小林酒蔵北の錦記念館

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農業大国北海道。日本人の主食である米についても日本有数の収穫量を誇ります。そんな道産のお米のみで日本酒をつくり続ける酒蔵が栗山町にある「小林酒蔵」です。栗山町にある蔵元には「北の錦記念館」もあり、美味しい日本酒はもちろん、レトロな北海道の文化も満喫できる観光スポットになっています。

レトロな蔵元で美味しい地酒を試飲・購入

小樽の銀行をモデルに設計され、昭和19年に完成した小林酒造の旧本社事務所が「北の錦記念館」になっています。

北の錦記念館の1階は蔵元のお酒の直売所。様々な種類のお酒が所狭しと販売されています。品揃えが充実しすぎで、見ているだけでも楽しくなります。

お酒の販売の他に、館内には創業当時より使用され続けてきた徳利や酒杯、爛付け器など約5000点のお酒に関する道具が展示されています。

館内には充実した試飲がずらり。従業員の方が色々と丁寧に説明してくれ、飲み比べができます。運転手の友人には悪いですが、ここで北の地酒を色々と試飲させていただきました。寒い北海道ですが、建物の中は暖かく、冷酒で頂くと、美味しいのです。

日本ハムファイターズの栗山監督のブースが館内にあります。北海道の野球チームの監督というだけでなく、苗字が同じという縁でここ栗山町から観光大使を依頼され、現在ではこの栗山町に住まわれているそうです。

北の錦記念館で北海道レトロを堪能

北の錦記念館は2階にあります。1階にあるレトロな階段を使って2階に上がります。

階段室はとてもレトロな空間。重厚な空間も相まって、タイムスリップしたかのようです。明治時代に開拓された北海道にはレトロな洋風建造物がとても多くのこっており、見応えがあります。北海道文化の醍醐味のひとつですね。

2階には、部屋がいくつかあり、どの部屋にも時代を感じさせるレトロな品々がずらりと当時の様子を再現するように並べられています。

昭和の居間を思わせるレトロな家具や電化製品が一式残っています。本当にここには昔の道具が良い状態で多く残っており、見応えがあります。

応接間は終戦後にCHQが駐留し簡易裁判を行った当時の様子のまま保存展示されています。

レトロながらも品格のある応接室。まるでドラマのセットのようです。こんなところで戦後に裁判をされていたなんて、少し信じられませんね。

造り酒屋祝宴を再現したコーナー部屋。朱色でずらりとならぶ昔の婚礼用の食器や大きな金屏風など、とっても豪華絢爛。なんだか自分も宴席に招かれたような気になってしまいます。

はじめて見ましたが歴代総理大臣の「國酒」の揮毫内閣総理大臣には国のお酒という意味の「國酒」と揮毫する習慣があるそうで、造り酒屋によく飾られているそうです。

近年の総理大臣のものもずらり。字に個性が出ていてとても面白いです。そういえば麻生さん、総理時代に漢字を読み間違えることがありましたが、字は達筆ですね。

レンガ造りの造り酒蔵は美しい風景

明治に建てられた重厚なレンガ蔵で日本酒がねかせられています。まるでワイナリーのようですが、よくみれば壁こそレンガですが形は日本古来の倉そのもの。ここでねかされた日本酒は美味しいこと間違い無さそうです。

雪に埋もれたレンガ造りの造り酒屋。まさに北海道と言える雪とレトロの溶け合った風景。
美味しいお酒、北海道らしい造り酒屋、見応えのあるレトロ。無料で北海道らしさをいっぱい楽しめる北の錦記念館、近くを通ったら是非立ち寄りたいスポットです。また近くには有名な札幌ラーメン「大鵬」があります。あわせて立ち寄りたいですね!

栗山町の観光・宿泊情報

栗山町には宿泊施設が少ないので、やはり札幌まで出るのが一番宿の選択肢が多いです。札幌にはシティホテルが多いので、周辺地域で観光をして、夕食をとってから帰るのも十分に可能です。札幌もすすきのや大通り周辺の宿だと交通の便もよく、海鮮や北海道ラーメンなど北海道の美食を堪能できる店も多くあります。

【じゃらん】札幌中心・ススキノのホテル情報

北の錦記念館

場所: 北海道夕張郡栗山町錦3丁目109番地
電話: 0123-72-1001
営業時間: 4月~10月 10:00~17:00
     11月~3月 10:00~16:00
休業日: 無休(年末年始の休館あり)
入館料: 無料
交通: JR栗山駅より徒歩10分
   道央自動車道・岩見沢ICより約20分
駐車場: 20台 (無料)

【投稿時最終訪問 2018年3月】


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