファイヤー場(要予約)、ハンモック広場

【投稿時最終訪問 2022年4月上旬】

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