道の駅ウトナイ湖とウトナイ湖野生鳥獣保護センター

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北海道の太平洋側の工業都市・苫小牧。市内を流れる勇払川の河口近くには低湿地が広がり、沼が点在しています。その中の最大規模を誇るのが「ウトナイ湖」多くの野鳥が観測できるバードウォッチングのメッカでもあります。

そんなウトナイ湖の観光拠点となるのが「道の駅ウトナイ湖」です。国道36号線に面しており、移動途中の休憩はもちろん、ウトナイ湖を観光するための基地にもなります。

館内休憩コーナーはウトナイ湖を一望しながら休憩ができます。薪ストーブが気持ちよく燃える暖かい空間なので、冬でもゆっくりできます。道の駅で美味しいものを買ってここで頂くのもいいですね。

売店には日本野鳥の会オリジナル野鳥グッズやホッキ貝を使った食品類、ハスカップのお菓子・飲料などが売られています。道の駅限定の「ウトナイ湖白鳥まんじゅう」(100円)を購入しました。

ハスカップ入りの特製のまんじゅう。ハスカップを混ぜ混んだあんをたっぷり使用し、甘過ぎずさわやかな甘さがもちもちの生地によく合います。後に引かない食べ心地も良い逸品でした。

道の駅のすぐ後ろにウトナイ湖が広がっています。ウトナイ湖の水際まで立ち入ることができます。周囲9km、平均水深0.6mの淡水湖で、冬には全面凍結します。3月であること、この付近に勇払川が流れ込むこともあり、道の駅すぐ目の前は凍結はしていませんでした。

道の駅の敷地内には散策路があり、ウトナイ湖畔を歩くことができます。凛とした冷えた空気の中に、薪が燃えるいい香りが漂っています。
【ウトナイ湖散策の記事】

道の駅に隣接して「ウトナイ湖野生鳥獣保護センター」があります。ウトナイ湖のビジターセンターで、自然環境や野生鳥獣について多くの展示・解説がされています。

展示ホールでは、パネルでウトナイ湖にいる動物や植物が紹介されていてます。子供連れで楽しく自然について学ぶことができます。特にウトナイ湖に集まる野鳥に関する展示が充実しています。

ウッディな、館内と外を隔てるのは壁一面の窓ガラスのみ。外の森や湖にやってくる鳥の気配を感じながら、様々な展示から学んだり、ゆっくりとくつろいだりすることができます。

望遠鏡などが設置され、屋外から野鳥を観察もできるようになっています。外は寒いですが、暖かい屋内で鳥の様子を観察するかとができます。

吹き抜けの館内はとても広々としています。2階から鳥の目線になって俯瞰する展示もあり、ゆっくりと展示を見ることができます。

吹き抜け上部まで一面の窓。とにかく解放感があります。冬の北海道は寒くとも、暖かい館内にいながら、外の様子をダイレクトに眺めることができます。野鳥の観察基地にはとてもいい場所ですね。

ペレットを、使った薪ストーブが広い館内を快適に暖めてくれています。こういう本格的なストーブはなかなか本州では見ることができません。ごおおというの音を立てながら、力強く燃える火はとても落ち着きます。

小さな子供が遊べるキッズルームもあり、子連れの家族でも安心して訪問できます。


冬でも親子連れでも、しっかりと楽しめる道の駅ウトナイ湖。寒い北海道の自然や野鳥を暖かい場所で楽しめるスポットです。

ウトナイ湖の観光と宿泊情報

苫小牧のオススメの宿泊は、北海道でも有数の温泉地「登別温泉」です。車で1時間強の場所にありますが、豊富な湯量とたくさんの温泉宿は旅の疲れを癒してくれる上質な滞在を楽しめます。

【じゃらん】登別温泉の宿

道の駅ウトナイ湖

場所: 北海道苫小牧市字植苗156-30
電話: 0144-58-4137
施設: レストラン、直売所、売店、土産店、休憩室
営業時間: 9:00~18:00(3月~10月)
     9:00~17:00(11月~2月)
休館日: 年末年始(12/31~1/2)
駐車場: 93台
ロケーション: 湖畔

ウトナイ湖野生鳥獣保護センター

住所: 北海道苫小牧市字植苗156-26
電話:0144-58-2231
時間: 9:00~17:00
休み: 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合、火曜日)
   年末年始(12/29~1/3)
料金: 無料
交通: 新千歳空港より車で約20分
駐車場:80台(無料)

【投稿時最終訪問 2018年3月】

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